地中海に面する、イスラエル・テルアビブのビーチより、ニュースが教えてくれない等身大のイスラエルを紹介します。
テルアビブより、イスラエルの連載をはじめます
こんにちは! テルアビブ在住ブロガーを名乗っています、がぅちゃんです。現在、イスラエルの首都テルアビブ(※)に住んでいます。
(※テルアビブをイスラエルの首都とするかどうかの見解には諸説あります)
イスラエルというと、日本人にとってはニュースでしか聞かない国…という感じだと思います。
正直、実際どうなってるか知っている人というのは、そう多くないと思います。僕自身、イスラエルに来て驚きの連続でした。(知らなさすぎた…!)
世界新聞にて、今回よりスタートする連載「ニュースが教えてくれないイスラエル」では、実際に住んでみて感じた等身大のイスラエルを紹介していく予定です。
「イスラエルこんな感じですよ」というメッセージとともにお伝えしていきます。
よろしくお願いします!
本題の前に…
イスラエルのテルアビブって?
イスラエルとテルアビブについて、簡単に概要を説明します。
イスラエルの地図
イスラエル国(イスラエルこく、ヘブライ語: מְדִינַת יִשְׂרָאֵל メディナット・イスラエル、アラビア語: دولة إسرائيل ダウラト・イスラーイール、英語: State of Israel [ˈɪzrɪəl, ˈɪzreɪəl])、通称イスラエルは、中東のパレスチナに位置する国家。
北にレバノン、北東にシリア、東にヨルダン、南にエジプトと接する。ガザ地区とヨルダン川西岸地区を支配するパレスチナ自治政府(パレスチナ国)とは南西および東で接する。地中海および紅海にも面している。
首都はエルサレムであると主張しているが、国際連合などはテルアビブをイスラエルの首都とみなしている。
Wikipedia「イスラエル」より。
イスラエルの人口は約9百万人で、東京都23区の人口より一回り少ない程度です。
テルアビブの地図
テルアビブ(ヘブライ語: תֵּל־אָבִיב, 英語: Tel Aviv)は、イスラエルの人口第2位の都市である(第1位はエルサレム)。テル・アヴィヴとも表記される。
基礎自治体(市)の名はテルアビブ・ヤッファ (תֵּל־אָבִיב-יָפוֹ, Tel Aviv-Yafo) であり、市名の中のヤッファとは1950年に合併した市である。イスラエルの経済・文化の中心地かつ中東有数の世界都市。
イスラエルはエルサレムが「首都」であると宣言しているが、国際社会はこれを認めておらず、各国がテルアビブに大使館や領事館を置くなど、テルアビブを事実上の首都とみなしている。
Wikipedia「テルアビブ」より。
イスラエルはエルサレムを首都としているようですが、外国人にとってはテルアビブが首都といった様子です。日本大使館もテルアビブにあります。
テルアビブは地中海に面しており、もはや海のリゾートの様相を呈しています。街は普通の先進国の都会といった感じですし、欧米人観光客にも人気の観光地です。
では本題へ!
休日にテルアビブのビーチを散歩
そんな雰囲気を紹介すべく、連載第一回目はテルアビブのビーチをのんびり散歩してみました。
主にエルサレム・ビーチ(Jerusalem Beach)と呼ばれるビーチエリア周辺を散歩しました。
ちなみに、テルアビブの地形は縦に長く西側が地中海に面しています。そのため、約5キロほどの海沿いの通りにはいくつもビーチがあります。ヒルトン・ビーチ(Hilton Beach)という有名なゲイビーチもあります。
余談: テルアビブのビーチで散歩したのは金曜の朝9時です。ただしイスラエルでは、日本より週末が1日早くやってくるので、金曜と土曜が休日になります。つまり、日本でいう「土曜の朝9時」にビーチを散歩をしています。
テルアビブのビーチの歩道
ビーチ沿いの歩道こんな感じです。道はキレイに舗装されていて、ヤシの木が並んでいます。今時のおしゃれなデザインです。
すぐ横の道路には車が通っています。日常的に海岸沿いをドライブできます。
ビーチに○○○?
ビーチ沿いの歩道を南下するように散歩してみます。さっそく何か見えてますね…
近づいてみます。
ん…カカオ? オレンジのカカオがそびえていますね。青空とビーチによく映えます。
テルアビブにはこのようなパブリックアートをよく見かけます。おかげでテルアビブのこのビーチエリアを「カカオのとこ」と覚えることもできました笑
テルアビブの生活が見える
テルアビブのビーチではジョギングする人たちの姿をよく見かけます。
おばちゃんたちはベンチで会話中。何か食べる準備をしているようでした。
ラビ(※)も歩いています。暑そうですね…。
ラビ(英語・ラテン語 rabbi, ドイツ語 Rabbi, ギリシア語 rhabbi, アラム語 rabbin(複数形), ヘブライ語 rabbi / セファルディ・ミズラヒ圏chakham, イディッシュ語 rebbe)とは、ユダヤ教に於いての宗教的指導者であり、学者でもあるような存在。 Wikipedia「ラビ」より。
余談ですが、「イスラエル=ユダヤ教徒 × エルサレムの嘆きの壁」みたいな僕のイメージは、テルアビブで崩れ去りました…笑
あと道路側は自転車も多いです。(画像が動きます)
こうして道路側のビルを眺めてみると結構な高さです。また、テルアビブでは常にどこかで建物の工事が行われています。需要が多いのかもしれません。
自由すぎるビーチ沿い
さらに歩みを進めていくと、何やら変な様子。(人倒れてるやん…?)
