世界からゲイのおっさんが集うスペインのショッピングモールに行ってきた【Yumbo Center】

2017.11.23 07:00 
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スペインのグランカナリア島に存在するショッピングモール「ジャンボセンター」は、知るゲイぞ知る人気スポット。この場所の凄さをゲイの利用者の立場から紹介します。

 

世界のゲイカルチャーを紹介する連載始めます

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初めまして、あば擦れパンダです。LGBTのGです。(アジア人でクマのような風貌のゲイをパンダと言います)

連載ライターとして世界新聞に参加することになりました。

今後ともよろしくお願いします。

 

>> 連載「世界のゴリゴリゲイカルチャー」のアーカイブ

>> LGBTにかんする記事一覧

 

ゲイからしたらそうじゃないねん感

最近LGBTという言葉ををよく聞きます。よくわからない人もいると思います。

そのせいか、ユーチューブなどで「ハッテン場行ってみた」みたいなレポートもよく見ます。

でもゲイからしたら「なんかちがう」と思うことが多々あります。

 

また、たまにゲイバーがディープスポットみたいな扱いになっていますが、ゲイからしたらただの飲み屋です。

(ゲイにとってもディープなゲイスポットはもちろん存在しますが)

ゲイスポットというのは、思っている以上に普通でもあり、ディープでもあります。

 

そこへ嬉々として行くゲイもいれば、緊張しながら行くゲイもいます。

そのへんのメンタルは旅そのものです。ゲイは日常で旅してますからね。

 

これから、多くの人にとって恐らく未知な世界をお見せすることになります。あまり興味がない人もいると思います。

それでも「ふーんすごいね」くらいに聞き流してもらえるなら本望です。

(世のゲイを代弁しているわけではないので、そのへんは理解していただけると嬉しいです)

 

では本題へ。

 

西ヨーロッパでゲイバカンスといえば、グランカナリア島

グランカナリア島の夜の様子

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新宿二丁目やカストロ通りなどは、もはや世界的に有名なゲイエリアだと思います。

しかし世界には「ゲイの間では超有名」みたいなスポットがまだまだあります。

(アメリカのプロビンスタウンフォートロダーデールなど)

ゲイの旅行者に特化していたり、ゲイコミュニティーが強力だったりと、理由は様々です。

とりあえずゲイにとって居心地がいい場所と言えます。

 

西ヨーロッパで特に有名なのはスペインのグランカナリア島でしょう。

グランカナリア島の「ジャンボセンター」といえば、知るゲイぞ知るホットスポットなのです。

 

グラン・カナリア島(西: Gran Canaria)は、北大西洋のカナリア諸島を構成する島。行政的にはスペインのカナリア諸島州に含まれる。島名は「犬の島」を意味する。Wikipedia「グラン・カナリア島」より。

 

世界各国からゲイが集う複合施設、ジャンボセンター

こちらはジャンボセンターの外観。正式名「Yumbo Centrum」。

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ジャンボセンターはドイツ、イギリス、北欧からの旅行者(※詳細)が特に多いです。

「Yumbo」という発音は国によって変わります(ジュンボ、ジャンボ、ユンボ、ヤンボ…等)。

覚えやすいので「ジャンボセンター」でいきます。

 

「Yumbo Centrum」改め、ジャンボセンター。

 

ジャンボセンターはグランカナリア島で最大のショッピングセンター兼レジャー施設。4階建て。2万平方メートルの敷地内に約200の店舗が存在する。参照:「yumbocentrum.com

 

ちなみにこちらはジャンボセンターの夜の一コマです。

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西ヨーロッパ中のゲイがバカンスを求めてやってくるのがこのジャンボセンター。

表向きはショッピングモールなので、ゲイ以外の旅行者もいます。

 

(補足)

グランカナリア島のプラヤ・デル・イングレスはゲイの旅行者とともに共存してきた。ローカルもゲイツーリズムを受け入れてきた。主なゲイエリアはジャンボセンターとその周辺である。毎年5月に開催されるマスパロマス・ゲイプライド(※ゲイパレード)の参加者は平均15万人。

参照:「Playa del Inglés」「yumbocentrum.com

 

前置きが長くなりましたが、とりあえず入ってみましょう。

 

