世界最高峰のパンダ研究施設、中国の「成都パンダ基地」に行ってきた!

2016.10.12 07:00 
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パンダの故郷と言われる中国四川省。中でも成都市の成都パンダ基地にはパンダ100頭以上が暮らし、そこままさにパンダの楽園。笹を食べるパンダに赤ちゃんパンダ、さらにはカンフーパンダのモデルパンダまで…パンダ好きには堪らない施設に潜入してきました。

 

成都パンダ基地こと、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地

こんにちは!自然を求めて世界を旅しているBack to the Natureのおだやんです!

今回は、中国四川省の中心・成都市の最大の見所のひとつ「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」(通称:成都パンダ基地)に潜入してきました。
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成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(成都大熊猫繁育研究基地)

 

絶滅の危機にあったジャイアントパンダを保護し、人工繁殖させるために1987年に設立され、以降数多くの人工繁殖に成功。成都パンダ基地は、日本をはじめとする世界各国の動物園にも多くのパンダを送っていることで有名。なお、中国の成都は、人工飼育と野生のパンダの両方が揃う、世界で唯一の特大都市。(参照:成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地

アクセス:成都市内から路線バスを乗り継ぎ、パンダ基地の前にある「熊猫基地」のバス停で下車。バス料金は一人約4元/60円。所要時間は40分。
入場料:大人一人58元/930円。  
 開園時間:午前8:00〜17:30 年中無休

 

成都パンダ基地でパンダを見るなら、絶対に朝イチがオススメ

朝8時の開園時間に行くとすでに大勢の観光客で混雑していました。
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チケット売り場では並んでいても割り込まれたり押し合いになったりするので、気合いと根性で窓口に進んで大きな声でチケットを買いましょう。

 

施設に入るとまずカンフーパンダがお出迎えしてくれます。なんと実は、カンフーパンダのモデルとなったパンダは成都パンダ基地にいるのだそうです(この日は残念ながら見られませんでした)
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カンフーパンダの像はとにかく大人気。この写真を撮るのにも、周囲に負けない気合いと根性が必要です。

 

成都パンダ基地内では両側を笹に囲まれた道を進みます。まるで自分がパンダになった気分がしてきます。
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パンダの柵の前。日本の動物園と違って、パンダが暮らす柵の中は広大で、パンダがどこから出てくるか分かりません。観光客の誰かがパンダを見つけるまで、ぐるぐる回ってパンダを探します。
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実はパンダは、暑さが苦手。朝9時のエサやりタイムが終わると、パンダたちはぐったりと寝てしまったり涼しい建物内に隠れてしまったりするそうです。

成都パンダ基地でパンダが活発に動き回る様子や笹を食べる姿を見るなら、8時の開園に合わせて行くことをオススメします。

 

観客が悶絶するパンダのお食事タイム

探すこと15分、ようやくパンダを発見!
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のそのそと自由気ままに歩き回る様子にさっそく悶えてしまいます。

 

パンダとお客さんの距離は3m〜5mほど。
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ちなみに、成都パンダ基地でパンダを最前列で見るには、パンダを見る観客の中に入り込むよりも、パンダが次に移動する場所を先読みして待っていた方が、体力を使わず安心して一番前で見られます。

 

9時近くになると、パンダのエサとなる笹の束が飼育員によって柵の中に置かれていきます。するとさっきまで動き回っていたパンダが笹の近くに集まってきました。
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笹の前にちょこんと座る姿も、何とも言えない可愛さがあります。

 

そして笹をムシャムシャと食べ始めました。「パンダの中に人間が入っているのでは?」と思ってしまうくらい、器用に手を使って食べます。
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こっちのパンダは一気に頬張るタイプ。パンダそれぞれに食べ方の個性があるようです。
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寝転びながら食べるパンダも。
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パンダたちは表情も豊かで愛嬌があります。
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「何か用ですか?」と言わんばかりの顔で見つめられると、柵を飛び越えて抱きしめに行きたくなるほど悶絶します。

 

じゃれ合うパンダが見られる、成都パンダ基地ならではの光景

この成都パンダ基地がすごいのは、何と言っても同じ柵の中に複数のパンダが暮らしていること。
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そのため、食事タイムの後になるとパンダ同士のじゃれ合う姿も見られます。
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パンチを繰り出したり噛んだりと団子状態になってもみ合うパンダたちの姿に、観客から悶絶する声が聞こえてきます。

 

パンダのお昼寝タイム

笹をお腹いっぱい食べてじゃれ合った後にパンダがやることといえば、ひたすら寝ることです。
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人間以上に人間らしいあくび。あくびの度に観客から歓声が上がります。
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ひたすらだらける姿はまるで休みの日のお父さんみたいです。

 

成都パンダ基地には、生まれたばかりの赤ちゃんパンダも…

成都パンダ基地には生後間もないパンダを見学できる「育幼室」という建物があります。そこで出会ったのは、なんと生まれたばかりの赤ちゃんパンダ!
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体長わずか15センチほど。生まれて1ヶ月くらいだそうです。

 

さらに生まれて間もない赤ちゃんパンダもいました。手のひらサイズのパンダの赤ちゃんはネズミと同じくらいのサイズ。生まれたばかりのパンダがこれほどまでに小さいことに、観客の誰もが驚いていました。
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タオルからはみ出た可愛い尻尾に、失神寸前です。
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パンダ好きは迷わず中国の成都パンダ基地へ

エサを食べる様子から赤ちゃんまで…パンダを見ているだけで半日以上かかるほど見所盛りだくさんのパンダ基地でした。

成都パンダ基地内にはパンダの他にも、レッサーパンダゾーンや大きな池があり、レストランや売店、お土産売り場も充実していて1日いても飽きない場所になっています。

中国の成都パンダ基地は、子どもだけでなく大人も楽しめる、パンダ好きのためのパンダの楽園そのものでした。

 


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おだやん

おだやん

1987年生まれ。大学時代に北米最高峰マッキンリーの単独登頂、野生のヤギを食料に10日間の無人島生活に挑戦するなど様々なサバイバルに挑戦。卒業後、NHKでディレクターを4年間経験したのち、2016年5月より妻・ちょくとともに世界一周の旅を開始。旅のテーマは「絶景&自然&動物」一眼レフで映像を撮影中。▶︎ブログ ▶︎Facebook

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