「青島ビール飲みに行ってみる?」ぐらいの軽いテンションで母娘で行った青島(チンタオ)旅行、今ではオカンが大絶賛しています。その理由とは……?
中国にいいイメージがなかったオカン
こんにちは!ヒマワリ侍です。
突然ですが、みなさんは「中国」にどのような印象を抱いていますか?メディアを通して中国を見ていると、政治とヒトは別と分かっていても、悪いことをされたわけでなくとも、あまりいいイメージを持てない人も多いのではないでしょうか?
私のオカン(母)も当初、中国に対してそれほどいいイメージを持っていませんでした。「嫌いじゃないけど、なんかねぇ……」。そんな感じだったのだと思います。あの時、青島に行くまでは……。
がめつさからあえて青島経由に
マイレージ消化のためにオカンと韓国へ行くことにした時のこと。ソウルへの直行便は山ほどありましたが、「直行便より得な気がする!」という理由で、あえて青島経由ソウル行きの航空券を予約しました。せっかく行くなら韓国だけでなく中国も!がめつい母娘は、そんな理由で青島に立ち寄ることに。
青島(チンタオ)は中国山東省に位置する港湾都市。日清戦争後、ドイツが99年間の租借地とし、ドイツ東洋艦隊の母港となる軍港が建設された。ドイツのモデル植民地として街並みや街路樹、上下水道などが整えられ、今なお残る西洋風の町並みや青島ビールなどドイツがこの町に与えた影響は大きい。(Wikipediaより引用)
中国初上陸のオカン。チャリをこいで空港を清掃するオッチャンに対しても興味津々。
オカンの中国へのイメージを覆した10のこと
今では「あの時に青島でトランジットできて楽しかったわぁ~」と言っています。オカンの印象を180度覆した青島の魅力とは?
1・ドイツ風建築(聖ミカエル大聖堂)
「一番有名っぽそうだからここへ行って」とガイドブックを指差してタクシーの運転手にお願いし、やってきた聖ミカエル大聖堂。想像以上の雰囲気でした。「えー!こんな場所が中国にもあるんだ!素敵~!」と、オカンのテンションもうなぎ上り。
場所はこの辺り。
2・おしゃれなカフェ
「うわー!いいところ~」と、オカンはここでもうっとり。ビールが安かったです(多分コーヒーよりも……)。これは飲むしかない!
3・ダイレクト干物
「ちょっと見て!あの干物!何あれ!売ってるの?何の目的なの?干してるの?」オカンは地面にダイレクトに置かれた干物に興味を持っていました。
4・闇両替
銀行で両替をしようにもけっこうな順番待ち……そんな時に現れたのが闇両替のオバチャン。銀行の中に入って手持ちの中国元をくずし、両替してくれました。「闇両替って怪しそうなイメージだったけど、なんかユルいね」とはオカンの談。
5・「釣魚島」ステッカー
楽しいことばっかりではありません……写真の右下の黄色いステッカーには釣魚島(尖閣諸島の中国での呼称)と書かれています。オカンは、日本との領土問題に関して実感を持ったようで「勉強になった」と。
6・親切すぎるおじさん
ガイドブックには、「聖ミカエル大聖堂から少し歩いたところに別の大聖堂がある」と書いてあったのですが、道が分かりづらく、何回も人に確認しながら歩きました。その中に、車で追いかけてきて「乗せてってやる」と言ってくれたおじさんもいました。
こちらの意図が伝わらなかったらしく、結局すっかり暗くなってライトアップされた聖ミカエル大聖堂に戻ってきてしまいました。別の大聖堂は観られませんでしたが、この中国人のおじさんの優しさにオカンは大変喜んでいました。
7・青島ビールが安い
やっぱり青島といえばビール!という訳で当初の目的だった青島ビールも スーパーでしこたま買い込みました。
8・本場の刀削麺
ビールを買いすぎて、残金がわずかになってしまった私たち親子。安そうな食堂に入って、2人で1杯の刀削麺を注文しました。「一杯のかけそば」状態です。昔、漫画「美味しんぼ」で読んで以来食べてみたかったというオカン、本場のお味にご満悦のようでした。
また、このお店はイスラム系の方が経営されていました。そんな異文化にも少し触れることができて、楽しかったようです。
9・かわいいお宿
こんなお店を発見しました。ピアノの鍵盤のような階段が女子心をくすぐります。
ユースホステル(宿泊施設)と書いてありますが、未来行きの郵便も扱っているようです。次は泊まってみたいなー。女子はいつまでも女子(アラサーでもオーバー50でも)。かわいいものが好きなのです!
予約はこちら
10・不思議モニュメント
いろいろ試行錯誤しながら母娘揃って写真撮影会を繰り広げました。
居酒屋感覚で行っても楽しめた
こんな感じで、オカンは中国に対して少しプラスな印象を持ったようです!日本にいると、中国の悪いところばかりがクローズアップされているように感じますが、それだけで「反中感情」を持ってしまうのはもったいない気がします。歴史、政治、経済、観光、あらゆる面で日本と密接なつながりを持った中国。日本から片道2~3時間、居酒屋へ行くノリで「週末お気軽青島旅」なんてどうでしょうか?
ヒマワリ侍
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