ジャンボセンターに潜入

それでは行きます。

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ジャンボセンターの眺めはこんな感じです。

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階段を降りたり上がったり、構造が複雑です。

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階段を降りて向かった地上1階はこんな感じです。

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チャイニーズレストラン、

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ゲームセンター、

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バーガーキングと、一見ゲイとは関係ない施設にも見えます。

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しかしジャンボセンターの雰囲気は独特で、タイのナナプラザのような感じもちょっとあります。

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ただし、家族連れもいたりと、アブナイ雰囲気ではありません。

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怪しげな敷地内に、ゲイをメインに老若男女がぼちぼち集う。

この言い表せられない絶妙な感じがジャンボセンターなのです。

 

しかしやはりゲイバカンス臭は強め

フィンランドが誇るゲイアーティスト、トム・オブ・フィンランドの絵が描かれた看板。 

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装飾が過ぎる洋服屋。

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客層に特化したマネキン。

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ゲイ向けのお土産屋さん。

Photo 2-22-16, 10 16 19 PM

 

ゲイ向けでないお土産屋さんもこんな感じ。ちなみにこれらは男根を模した栓抜きです。

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こういった風景がいたるところで見られるので、心から落ち着けるわけです。

 

セックスショップのレベルは高め

ジャンボセンターではセックスショップをよく見かけます。

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24時間オープンの最先端な無人セックスショップもあります。

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ただしセックスショップと言っても、大人のおもちゃを売っているだけで、風俗店ではありません

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ちなみに上のセックスショップの場所はここ。逃げも隠れもしていません。

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目でも楽しめるゲイマッサージ広告

そんなセックスショップ(バーガーキング)の前には、このようなマッサージ広告の掲示板があります。

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「ジャン from パリ」は5ヶ国語対応。スペックが高いですね。

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ゲイ・タントリックマッサージ※詳細)。謳い文句は「セクシュアルエナジー、ボディ&ソウル、繊細なタッチ」

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彼はペディキュア(€20/2600円)からやってくれます。

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術者の写真を眺め、真昼間から「このアニキはアリかナシか」なんて考えるのもジャンボセンターの醍醐味なのです。

…ここまでで、すでにジャンボセンターの雰囲気がはある程度伝わったかと思います。

 

しかしここはゲイバカンスの聖地。本番は夜からなのです。

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夜に本領発揮するゲイの不夜城

ゲイバーがオープンしだす夜10時以降は、一気に人が増えます。

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ガチのドラァグクイーンをはじめ、とりあえずコスプレするおじさん、

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コスプレする女性、

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ショーの衣装に身を包む女性パフォーマー。

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…もうなんかぐっちゃぐちゃですが、とにかく盛り上がります。

 

ゲイ向けハプバーもある

ゲイバーの中には「cruising bar」というものもあります。(要するにハプバーみたいな感じです)

Photo 2-20-16, 11 34 08 PM

 

看板には「男性オンリー、ドレスコード無し、入場無料」とあります。

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「女・子供・女装」は入場不可。相撲部屋か。

Photo 2-20-16, 11 34 30 PM

 

ちなみにこれらのハプバーは風俗ではありません。

ゲイバーの奥に遊び部屋が広がっているといった造りで、ヨーロッパ都市部のゲイバーとしては珍しくない形態です。

ジャンボセンターに限らず、隠れているわけではないので、飲みだけのゲイバーとしても使えます

(場所や日にもよりますが、全裸やパンイチで飲めるゲイバーもあります)

 

ドラァグクイーンのショーは老若男女に人気

ショーの店の前はこんな感じ。

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客の中にはストレートの夫婦の姿も。

Photo 2-20-16, 11 32 01 PM

 

2階のドラァグクイーンショーも人気です。

Photo 2-20-16, 11 59 52 PM

 

クイーンの皆さんはだいたい英語も話せます。

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ドラァグクイーンショーはいたるところで見ることができました。

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動画はこちら。(ドラァグクイーンは大阪とかの方が面白い気がします)

 

…ここまで紹介しましたが、これでもまだ、ただの派手なゲイスポットです。

ジャンボセンターの真の価値はその「住み分け」にあるのです。

 

ジャンボセンターが聖地である本当の理由

ジャンボセンターのとある一角にて。

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俯瞰するとこんな感じ。

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よく見ると中年以上のゲイが圧倒的に多いんですね。

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そんな一角にある「Na Und」​というゲイバー

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ドイツ語で「だから何?」という意味です。

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客層の平均は60代。40代でもちょっと浮きます。

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店内のダンスフロアはおっさん率100%

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仮にそのおっさんがみんな美しい女性だとしたら、(男性には)少しばかり言いたいことが伝わるでしょうか。