と思いきや、寝てるだけのようです。サイクリングの途中で疲れたのでしょうか、自由ですね。笑
ビーチではりきるおじさんたち
テルアビブのビーチ沿いには、このようにトレーニング機器がある筋トレエリアがあります。
鍛えてるのか鍛えてないのかはともかく、おじさんたちをビーチで眺めるのもまた一興。休日の朝ですからね。
テルアビブのビーチでおじさんも眺めたところで、いざ海に接近してみます!
テルアビブのビーチへ
道路側とは違い、ビーチの方はヤシの木が集団でモリモリ植えられています。
ただのヤシの木なのに海をバックにすると何だかハクがついたようにも見えます。文句なしのリゾート感。
テルアビブのビーチは清潔
テルアビブのビーチには、このようにゴミ箱が整備されています。
「リサイクリングセンター」と書かれた看板には「ゴミ」「紙」「パッケージ」とあります。
右の看板には「動物の入場禁止」と4ヶ国語(※)で書かれています。左にはビンの持ち込み禁止を伺わせるマークが記されています。
こういった簡易ゴミ箱もビーチのいたるところにありました。
ズーム…!
…こうして見ると、テルアビブのビーチがしっかり整備されていることが伺えます。
ビーチに入ってちょっと後悔
いざテルアビブのビーチへ足を踏み入れます…!
ワケあって長ズボンを履いていた自分を強く恨みました。ビーチはやっぱり半裸でインしたいですね。
ところで、テルアビブのビーチは砂がサラサラでびっくりしました。どれくらいサラサラかというと、もう本当に…サッラサラです。
砂浜に足を踏み入れるや否や、ふかふか雲に乗っかってるような気分が味わえました。
オフィスビルと間違えた格好でテルアビブのビーチに行くと、本当に本当に後悔します。
海:「地中海やで〜(ドヤ)」
ふざけているワケではなく、テルアビブの地中海がそう言ってるように僕は思いました。砂浜にはビルの影がうつり、都会と海が混ざっていて、なんだかユニークです。
振り向けば都会。
ちなみに、テルアビブのビーチでは、このようなビーチバレーの設備をよく見かけました。
この時は朝の9時なので空いていましたが、お昼〜夜にかけては、何曜日でもだいたいいつも誰かがビーチバレーをやっています。
アメリカではみんな路上でバスケをしているステレオタイプ…テルアビブのビーチバレーはそれに相当するのでは…と僕は思っていました。
ビーチの中心部へ
海へ近づいていくと、こんな感じの小屋のようなものが並んでいます。
もう少し海へ近づくと、水着の人たちがいます。
振り返るとこんな感じです。ザ・海水浴場ですね。
テルアビブのビーチで地中海を楽しむ人々
カップル、
家族、
おばちゃんたち。
ウォーキング中のおじさんもいました。
テルアビブのビーチは、紛れもなくみんなに人気のビーチといったところでしょうか。
小さな子供の姿も目立ちます。
ビーチの動画はこちら
ライフガードもいる
観光客が比較的よく集まるテルアビブのビーチには、このようにライフガードの小屋も設置されています。
ライフガードのおじさんがこうやって地中海を眺めています。何かあれば随時サイレンで注意していました。
本当に何かあった時もガッツリ守ってくれそうです。
小さな子供がいる家族でも安心して来れるビーチだと思いました。
エルサレム・ビーチのルール
先ほど説明したように、テルアビブのビーチのこのエリアは「エルサレム・ビーチ」という名前なのですが、いくつかルールがあるようでした。
こちらは水泳禁止の看板。
それに対し、こちらは水泳許可ゾーンの看板。
テルアビブのビーチはエリアによってルールが細かく決まっているようなので、もし泳ぐならチェックが必要です。
まあ、僕には関係のない話ですが。
エルサレムビーチの全容
こうして歩いてきた砂浜を振り返るとこんな感じです。
都会と海のコントラスト…。
日本でいうなら、ものすごくゴージャスな博多…いや、わかりにくいですね。笑
テルアビブはテルアビブですね。
テルアビブのビーチで気づいた大切なこと
テルアビブについて欧米人に聞くと、都会と海が融合した地中海のリゾート…と捉えている人も少なくない印象です。
仮に彼らの「観光地・イスラエル」のステレオタイプをイメージ化したとして、それがビーチリゾートになることも珍しくないのだと思います。
…これは僕にとっては衝撃でした。
テルアビブのビーチを歩いていると、こういう魅力もイスラエルにはあるんだなとつくづく実感しました。
…ただ、服装を間違えたことだけが本当に心残りです。
>>連載「ニュースが教えてくれないイスラエル」のアーカイブはこちら
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