ネガティブ思考はバギオで埋葬！元気の出る墓地「Cemetery of Negativism」に行ってきた

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ネガティブ思考を改善…ではなく埋葬してしまうという、世にも珍しい墓地「Cemetery of Negativism」をフィリピンのバギオで発見。葬られたネガティブ思考の数々…。お墓参りをしてみたところ、なんだか元気が出てきました。

 

フィリピンのバギオにネガティブ思考を埋葬できるお墓があるらしい…

こんにちは、お酒と冒険を求めて放浪しているmilkchocolateです。どちらかといえばポジティブな人間だと思います。

今回は非常にマニアックな墓地がフィリピンのバギオにあると聞き、早速行ってきました。なんとネガティブ思考が埋葬されているお墓があるそうです。

ネガティブ思考のお墓がある墓地の名前は「Cemetery of Negativism」。フィリピンの高原都市バギオの、元は米軍キャンプ地であったCamp John Hay（キャンプ・ジョン・ヘイ）の敷地内にあります。

 

墓地の入り口には早速ネガティブ思考のお墓

キャンプジョンヘイはバギオ屈指のリゾートエリア。緑が美しく空気も綺麗で、まさにバギオの軽井沢のような雰囲気に癒されます。

 

そんな素敵なバギオの軽井沢に唐突に出現するファニーな石碑…。ここがネガティブ思考を埋葬する墓地「Cemetery of Negativism」の入り口です。

 

Cemetery of Negativism

 

アクセス：バギオ中心部より車で約15分。

入場料：60ペソ／約130円

 

なぜネガティブ思考を埋葬するお墓ができたのか？

ネガティブ思考の墓地「Cemetery of Negativism」には、人は埋葬されていません。ネガティブな思想だけが埋葬されています。

80年代にキャンプジョンヘイの兵士たちは、ネガティブな考えは非生産的であり、あらゆる可能性を制限するものであると考えました。そこで彼らはそれらのネガティブな思想を集め、この小さな丘に埋葬することにしました。お墓を作っただけでなく、簡単な葬儀も執り行ったそうです。

 

墓地の入り口にあるお墓にはこう書かれています…

 

「ネガティビズムとは、自身によって課された人間最大の苦しみであり制限要因、そして最も重い心の負担です」

どうやら素晴らしい主旨のもと設立された墓地のようです…。

 

さっそく見てみましょう！

お墓に埋葬されたネガティブ思考の数々…

ネガティブ思考のお墓は小さな丘に点々と並んでいました。想像していたよりも、妙に陽気なお墓です…。


 

1　「WHY DIDNET I?」（なぜやらなかったのか？）

 

お墓の説明文：「疑問に思いながら生き、理由がないために死んだ」

 

2　「I WANNA DIE」（死にたい）

 

お墓の説明文：「ブルーな日に生まれ、そのままだった」

ネガティブ思考に関する示唆に富んでいるものが多いのですが、それ以上に気になってしまうのがシュールでかわいらしいお墓たち…。

 

3　「EYE FORGOT」


ネガティブ思考と言うか、すべてを忘れてしまったかわいい猿…。

 

4　「I THOUGHT U WOOD DO IT」（君がやると思ってた）


「君がやると思ってたよ〜」と偉そうに言っている豚。なんとなく腹が立ちます。

 

ネガティブかどうかも定かではないお墓も…

犬でしょうか。顔が完全にアホで、憎めない。　

 

てへぺろな感じのフクロウ…。

 

アザラシの着ぐるみを着た人間…？全く意味がわかりません。

 

極めつけはこのお墓。

 

どこかで見たことのあるキャラクターですが、さすがにどう考えてもアウトです。

 

ネガティブ思考のお墓を見ると、ちょっと元気がでる

「ネガティブ思考の墓地」と聞いて、もっと小難しい感じの場所を想像していましたが、実際にはかなりシュールでファニーなお墓でした。とぼけた顔の墓碑を見ていると、物事をネガティブに考えること自体がバカバカしく思えてきました…。

 

「Cemetery of Negativism」の入り口のお墓の最後の段落は、はこのように締めくくられていました。

 

訳：素晴らしい1日を！人生最後の日のつもりで今日を生きましょう。もっとも、今日は残りの人生最初の日だけれど…。

 

人生の無駄遣いであるネガティブ思考はこの墓地に埋めて、1日をポジティブに過ごそうという気分になる不思議なスポットでした！

 

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