キューバの国歌が誕生した街、バヤモ。毎週土曜日に道路封鎖して開催される地元の祭り(フィエスタ)に参加してきました!
キューバ国歌が生まれた街「バヤモ」
お酒と音楽とおねーさん、そしてお祭り好きなナシオです。今回はキューバ東部に位置するBayamo(バヤモ)の街の伝統的なお祭りの様子をお伝えしたいと思います。
バヤモはキューバ東部に位置する街で、キューバの国歌「La Bayamesa(ラ・バヤメサ)」が生まれた街であります。
街の中心に位置する公園にはラ・バヤメサを作ったペルチョ・フィゲデロの銅像と楽譜、そして歌詞が刻まれた記念碑があります。
キューバ・バヤモへのアクセス
バヤモへは以前紹介したバラコアからバスでおよそ8時間(ビアスール社・23CUC)で到着しました。首都ハバナからだと15時間ほど(ビアスール社・運賃不明)で行けるそうです。
バヤモは、騒がしく人の多い首都ハバナやキューバ第二の都市サンティアゴ・デ・クーバなどと違って、のんびりした雰囲気のある地方都市です。
バヤモで泊まった民泊(カーサ・パルティクラル)の部屋にはラブホテルかと思うほどにド派手な真紅のベッドが(笑)
こんな部屋を毎日綺麗に掃除してくれるこの家のお母さんと話していると、面白い情報を手に入れる事が出来ました。
バヤモのお母さん:「バヤモの街は大昔から毎週土曜日がフィエスタ(お祭り)なのよ!土曜日の夜をバヤモで過ごしてからここを離れなさいよ!」
僕:「ま、毎週ですか⁈」
「これは面白そうだ…!」と移動日ををずらして土曜日のフィエスタを見に行く事にしました!
毎週土曜日開催!バヤモのフィエスタが始まる
夜8時からフィエスタが始まると聞いたので、8時少し前にバヤモの中心の公園へ出かけました。
そして8時。何が始まるのか…と期待しましたが、
未だサウンドチェック中。公園脇の道路を封鎖して何かのイベントがあるようですね…。
日本人の感覚で、時間丁度に始まる事を期待してましたが、ここキューバはラテンの国だと言う事を忘れていました(笑)
キューバ人たち大爆笑
しかし、しばらくするとどんどん人が集まって来ました!
ピエロの格好をした芸人が、子供と一緒に場を盛り上げています。
何を言っているのか理解できませんでしたが、観客のキューバ人達は時折大笑いしたりしてかなり楽しんでいる様子でした。
道路封鎖されたバヤモのレストランで一服
小腹が減ったので、公園の周りに出ていた露店の1つでちょっと買い食いしてみる事にしました。
こちらは魚のカクテル(Coctel de pescado)、白身の魚がオーロラソースの様なもので和えられた物です。
これがまた美味いのなんの!
しかもお値段わずか5ペソ(25円)! あまりの美味しさに2杯も食べてしまいました(笑)
いつもは交通が激しい路上が…
少しお腹も落ち着いて来たので、辺りを散策してみると思いがけない光景に出くわしました。
普段は排気ガスをまき散らす車やバイクの往来がある通りが一面レストランになってるではありませんか!
後ろを振り返ってもレストラン!!
豚の丸焼きに…
魚の塩焼き達!!
炭火で焼かれる豚や魚を見て、さっき魚のカクテルを何故2杯も食べてしまったのかと言う後悔ばかりが頭に浮かびました(笑)
綺麗に飾り付けられていたので最初に目に入って来た時は結婚式や誕生日の会場かと思ったのですが、毎週土曜日は近所のレストランがこのように路上に椅子やテーブルをセッティングしているそうです。
ちなみにそばにあった安い食堂も、この日は綺麗に飾り付けられていました(笑)
さすがキューバ!音楽ありきのフィエスタ!
美味しそうな食べ物だけでなく土曜のバヤモの街は音楽でも溢れていました。
遅い時間になると路上レストランにも歌手が登場してディナーショーに早変わり(笑)
音が流れれば踊らずには居られないのがキューバ人!
それにしても踊る人みんなが様になっていて格好良い!
街の商店街では「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」のようなキューバ音楽、「ソン」を奏でるバンドがいました。
さらに商店街を進んで行くとさらに大掛かりなバンドを発見!
よーく見てみるとバンドのセンター奥には手回しオルガンの姿が!
キューバ音楽に手回しオルガン?と少し違和感を感じるかもしれませんが、特にキューバ東部では伝統的な楽器なんだそうです。
手回しオルガンの音色はこんな感じ。
動画の最後の方でハットを被ったおじさんがキレのあるダンスを披露しているのですが、このおじさんをはじめとして地元キューバ人達は自由きままに楽しそうに踊っていたのが印象的でした。
うらやましすぎたキューバ・バヤモの土曜
バヤモの土曜のフィエスタは、対外的なツーリスティックなイベントではなく、この界隈に住むキューバ人が楽しむローカルなお祭りといった感じでした。
キューバ人の週末の過ごし方が垣間見えた良い時間でした。何より、週に一回必ずお祭りがあるなんて羨ましい!!
以上、土曜の夜に女子を連れ出したい毎日が日曜日のナシオがお伝えしました!
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