世界一美しい教会と言われるコロンビアのラスラハス教会ですが、夜はその様子が一変。内部へ潜入し奥へ進むと、そこにはさらなる驚きの光景が広がっていました…
奇跡が起きた場所に建つ「ラス・ラハス教会」
お酒と音楽とおねーさん、そしてRPGのような人生ををこよなく愛するナシオです。
今回はコロンビアにある有名な教会「Santuario de Las Lajas(ラス・ラハス教会)」を紹介します。
教会なんて星の数ほど存在しているこの世の中ですが、この「ラス・ラハス教会」が有名になったのはその立地の凄さでした…。
ペルーとの国境沿いにあるラス・ラハス教会
ラス・ラハス教会はIpiales(イピアレス)というペルーとの国境まで数キロの場所にある街のそばにありました。
イピアレスの街のバスターミナル付近から出る乗り合いタクシーで15分ほど(1人3000ペソ・およそ100円)で行く事が出来ます。
イピアレスの街からラス・ラハス教会に向かう途中、タクシーの運転手さんが「あれが教会だよ!」といったん車を止めてくれました。
運転手さんが指さす方向をよく見ると…
ありました!
崖に這うようにして建っているではありませんか!早く間近で見たい気持ちにさせてくれます。
タクシーをおり、徒歩で向かう
教会のそばでタクシーを降りて土産物屋さんが並ぶ参道を下って行くと…。
教会の頭が見えて来ました!
そしてそのまま参道を下って行くと教会の正面に到着しました。
繊細な装飾が美しい立派な教会です。
内部も明るく綺麗なものでした。
多くのコロンビア人が熱心にお祈りしていますが、このラス・ラハス教会はある奇跡が起きた事から病や怪我などを癒す聖地としても有名なんだそうです。
Amerindian Maria Muecesと娘のロサは、ある日、暴風雨に出くわし二人は大きな石垣(頁岩でできた物)の間に避難した。ロザは、聴覚障害者で言葉が不自由であった。 避難した石垣の壁にある影が映った時、ロザは、「女の人が私を呼んでいる」と指をさして初めて口をきいたという。その壁に映ったシルエットは、聖母マリアといわれ、聖母マリアが出現した場所と言い伝えられている。その後、この場所は、奇跡の治癒場としてポピュラーな巡拝地となった。Wikipediaより
世界一美しい教会を、世界一美しく眺める
そうした言い伝えからカトリック教徒の巡礼地でもあるラス・ラハス教会は「世界一美しい教会」であるとも言われています。
教会の付近には遊歩道が整備されていたので、どの角度から見たらその美しさが感じられるのか探りに行く事にしました。
まずは横から。
そしてお次は丘の上から。
そして遊歩道を降りたあたりから。
と、ここまではあまり変わり映えのしない景色なのでした。
が、さらに橋をくぐり抜け…
川沿いを走る遊歩道を進んで行くと…
個人的に気に入ったラス・ラハス教会のビューポイントを見つける事が出来ました。
断崖絶壁と川と緑の中にそびえ立つラス・ラハス教会!
しかしこんな場所での建設作業、とんでもなく大変かつ危険だっただろうなぁと元作業員目線で鑑賞していました。
ラス・ラハス教会の博物館エリアへ潜入
世界一美しい教会と噂のラス・ラハス教会ですが、何より面白かったのはその博物館でした…
教会の正面から右へ行ったところにあった博物館の入り口。
この地下へ降りていく感じが冒険心をくすぐります!
この時「ザッザッザッ…」と、ドラクエの階段を降りる効果音が聞こえたのは私だけでしょうか…
そして始まったドラクエ
階段を降りると地下室とは思えないほどの天井のあるスペースに辿り着きました。
この地下1階部分で博物館の入場料を払って先に進みます。(3000ペソ・およそ100円)
博物館には現在の教会が建てられる前の小さな祠だった時の写真などが展示されていました。
そして怪しげなライトアップがされた部屋を発見!
ラス・ラハス教会の模型を置いた部屋も怪しく光っています(笑)
このライト、紫やら緑やら青やらと時間をかけて変色していくので空想上の世界に放り込まれたような気分になってきました(笑)
さらに地下へ
そして地下2階へ降りる階段へ…
この先何が待っているのか…わくわくさせる階段です。
レアアイテムだらけの地下2階
地下2階は3部屋ほどの展示スペースが並んでいましたが、そこはドラクエで言えば宝箱に溢れたエリアのようでした…
それはあるショーケースを覗いた事から始まりました…
「これ、ドラクエでいう所の【まほうのほうい】じゃない?」
なんて思ってしまった事から、勇者になった気分で展示物に目を向ける事になりました。
ナシオは「ろうやのかぎ」を発見した!
ナシオは「ふしぎなつぼ」を発見した!
【へんじがない。ただのしかばねのようだ。】
などと、1人心の中で呟いていたのは室内のこのライトアップのせいに違いありません…
しかし決定的なドラクエ感を持つ場所は他にあったのでした…
礼拝堂で本領発揮
勇者気分で一通り博物館見学を終えて地上へ出る前、地下1階部分にある神々しい部屋を発見してしまいました。
入場時は鉄の柵が閉まっていた部屋なのですが、退場する頃には開いていて入ることが出来たのです。
人気のないその部屋に入って行くと…
十字架に磔になったイエス・キリストがある礼拝堂でした。
怪しげな照明はここでも色を変化させて不思議な世界観を見せてくれます。
何ともフォトジェニックな礼拝堂じゃないですか!
と、照明の力にまんまと翻弄された私はこう思い始めてしまいました…。
ここなら仲間を復活させる事が出来る!
もうドラクエ脳になってしまっている自分がそこには居たのでした(笑)
神父さんこそ居ないものの、この雰囲気なら【いきかえらせる】のコマンドが出てきてもおかしくない気がしませんか?(笑)
まぁ、1人旅なので誰も仲間のいないドラクエ1みたいなもんなんですが…。
こうして見ていると以前に紹介された、コロンビアの地下に存在する「塩の教会」とライトアップの仕方が似ているような気がします。
コロンビアではこうしたライトアップが流行っているのでしょうかね。
これらのさらに上を行く、夜のラス・ラハス教会
ドラクエ感の溢れるラス・ラハス教会の地下部分(基礎?)で目いっぱい楽しんだ私でしたが、日没後もこの教会は私を楽しませてくれました…
教会内部だけではなく、夜には教会そのものもライトアップされていたのでした!
この照明も内部の物と同じで色が変わっていくではありませんか!
でもなんか…
ちょっとやり過ぎではないですかね(笑)
崖に教会が建っている様子を眺めるのも良し、博物館内部のドラクエ感に浸るも良し、夜にライトアップされた教会を眺めても良し!と三拍子揃った?ラス・ラハス教会。
世界一美しいとの噂でしたが、個人的には世界一ドラクエ感のある教会と記憶に残る事になりました!
以上、勇者というより遊び人といった感が否めないナシオがお伝えしました!
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