4日で見つけたメルボルンの仕事と7月の収支報告[オーストラリア・ワーキングホリデー]

2016.08.09 07:00 
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最低自給約17ドル(約1400円)と夢のようなオーストラリアの労働環境。しかし、大都市メルボルンで豊かな暮らしを夢見ていた僕が目の当たりにしたのは、都会の仕事の落とし穴でした…。

 

近況報告:再会ラッシュで出費の連続!

こんにちは!極貧バックパッカー改め「オーストラリア出稼人」の植竹智裕(うえたけともひろ)です(最近はポケモンマスターも目指しています)。
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(連載「オーストラリアのワーホリは稼げるのか?​」バックナンバーはこちら

 

オーストラリア南部のレンマークでの農民生活を終え、大都会メルボルンに引っ越して来ました。レンマークでの生活は恋しいですが、ここにも当時一緒に暮らしていた仲間が何人も働いていて、毎週末一緒に飲み歩けるのが唯一の救いです。
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当然飲み歩いていればお金(福沢諭吉ならぬエリザベス女王)がポンポン飛んでいきますが、オーストラリア出稼人と自称する以上は出費してばかりではいられません…ということで、今回はオーストラリアの都市部での仕事探しの実情をご紹介します。

 

メルボルンでの仕事をネットで探す場合

インターネットを使って求人広告を検索するのが一番楽な方法です。メルボルンの仕事探しで有名なのは以下の3つのサイト。どれもクラシファイド、ジョブなどの求人の広告があります。

 

1 メルボルン/オーストラリア発 DENGON NET
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2 日豪プレス
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3 Gumtree(英語サイト)
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ただし、ワーキングホリデービザ以外の長期労働ビザを持っている人に向けた求人広告や、美容師・日本語教師など資格や英語力・実務経験が求められる場合が多いので、実際の選択肢はごくわずか。しかも応募倍率もかなり高そうです。

 

仕事探しの基本はレジュメ(履歴書)配り

こちらで仕事を探す場合、多くの日本人が実践しているのがレジュメ(履歴書)配りです。日本の履歴書は手書きが主流ですが、こちらではWordを使うのが主流で、顔写真も要りません。つまり一度作ってしまえば何枚でも複製可能!就活時代、履歴書を何度も書き損じた苦い思い出のある僕にはありがたい文化です。
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あとはこれを持って街中で気になった店にどんどん配っていくだけ!

 

……とは言っても、言語も違う国で知らない店に「雇ってください」と言って周るのって結構勇気が要るものです(僕は苦手です)。僕がまず飛び込んだのは日本語で求人のポスターを出していたジャパニーズレストランですが…
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その場で簡単な面接をして頂いて、幸いにも翌日には採用の連絡を頂きました!

 

都会の仕事って意外とグレー

さて、こうしてメルボルン到着から4日目で仕事を見つけて2週目から仕事にありつけたのはラッキーなのですが、ちょっと気がかりなのが時給…。オーストラリアの最低時給は17.3ドル前後らしいですが、実際街中のアジア系飲食店のバイト時給は11~13ドルが相場なのだそう。

僕の場合はまかないが2食付いて時給12ドル(能力に応じて昇給あり)との事です。

 

グレーな「キャッシュジョブ」と正規の「ローカルジョブ」

給料手渡しで記録が残らない為、事業主は税金や労働者の年金を払わなくてもいいのだそう(本当は違法のはずですが)。法定最低時給を下回る給料のお店があちこちにある現状に対して、政府も取り締まりなどをする様子はありません。こうしたジョブを「キャッシュジョブ」と呼ぶようです。

それに対して、最低時給を守って年金などを負担してくれる正規の仕事は「ローカルジョブ」と呼ばれるそうですが、英語力が必要・他の国の人やオーストラリア人全員がライバルなので見つけるにはなかなか労力を使いそうです。

 

今後の予定

政府黙認の低賃金労働。個人的にはあまり腑に落ちないのですが、まずは働かなければどうにもならないので、しばらくは様子を見つつ、慣れてきたら掛け持ちをしたり、他の仕事にもチャレンジしてみたいと思います…。

 

7月の収支報告

ファームでの収入(8日間);942ドル
タックスリターン(確定申告での税金還付);1593ドル

合計:2535ドル(約205335円)
支出:1817.25(約147198円)
利益:約58137円

 

オーストラリアの経済政策に救われた(多分)

メルボルンまでの移動費や再会ラッシュ、遊ぶ場所の増加などが重なって過去最大の支出です…かなりピンチ。

せめてもの救いはタックスリターンで所得税が返って来た事でしょうか。本当は6ヶ月以上の滞在者でないと還付されないそうなのですが、周りに3ヶ月しか滞在していないのに還付を受けた人も居たので試しに申請してみたら返って来ました。

聞いた話によると、6ヶ月以上滞在する「見込み」があればOKなんだとか。政府黙認の低賃金労働といい、タックスリターンの曖昧さ、以前お伝えした所得税32%に大幅増税案など……素人目から見てもオーストラリアの経済政策は割といい加減(よく言えば見直しの余地あり)だと思います。笑


(連載「オーストラリアのワーホリは稼げるのか?​」バックナンバーはこちら

 


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植竹 智裕
1986年、東京都多摩市生まれ。会社を辞めて早5年、世界一周・旅行記出版を夢に俳優業など手を出しつつゆるやかに資金を貯めてきた植竹、ついに日本を飛び出し世界から色々な体験記をお届します! 帰国後のお仕事のご相談もお待ちしております!旅のオフショットはインスタで。ブログTwitter

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