「韓国のマチュピチュ」と呼ばれる釜山の甘川洞文化村(カムチョンドンムナマウル)。待っていたのは様々なアートでカラフルに生まれ変わった集落でした。
こんにちは!極貧バックパッカーの植竹智裕(うえたけともひろ)です。今回は韓国・釜山にあり、「韓国のマチュピチュ」と呼ばれる甘川洞文化村(カムチョンドンムナマウル)をご紹介します。
「もともと朝鮮戦争時に北朝鮮から逃れて来た避難民が造った集落で、路地が迷路のように入り組んでいる為、釜山の(韓国の)マチュピチュと呼ばれる。2009年から始まったマチュピチュプロジェクトでアートを織り交ぜた街おこしを行い、文化村と呼ばれるようになった(プサンナビより引用)
釜山都市鉄道1号線の土城(トソン)駅前から2-2番(写真の上から3番目)のマイクロバスに乗り、「カムチョンムナマウル」停留所で下車(所要約20分)。
現れたのは丘の斜面に張り付くように並び、カラフルにペイントされた住宅街でした。
インターネット上ではマチュピチュやギリシャのサントリーニと比喩されています。正直なところ、どちらに似ているとも思いませんが、イタリアのチンクエ・テッレ(写真)にはちょっと似ている気もします。ちょっとだけね。
Photo by Laurent Castellani
早速、街中を歩いてみましたが、カラフルな建物だけではなく、至る所にちょっと奇怪な(?)モダンアートが飾られていました。人の顔をした鳥。
ひとつひとつも魚の形をしています。まるでスイミー。
丘の中腹にあるコミュニティセンター。ここは銭湯を再利用した建物のようです。受付でうたた寝するおばちゃんのオブジェ。
2階にも浴槽につかるおじいちゃんのオブジェの他、モダンなアート作品が展示されていました。
プサンナビによると、アートショップで2000ウォン(約180円)で買える地図にスタンプカードが付いていて、全部揃えるとゴールのコミュニティセンターでポストカードに交換してくれるとの事。知らずに行ったのでコミュニティセンターのスタンプだけ記念に押してきました。
カラフルな街並みやモダンアートも楽しめましたが、僕にとって一番印象的だったのは日が沈んだ直後です。鮮やかな色合いは失われますが、家屋の灯りがひとつ、またひとつと灯っていく様子は、不思議な懐かしさと暖かみを感じてしまうノスタルジックな光景でした。
日帰りで行ける「韓国のマチュピチュ」、釜山を訪れた際は是非足を伸ばしてみてください。
世界新聞の最新情報をゲット
RANKING