【スペイン巡礼・裏ルール】巡礼者なら飲み放題つき1300円でこれだけ食べられる

2018.01.09 07:00 
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スペイン巡礼の道中のレストランには、巡礼者のみが食べることを許された特別メニューが存在します。10ユーロ(約1300円)でこんなに食べられるのです。

 

こんにちは。食べ放題でもとを取る自信が皆無になったアラサー旅人のカイです。

スペイン巡礼の途中で巡礼者に差し伸べられる様々な手助けの中で、一番ありがたいものの一つが巡礼者用ディナー。

10ユーロ程度でかなりお腹いっぱいになれるそのメニューをご紹介したいと思います。

 

スペイン巡礼者用の特別ディナーの存在

巡礼者用ディナーはどこで食べてもだいたい9〜10ユーロ程度。

巡礼路にある多くのレストランでMenu de Peregrino(巡礼者のメニュー)を提供しています。

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また、巡礼者用の宿(アルベルゲ)でも夜ご飯を提供をしているところもあるので、レストランに行かなくても巡礼者ディナーが食べられる場合もあります。

ちなみに寄付制のアルベルゲでは巡礼者ディナーも無料(要寄付)で提供してくれます。

 

スペイン巡礼者特別ディナーの内容

10ユーロ以下で食べられる巡礼者ディナーはレストランや宿によって多少の変化はありますが、ほとんどが以下の内容。

 

・パン
・メイン料理(肉orベジタリアン料理)
・サラダ
・スープ
・ワイン

 

がセットとなっています。

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たまに上記プラスでパスタやパエリヤなんかがついたりもします。

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基本的にお皿いっぱいに盛りに盛られているのが特徴です!

 

パンとワインはお代わり自由!

ワインは基本的に一人につきひと瓶(ひとツボ)ついてきます。

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お代わりしなくても満足な量ですが、欧米巡礼者はお代わりしているひとの姿もちらほら。パンも食べ放題で頼めばいくらでもでてくるのもすごい。

 

ある日の巡礼者特別ディナー

まずはワイン・パンと共にトマトソースパスタが出てきます。これだけでも普通にお腹いっぱいなのですが、

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続いて大きなチキンがポテトフライとともに登場。もちろん、ワインもパンはお代わり自由です。

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これで9.5ユーロ。

安い!! 疲れた身体にワインがしみます。大満足の巡礼者ディナーでした。

 

スペインの一般的なレストランと比較してみた

巡礼者ディナーの中身を紹介しましたが、ここで検証したいのがこの内容で10ユーロは本当に安いのかということ。

そこで、筆者が道中に食べたものの金額と中身を比較して巡礼者ディナーがいかにお得かを証明したいと思います。

巡礼者ディナー10ユーロに対して、

 

・パブでのワイン一杯:2〜5ユーロ

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・カフェの朝ごはん(スペインオムレツ+パン+コーヒー):3〜5ユーロ

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・ボカディージョ(スペイン風サンドウィッチ):4〜6ユーロ

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・食堂のパスタ単品:9〜15ユーロ

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パブで普通にワインを飲むと一杯で2〜5ユーロ。それに対し、巡礼者メニューは10ユーロ。

普通のレストランのワイン2杯分で、飲み放題つき豪華ディナーが食べられるのです。

物価が安いスペインといえど、スペイン巡礼者ディナー、お得ではないでしょうか…!

 

スペイン巡礼者特別ディナーの値段が良心的な理由

このようにかなりお得なスペイン巡礼者特別ディナー。

「なんでこんなにお得なんだろう」と疑問に思ったので、巡礼者ディナーを提供してくれるレストランで聞いてみることにしました。

 

カイ:「なんで巡礼者用ディナーはこんなにお得なんですか?」

店主:「それがわたしたちの義務だからさ。」

カイ:「義務、ですか。」

店主:「義務であり、喜びだね。巡礼者の手助けになることが、わたしたちカミーノに住んでいるものとしての昔からの務めなんだよ。ここで受けた施しで君たちが元気に想い(巡礼)を遂げることができたら、こんなに嬉しいことはないからね。」

カイ:「すてきですね」

店主:「昔からそうなのさ。」

カイ:「ありがとうございます。いただきます。」

店主:「こちらこそ。どうぞめしあがれ。」

 

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1000年続くスペイン巡礼の歴史の中で、何万という人々がその町、レストラン、アルベルゲ(宿)を通過していきました。

長い巡礼の歴史の中で、道の途中に町が成り、町あるところに宿ができ、スペイン巡礼者が人々から気持ちばかりの助けを施してもらってきました。

巡礼者ディナーは、脈々と受け継がれてきたカミーノの歴史と巡礼者たちを見守ってきた人たちの思いの積み重ねでもあるのです。

 

歴史が紡いだスペイン巡礼者特別ディナー

カミーノの途中では、巡礼者ディナーだけではなく、物理的・精神的に多方面から巡礼者を鼓舞し激励してくれる風土があり、そういったサポートに幾度となく助けられました。

巡礼者が滞りなくサンティアゴまで到着できるようサポートするのが巡礼者を受け入れる町や人々の義務と思ってくれる人が多く、そうした思いのもと巡礼者のためのディナーも提供されています。

 

ただ安いだけじゃない。巡礼者ディナーには、カミーノの歴史と人々の想いのつまったスペシャルディナーとも言えるでしょう。

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ディナーでいつの間にか増えていくアミーゴ(友達)

一日20キロ以上、30日以上歩き続ける巡礼では、日に何度も会ったり、数日おきに同じ宿になったりと、だんだんと顔見知りが増えてきます。

写真は筆者のベストカミーノフレンズたち。

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そんな顔見知りの巡礼者とより深く知り合いたいならば巡礼ディナーをともにしてみましょう。

ワインで乾杯して、歩き疲れた身体に栄養を補給しながら、仕事や家族のこと、巡礼する理由などをざっくばらんに話し合えば、すぐにアミーゴ。

 

日中は歩く事に集中している巡礼者たちが唯一くつろいだ気分になれるのがディナータイム。

同じ道を歩いてきたひとと同じ飯を食べながらワインを注ぎあう。巡礼の夜独特の空気が、親密度をより高めてくれること間違いなしです。

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もちろん、飲み過ぎは注意ですけどね!

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ただ安いだけじゃなかったスペイン巡礼者特別ディナー

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お得で美味しいスペイン巡礼者特別ディナー。

ディナーを食べた回数だけ、思い出深い会話が生まれ、忘れがたい出会いがありました。

ただお得だからというだけでなく、一つ一つのディナーが、一つ一つの思い出として心の中に残っています。

これからスペイン巡礼に行く方も是非、カミーノの歴史を噛み締めながら、巡礼ディナーを仲間と囲んでディープな思い出を作ってほしいなと思います。

以上、スペインよりカイでした。

 

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カイリカコ

カイリカコ

1989年千葉県生まれ。B型っぽいO型よりのA型。ガジェット系雑誌・Webサイトの広告マンを2年半務めたあと退職し、かねてより計画していた世界放浪をスタート。「そよかぜのように旅をする」をモットーに、世界のどこかをそよりと放浪中。▶︎Blog(そよかぜ旅日記)▶︎Instagram(@soyotabi_rkk)

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