スペイン最高峰の施設が5つも集う、バレンシアの芸術科学都市。1日では絶対に回りきれませんが、特に気になった科学博物館を中心に紹介します。
こんにちは。世界新聞(勝手に)科学担当のなんとかなる。の2号です。
スペインには「芸術科学都市」と呼ばれる場所があるらしい。そこあるのは芸術なのか、科学なのか、はたまた都市なのか。確かめるべくバレンシアへ行ってきました。
芸術科学都市
アクセス:芸術科学都市はバレンシア旧市街よりバスで約15分ほどの場所にあります。15/25/35/95番バス Professor López Piñeroで下車後すぐ。
実を言うと、芸術科学都市とは劇場、科学館、水族館などの施設が集まった巨大複合施設なんですが、実際に来て見てみると、それはそれは巨大な建築物が5つ!バレンシアの中に小さな都市があると言っても良いのかもしれません。
レミスフェリック(左)とソフィア王妃芸術宮殿(右)
芸術科学都市は次の施設から成り立っている。
・ソフィア王妃芸術宮殿(El Palau de les Arts Reina Sofía) — オペラハウス、および劇場(パフォーミングアーツ・センター)
・レミスフェリック(L'Hemisfèric) — 13,000平方mの広さのIMAXシアター、プラネタリウム、レザリアム
・ルンブラクレ(L'Umbracle) — 散策路、バレンシア固有の植物種の植えられた庭園、オノ・ヨーコらの彫刻のある彫刻庭園
・フェリペ王子科学博物館(El Museu de les Ciències Príncipe Felipe) — 科学博物館、40,000平方mの広さでインタラクティブな展示を行う
・オセアノグラフィック(L'Oceanogràfic) — ヨーロッパ最大の水族館。この部分のみフェリックス・キャンデラの設計で、100,000平方mの敷地に野外型の飼育・展示施設があり、500種以上の大小の海洋生物がいる
バレンシア州が造ったこれらの施設はいずれもヨーロッパ最大級の規模を誇り、多くの観光客を集めている。
参照:Wikipedia「芸術科学都市」
5つの施設の中でも特に気になった「科学博物館」と「水族館」に行ってきました!
2階と3階が主な展示物エリアです。エントランスも現代っぽい感じでした。
アポトーシス。生物内にある細胞は、決まった時期に決まった場所で”死”を迎えるようにプログラムされているらしいです!なんか…すごい。
他には、奇形動物(頭2つ、体1つなど)のはく製/ホルマリン漬け、脳みそのホルマリン漬け…などなど。色んな動物が生々しく漬けられていましたよ。
おそらく見たい人は一定数いると思いますので、興味のある方は実際に行って見てください。
1階ではなかなか見れないものが見れました。ヒヨコ誕生の”瞬間”です!ヒヨコは見たことがあっても、その誕生の瞬間はそうそう生で見られませんよね…ここではそれが沢山見られるのです!
たくさんのヒヨコが生まれてきます。
本当に生まれたばかり。自分で卵と繋がっている緒を必死にもがいて切ります。めちゃくちゃ応援したくなる!周りの大人たちも釘づけでした。
昔のイケメン発明家 テスラさんは電気分野で活躍した科学者で、単位の名前にもなるほどの功労者です。
ニコラ・テスラ(Nikola Tesla)は、19世紀中期から20世紀中期の電気技師、発明家。エジソンのライバルだった。
交流電流、ラジオやラジコン(無線トランスミッター)、蛍光灯、空中放電実験で有名なテスラコイルなどの多数の発明、また無線送電システム(世界システム)を提唱したことでも知られる。
磁束密度の単位「テスラ」にその名を残す。
参照:Wikipedia「ニコラ・テスラ」
発明品の模型や、テスラさんの紹介など。ちょっとマニアックすぎて、ニヤニヤしてしまいました…
この巨大な施設は1日で見きれませんでした。欧州最大級の水族館らしいです。規模で言うと大阪の海遊館と同じかそれ以上。
魚だけではなく、水辺の生物も居ます。ただ鳥がいる周辺はめっちゃ臭いので注意!私は入って5分でギブアップでした。
ソフィア王妃芸術宮殿(劇場)とルンブラクレ(植物園)は時間の都合で行けませんでした…。
ここは芸術と科学の小さな都市。敷地内には公園などもあるので、建物内に入らずとも、ゆっくり建物を見ながら散策しながら過ごす事もできます。
以上、バレンシアの芸術科学都市レポートでした!
料金:博物館、IMAXシアター、水族館の3つに入れるチケットは36.9ユーロ/人。 公式HPより予約することも可能です。
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