オーストラリアでファームジョブを辞めて友達を追いかけた僕が得たものは、予期せぬ旅と新たな「家族」でした。
アンニョンハセヨ!極貧バックパッカー改め「オーストラリア出稼人」の植竹智裕(うえたけともひろ)です。
約8ヶ月暮らしてメルボルンを離れ、カブルチャーという街(厳密には更に田舎のWamuranという街)でイチゴを摘んで暮らしていましたが、先日勢い余って辞めました。
(オーストラリアのワーホリ生活2年目突入。2016年3月〜今までの全記録はこちら)
まずは前回までのおさらい。
・来週からは忙しくなると毎週言われ続けるも仕事が無い・短時間な日が続く。
・日本人がめきめき増える。
・仲のいい韓国人5人組が出て行ってしまう。
という事で、ストロベリーファームを辞める事にした僕。ついて行ける範囲で韓国人の友達5人組について行く事にしました。
こうして辿り着いたのがサンシャインコーストですが、残念ながら仕事も住む場所も微妙な感じでした。果たしてこのまま友達とは引き裂かれてしまうのでしょうか?
とりあえず一泊だけホステルに泊まった翌日。彼らは韓国人コミュニティのツテを通じて北のマンダベラという場所に行く事にしたようです。
「もはやここでお別れか」と思いきや、なんと5人分でいっぱいだった荷物を詰め直して僕と僕の荷物分のスペースも準備してくれたのです。
毎回ながら驚かされるテキパキとしたチームワーク。
基本的に会話は全部韓国語なので、チェックアウト直前までこの先どうなるか分からなかったのですが、当然のように自分の分の荷物まで積み始めてくれたのにはちょっと感激しました。
それにしても、5人でもいっぱいだった車は一人増えた事で更にぎゅうぎゅうになり、膝の上にボストンバッグを山積みにして300キロ以上走らなければなりません。
「さすがに迷惑ではないだろうか……本当について行っていいのか」尋ねてみると「もう家族じゃん」と言ってくれました。
ストロベリーファーム時代もたまに食事中にそう言ってご飯を勧めてくれましたが、ここでも驚きの結束力を見せられました。そしてなんという温かさ。
サンシャインコーストからマンダベラまでは約270キロ。
そしてそこからは車内で日本語・韓国語・英語でマンダベラの住む場所を調べ、無事にキャラバンパークに落ち着きました。キャラバンパークとは、キャラバンカーが並んでいて、そこに寝泊まりできる宿泊施設です(また別の機会にご紹介する予定)。
さて、マンダベラではどんな農作物が有名なのでしょうか? 5月はマンダリンがシーズンで、7月頃からはブルーベリーのシーズンだそうです。
こうしてようやく住む場所もシーズン中の果物も見つけましたが……全てがうまくいったわけではありませんでした。
この先も韓国人5人・日本人1人の異色兄弟の迷走はまだまだ続きます。
(オーストラリアのワーホリ生活2年目突入。2016年3月〜今までの全記録はこちら)
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