海外には安価で参加できるボランティアが存在します。旧ソ連国家のキルギスでボランティアに参加し、食事やホームステイ付きで1ヶ月滞在できた体験を紹介します!
こんにちは! 自称マジシャンせがわーるどです。大学で勉強しているロシア語を使い旧ソ連諸国を周っていました。
今回は、新連載「せがわーるどが行く!〜旧ソ連だけ巡る旅〜」の公式スタート第一回目として、キルギスでボランティアに参加した時の体験を紹介します!
キルギスは、中央アジアに位置する旧ソビエト連邦の共和制国家である。首都はビシュケク。参照:Wikipedia「キルギス」
旧ソ連の一部だった為、キルギス語よりもロシア語が話されています。基本的に山しか無い……自然がきれいな国です!(笑)
そんなキルギスの首都ビシュケクからバスで6時間ほど離れた同国第4の都市・カラコルの児童養護施設でボランティアをしていました。街自体とても小さく、みんな知り合い、そんなアットホームな場所でした。
今回の児童養護施設のボランティアは、NGO NICEという団体を仲介して申し込みました。
NGO NICEは約100か国でボランティアを提供しています。興味ある分野、国、期間を選び、自分に合ったボランティアに巡り合えます。
僕はロシア語を使って子どもに携わりたかったため、安価でもあるキルギスで今回のボランティアを選びました。
NGO NICEでボランティアを見つけたら、参加希望動機(日本語と英語)などの必要事項を埋めて送信。あとは受け入れ許可が出るのを待つだけです。
料金は期間などにもよります。僕の場合、1か月のボランティア活動&ホームステイ代&朝昼晩3食ついて、総額65000円でした。 (NICEに払うお金36000円、現地のNGO団体に払うお金250ユーロ)
どのボランティアも、1か月なら大体このぐらいの値段です。結構リーズナブルなお値段ではないでしょうか?
僕がキルギスでお世話になっていたのはLeader shipという団体です。コンセプトは「若者が現実問題に取り組み、未来のリーダーを担えるように育む」といったものでした。
そのため、ボランティア参加者は現地の中学生くらいの子どもたちが多かったです。どこの孤児院でどんな取り組みをするかをボランティア参加者自身で考えます。
そんな「Leader ship」のプログラムに沿って僕もボランティアをお手伝いをするといった具合でした。
僕が参加したときはクリスマス前だったため、一軒一軒孤児院を訪問しました。子どもたちが欲しいものを聞いたり、服や靴をプレゼントする為のサイズ計測をしていました。
クリスマス当日にはお遊戯会を開いて、一人ずつにプレゼントを配りました。サンタさんの格好をして歌を歌ったりプレゼントあげたりと、みんな笑顔であふれていました。なんとも微笑ましい光景でした。
孤児院に行かない日(週2くらい)は、「Leadership」でボランティアに一緒に参加している子に日本語を教えたりしていました。興味深々に僕の授業を聞いてくれて、やり甲斐がありました(笑)ひらがなの形にみんな苦戦中。
単語カードを作ったりと事前準備があり、僕の方が大変だったくらいです(笑)
ボランティアだけではなく、ホームステイでも素晴らしい体験をする事ができました。毎日キルギスの家庭料理を食べる事ができるのです!もう本当に楽しみでした。遊牧民スタイルで手で食べることが多かったです。
夜は、ステイ先の子供たちと映画鑑賞したり(キルギスの人もアメリカの映画ばかり見ていました)
休日になると田舎や観光に連れて行ってもらったりと、キルギスの現地の人になじんだ生活を送れました。ステイ先の人がわざわざ車をチャーターして連れて行ってくれた名も知らぬ秘境。
旧ソ連のキルギスで現地の人に溶け込んだ生活というのは、旅行だけではなかなか体験することはないと思います。ちょっと珍しい長期滞在の手段として、今回はボランティアを紹介させていただきました!
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