某・フランス料理レストランの星付きシェフとコラボした、フランスの最先端を行く巻き寿司を食べてきました!
フランスの本気の寿司
こんにちは、きっしーです。
フランスでは日本人のシェフたちがものすごく頑張っていますが、その中でも誰もが「あそこは本当においしい」というレストランは小林圭シェフの「Restaurant Kei」。
2011年に自分のレストランをオープンし、予約が取れないほどの人気を誇る星付きフランス料理のレストランになりました。
そんな彼が、なんと寿司チェーン「sushishop」のメニューを編みだしたのです。
いざ「sushishop」へ
sushishopはこちら。フランスに約90店舗あります。
sushishop自体は、フランスの大学を卒業してアメリカに渡り、そこでカリフォルニアロールに出会ったというオーナーが、1998年に創立した割と古い寿司チェーンです。
「COLLECTION KEI」という名で売り出しているのは全部で4種類。
小林圭が考えた寿司は以下の通り
1 牛スペシャル・ロール(GYU SPECIAL ROLL)6 個で 9.90 €
牛肉、アボカド、ニンジン、赤パプリカ、ルッコラ、コリアンダー、タマネギのフライ、トウガラシ、マヨネーズ、照り焼きソース2 グラブラックス・ロール(ROLL SAUMON GRAVLAX)6 個で9.90 €
サーモンマリネ、ニンジン、キュウリ、大根、ルッコラ、イノンド、ミント、サケの卵、クランブル、黒オリーブのペーストソース3 ガーデン巻き(MAKI DU JARDIN)6 個で4.90 €
ルッコラ、ニンジン、キュウリ、赤みそ、ラッカセイ、ゴマ、ライム、メープルシロップ、ゆずの皮、トウガラシ4 赤みそのキュウリのサラダ(SALADE CONCOMBRE MISO ROUGE)1 個4.50 €
キュウリ、赤みそ、ラッカセイ、ゴマ、ライム、メープルシロップ、ゆずの皮、トウガラシ
「Restaurant Kei」では、昼のメニューでも56€~158€、夜のメニューになると99€~198€なので、小林圭の料理を9.90ユーロで食べられると考えたら夢のよう!
店を持つ前には、パリのオテル・プラザ・アテネのレストラン「アラン・デュカス」で7年間修行したという小林シェフですから、フランスの食材を熟知しているはずです。
「日本料理」ではなく、星付きの「フランス料理」のシェフが考えたことにそそられます!
1本1000円の巻寿司、せっかくなので観察してみる
数日前からパンフレットをじっくり見ていたので、いざ本物を見るとやや見た目は劣りますが、きれいですね。
芸術的でパーフェクトな「Restaurant Kei」のお店で出されるものという感じではありませんが…
もっと観察してみる
肉はミディアムな焼け具合。少しだけあぶった焦げ目が付いています。
ではいただきます
…お、おいしい!
何というか、「ハーモニー」を感じるのです。人間の味覚の仕組みを知り尽くした計算された味というのでしょうか…。
まず、シャキシャキの野菜が爽やかに出迎えてくれる→次は甘味たっぷりのソースが掛かった牛肉が、思ったより柔らかく、無理のない歯ごたえもニクい!→最後にカリっとしたタマネギのフライ×マヨネーズのまろやかさを堪能→と思ったらピリっとしたトウガラシが締めてくれる
…と、お見事。
食材の選び方や組み合わせの仕方など、遊び方を教えてもらった気がしました。
やや小さいのでお腹いっぱいにはなりませんが、フランスにくるときはぜひ星付きのフランス料理のシェフの巻き寿司を食べてみてください!
きっしー
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