オーストラリアの牛肉解体工場に就職してみた

2017.08.12 07:00 
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abattoirsaustralia
韓国人5人とオーストラリアで仕事探し中の僕たち6人、今度は牛肉解体工場で働くことになりました。

 

僕たち6人、迷走兄弟

アンニョンハセヨ!極貧バックパッカー改め「オーストラリア出稼人」の植竹智裕(うえたけともひろ)です。

現在ストロベリーファームで出会った韓国人5人と共同生活中(オーストラリアですけど)。

最近日本語のボキャブラリーがパッと出てこなくなりました(歳のせいかもしれない)。

 

僕たち6人「迷走兄弟」の道中の記録はこちら

韓国人5人とオーストラリアで仕事探し中の僕、シトラス農園でほめられる

韓国人5人とオーストラリアで仕事探し中の僕、家を手に入れる


韓国人5人とオーストラリアで仕事探し中の僕、184km先のトマトをつむ

韓国人5人とオーストラリアで仕事探し中の僕、つかの間の幸せを見つける

韓国人5人とオーストラリアで仕事探し中の僕、情報通おじさんに出会う

元同僚の韓国人5人と僕、まだオーストラリアで職探し中@マンダベラ

元同僚の韓国人5人と僕、オーストラリアで職探しの旅を始める

 

牛肉解体工場の仕事をゲット

さて、

レンマークという街でシトラスを積んで今までになく安定した生活を約1ヶ月続けていましたが、再び迷走を始めました。

現在はNaracoorte(ナラコート、ナラコーアテ)という街で暮らしています。

 

ファームのスーパーバイザーには連絡をして緊急退職の許可を貰ったものの、まるで夜逃げのようなペースで引っ越し

月曜日の夜中に出発して朝には工場で一人ずつ簡単な面接と、健康診断・体力テスト。

体力に自信はありませんでしたが、どうにか6人揃って働ける事に。

 

研修開始

最初の3、4日はトレーニングルームで座学。 業務内容や器具の紹介、安全に関する啓蒙などを学びました。
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全て英語なので頭フル回転です。
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中でも労災予防の啓蒙CMは、ベルトコンベアに巻き込まれて腕を失った人のストーリー、パン屋で誤って指を切断した女性のストーリー、レストランで熱湯を浴びて全身大火傷を負った女性のストーリー・・・

と、かなりグロテスクでした。

これからどんな危険な仕事が待っているのか完全に怖気づく僕(笑)

 

最初の仕事は肉体労働

僕ともう一人は一足先に座学の後、現場で働き始める事に。
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製品化された冷凍牛肉の段ボール(めちゃくちゃ重たい)を出荷先毎に選り分けるロードアウトという作業です。

「直接肉を見なくて済んでよかった」

そんな事を考えたのも束の間、よくよく考えたら体力に自信の無い僕にとっては地獄のような重労働じゃないですか!

 

ベルトコンベアからは容赦なく段ボールが流れて来て、振り分ける番号も50種類以上。

どこに何番の段ボールを積むのか記憶もしなければならず、更に休む間も無く重い段ボールを担いだり積んだりの作業です。
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3日で医務室行き

腕力無しの僕、高いところに段ボールを積む際、右脚で押し上げてどうにか初日を乗り切ったのですが、2日目にして右脚を痛め、引きずりながら歩く状態に。

3日目には膝が曲がらず階段すら登れなくなったのでスーパーバイザーに相談して医務室へ行きました。

サロンパスと鎮痛剤を処方して貰って再び仕事に戻り、足を引っ張りながらの作業。

 

気を遣って貰ったものの

次の日からはスーパーバイザーの配慮で荷物を担いで往来する距離が少なく、種類も少ないポジションを手伝う事に。

また、積み終わった段ボールの番号に間違いが無いかスキャンして、ラッピングする作業もやらせて貰いました。

これなら足を使わずになんとかできそう……

そう思ったのも束の間、最後の最後にさせられたのは、トラックに段ボールを積んでいく作業でした。

自分の背丈より高い8段目まで積まなければならず必死です。

足の力も入らず絶体絶命だったものの、奇声を発しながら勢いをつけたら何とかなりました。

人間、何でもやればできる物ですね。

 

キルフロア(屠殺場)に異動

このロードアウトという作業、実は最初から数日限定での配属でした。

数日後、スーパーバイザーに呼び出されて、新たに配属されたのはスローターフロア(通称キルフロア)、つまり屠殺場です。
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僕、何をやらされるんでしょう?どうなっちゃうんでしょう?

待ち受けていたのは期待を裏切らない(?)仕事でした。

>>オーストラリア・ワーホリ連載の過去記事はこちら

 


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植竹 智裕
1986年、東京都多摩市生まれ。会社を辞めて早5年、世界一周・旅行記出版を夢に俳優業など手を出しつつゆるやかに資金を貯めてきた植竹、ついに日本を飛び出し世界から色々な体験記をお届します! 帰国後のお仕事のご相談もお待ちしております!旅のオフショットはインスタで。ブログTwitter

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