アフリカで広く食べられ、まるでソフトボール思わせるようなインパクト大の食べ物、その名は……ウガリ。「味の無いオカラ」と言われるそのお味は?
デスクです。9月13〜15日に行われたアジア最大級の旅の祭典『JATA旅博2013』にてウガリにトライしてきました。
珍しいタンザニア料理の店を発見。そして目に飛び込んできたのが……
ウガリ!?白いボールのようなものを指すのでしょうか。アフリカ料理といえばインジェラの恐怖が蘇りますが、トライしてみましょう!
店の奥では、陽気な女性が二人掛かりで「キャッキャ」とウガリを作っていました。恐る恐るウガリをオーダー。
これも珍しい。パラグアイ料理の店があります。千葉の松戸にあるユウキレストラン。
エンパナーダは南米でポピュラーなパイ。中身はpollo(鶏)carne(牛)などが一般的。写真はアルゼンチンで食べたエンパナーダ。手軽で、どこで食べてもハズさないので、旅中、デスクはかなりお世話になりました。
懐かしさのあまり購入してしまいました。アルゼンチンのものとはかなり見た目が違いますが、お店の人いわく「パラグアイのエンパナーダはこういうものなんだよ!」とのこと。
しっとりした皮の中には、鶏肉のミンチと卵が優しい優しいハーモニー。見た目とは裏腹に、かなりのヘルシー路線を行っています。何個でもいけちゃいそう。
では、いよいよウガリといきます。ウガリの存在感、半端ない……。
ウガリとは?
穀物の粉を湯で練り上げたもので、ケニアなどアフリカ東部や南部で主食として広く食されている。水分を含ませる度合いによって団子状から粥状のものまでさまざまなバリエーションがある。ザンビアではンシマ(nshima)、ウガンダではポショ(posho)などと呼ばれている。地域ごとに食べ方の違いもあり、一般的には小さくボール状にまとめて肉や野菜のスープにつけて食べたり、硬く作ったウガリにスープをかけてスプーンやナイフとフォークで食べることもある。味は「味のないおからのよう」と形容される。wikipediaより
味のないおから……それって、結構キツくないですか!?穀物の粉というのが何なのか気になります……。写真は現地タンザニアのウガリ
photo by cvickio
付け合わせの鶏シチュー。カレーと言っても遜色のないしろものですが、カレーほどスパイスは効いておらず、それでも味は濃いめのトマトベースが美味。
ほうれん草炒め。こちらもかなりしっかり味がついていて、不思議なことに日本の高菜そっくりじゃありませんか!
では、食べますよ。持った感じは、ういろうのようなモチモチ感です。
口の中で溶けていって、最後に鼻へ抜ける香ばしさは何だろう……。オカラなんかじゃない。もっと違う何か……。ウガリを特徴づける唯一の風味の正体は、トウモロコシでした。
ウガリはもともと、モロコシやトウジンビエといったアフリカ起源の穀物で作られていましたが、アメリカからのトウモロコシの渡来以降、トウモロコシを主な原料として調理されているとのことです。
photo by Allison Mickel
はっきり言ってウガリは結構イケます。ウガリを食べられるお店はあまりないようなので、いっそのこと作ってみては?作り方は、沸騰したお湯に少しづつコーンスターチを融いて、こねるだけです!
photo by valeriagatti7
文・写真:デスク
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