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好きな人にとっては、邪魔されずに見たいものだけ見られる、この上なく心地の良い空間なのです。

Photo 2-21-16, 12 40 13 AM

 

そういったゲイのニーズに答えたゲイバーが、ジャンボセンターにはいくつも存在するのです。

 

ジャンボセンター最強説

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そもそもゲイにとって、ゲイスポットならどこでも楽しめるわけではありません。

若者同士でつるみたいゲイ、おじ(い)さんとつるみたいゲイ、デブが好きなゲイ、華奢が好きなゲイ、

ゲイの中でも好きなタイプは分かれます

 

(こちらは若者同士でつるみたいゲイが行くゲイバー。雰囲気が全然違います)

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…仮に、

「おじ(い)さんとつるみたいゲイ」が「若者同士でつるみたいゲイ」のスポットに行ったところで、たぶん何も楽しめません

むしろストレートの人のほうが楽しめる可能性すらあります。(若いゲイが集うゲイスポットにはストレートの女子も来がちです)

それに対し「なんで女子おんねん」みたいな、一部のゲイの本音が聞こえることもあります。

本当に居心地のいいゲイスポットは、一朝一夕で見つかるものではないのです。

 

(こちらはおじ(い)さんやデブとつるみたいゲイが行くゲイバー。店名は「熊の洞穴(Barehohle)」)

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関連記事 >> 客がJKなら確実にインスタ映えするスペインの熊系ゲイバーに行ってきた

 

このように、ジャンボセンターには、だいたいのゲイにとって心地いい居場所が見つかる場所なのです。

 

誰も損せず、みんな各々で楽しいんですね。

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愛されるべきディープスポット

最後に、ジャンボセンターがゲイに愛される理由を2つにまとめてみました。

 

ジャンボセンターがゲイに人気の理由

1 そもそもがゴリゴリのゲイスポットであること。

2 ゲイ同士の住み分けができている。

 

1 そもそもがゴリゴリのゲイスポットであること

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ややオーバーにゲイ丸出しな雰囲気は、ぶっちゃけ心地が良かったです。

「ゲイ=だから何?」といった感じで、批判や疑問の対象にならない環境です。

無駄な気を使わなくて良いというのは誰にとっても心地良いのではと思います。

 

ここで出会った、武蔵丸みたいなシリア人の医者のおじさんはこう言っていました。

ここに来れば、病気が治るからな(笑)

 

(彼の場合、ゲイという病気にかかったとシリアで思われてしまっているそうです。もちろんゲイと病気は別次元の話なのですが。※詳細

 

2 ゲイ同士の住み分けができている

Photo 2-21-16, 12 40 13 AM

 

つまり、自分から好きと思えて、かつ周りの人にも好かれやすい居心地の良い空間を選べるということです。

また、互いに興味のないゲイ同士の不毛な遭遇も避けられます。

要は、ガッカリが少ないのです。

地元ではゲイバーでさえ肩身の狭いゲイも、受け入れられているという気分になりやすいのではないですかね。

 

ここには何回も来たという、ウディ・アレンみたいなドイツ在住イスラエル人のおじいさんはこう言っていました。

ジャッジメンタルな感じじゃなくて、マジで楽。

 

そんな環境で飲む酒がいかに美味いことか。

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以上のことが、ジャンボセンターがゲイに愛されるディープスポットである所以と思うわけです。

ゲイにとっては、いい具合に当然で、程よくディープな場所なのです。

 

ジャンボセンターまでのアクセス

 

住所:Av. Estados Unidos, 54, 35100 Maspalomas, Las Palmas, Spanien

アクセス:グランカナリア空港からタクシーで約30分。ジャンボセンター周辺に宿泊地多数あり。

※日本からグランカナリア空港までの直行便はありません。ドイツやスペインなどのヨーロッパ経由でのフライトとなります(スペインの都市からのフライトは約2時間半)

 

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LGBTのGです。趣味は海外の熊系ゲイスポット巡り。クラブでは踊らずに狩るタイプ。狩りたいタイプはオヤジ全般。(そろそろ狩るか…♠︎)

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