ピサの斜塔の異名を持つ石筍を見に、グアテマラのレイ・マルコス洞窟を探検してきた

2017.01.03 07:00 
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自然を楽しむアクティビティが多いグアテマラ。独特の風景が広がるレイ・マルコス洞窟で、はるばる探検してきました!

 

グアテマラのド田舎にあるレイ・マルコス洞窟

お酒と音楽とおねーさん、そして冒険を愛するアラフォーバックパッカーのナシオです。

今回はまだあまり知られていないグアテマラの洞窟、「Grutas del Rey Marcos(レイ・マルコス洞窟)」を紹介したいと思います。

 

レイ・マルコス洞窟への行き方

 

レイ・マルコス洞窟へは、グアテマラ第三の都市コバンから乗り合いバス(コンビ)でSan Juan Chamelco(サン・ファン・チャメルコ村)まで行きます(3ケツァール)30分ほど。そこでコンビを乗り換えさらに30分。(2ケツァール)。

 

サン・ファン・チャメルコ村からレイ・マルコス洞窟への道は舗装のない部分も所々あり、かなり田舎に来たなぁと言う印象を受けます。
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サン・ファン・チャメルコ村からのコンビを降りると、「Grutas del Rey Marcos(レイ・マルコス洞窟)」の看板がお出迎え。
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ここから看板の指示通りに500メートルほど歩いていくと「Grutas del Rey Marcos(レイ・マルコス洞窟)」の入り口にたどり着きます。
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左側にあった小屋には「入場料10ケツァール・洞窟探検30ケツァール」と記されていました。

 

誰もいない自然に恵まれた園内

園内へ足を踏み入れると、お客さんは僕以外に居ないようで、貸し切り状態!(笑) 洞窟探検のガイドさんが来るまで少し園内を散策してみました。
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人気のない園内ですが、小さな滝があったりしてなかなか良い雰囲気です。
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休憩所も沢山あり、のんびり川のせせらぎに耳を傾けるのも良さそう。
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しかし、今回の目的は洞窟探検なのです!

 

洞窟探検セットを装備し、いざ洞窟へ

レイ・マルコス洞窟の探検代金には、ヘルメット・ヘッドライト・長靴も含まれています。
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元現場作業員の筆者、ヘルメットを装着してテンションがかなり上がってしまいました。
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しかもこの日は作業ズボンを履いていたので、現場に行くかのような格好になりました(笑)

 

「ヘルメット良いか!足元良いか!今日も一日ご安全に!」と、現場仕事の掛け声をこっそり呟いてから、ガイドについていきました。
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洞窟の内部に潜入!

ヘルメットなどを貸し出された場所から5分ほど山を登ると、洞窟の入り口に到着です。
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思いのほか狭い入口に、洞窟内が狭い事が予想されます…

 

ガイドさんの後に続いて洞窟の中へ入ると、最初は歩きやすいように階段がありました。
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しかしちょっと行くと、通り身を屈めないと進めない狭さ!
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ガイドさんに遅れないように必死に着いていくと、今度は長靴に水が入ってくる程の水量の川に出くわします。
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先に進むとかなり流れの強い川が流れていました。
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川の横に貼られたガイドロープを頼りに洞窟の奥へと進んでいきます。
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「ピサの斜塔とワールドカップトロフィー。」byガイドさん

足元が悪いため、さほどの距離を歩いていないのに疲れを感じた頃、洞窟の最深部にたどり着きました。
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この先も洞窟は続いているそうなのですが、崩落の危険があるためここまでしか見学できないとの事でした。先に見える小さな穴の奥には何やら魔物でも居そうな雰囲気です。(ちなみにここで願い事をすると叶うという話もあるそうです)

ここにきて、今まで言葉数の少なかったガイドが色々と説明をし始めました。

 

ここにはイタリアのピサの斜塔(Torre de Pisa)とサッカーワールドカップのトロフィー( Trofeo de la Copa del Mundo)があります。

 

へ?どこどこ?と、ガイドが灯りを照らし指差したその先にはそれっぽい物が…。
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個別にじっくり見てみるとそう呼ばれる理由が分かってきました。

 

ついに現れたピサの斜塔

こちらがピサの斜塔(Torre de Pisa)。少し斜めな感じと上部に見える柱で階層に分かれた部分がピサの斜塔そのもの!?
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ピサの斜塔の左にあったのが、サッカーワールドカップのトロフィー( Trofeo de la Copa del Mundo) 上部の丸まった感じがトロフィーそのもの!?
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ワールドカップのトロフィー(左)とピサの斜塔(右)のツーショットはこんな感じ。
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鍾乳石がつららのように天井から垂れ下がったものを差すのに対し、これらのように下から上に伸びて行ったものは石筍と言うそうです。

 

ピサの斜塔だけじゃない

このほかにもツインタワー(torres gemelas)と呼ばれる石筍の姿や…
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天井から伸びた無数の針のような姿の鍾乳石もありました。
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人知れず自然が長年をかけて作り上げた石筍や鍾乳石の姿は、洞窟探検初心者の僕を大興奮させるのに十分迫力ある物でした。

 

レイ・マルコス洞窟をオススメする理由

探検を終えて洞窟の外に出ると、足元が悪かったり身を屈んだりしたことによる疲労をかなり感じました。園内にはレストランや休憩所も沢山設けられていたので、最後にコーヒーを頼んで一休み。
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豊かな自然とコーヒーで洞窟探検の疲れも癒されます。

 

このレイ・マルコス洞窟はこれだけ探検できるのにも関わらず、グアテマラの他の洞窟探検のツアーよりも安かったです。

洞窟探検以外にも自然豊かな園内でゆっくりと過ごす事も出来るのが良い所だと感じました。装備品も無料で貸し出してくれるのもありがたいです。

洞窟探検初心者にもおすすめスポットと言えるのではないでしょうか?

以上、ヘルメットが似合う?旅人ナシオがお伝えしました!

 


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ナシオ
1976年生まれのアラフォーバックパッカー。様々な職を経たのち深夜特急の世界に憧れ30歳から旅を始め、二度の長旅で20数か国を訪れた。40歳を目の前にし一時は落ち着く事も考えたが、現在は5年ぶりに海外に出て中南米旅のまっ最中。▶Blog ▶Facebook ▶Instagram  

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