メキシコシティーで1952年創業の「カフェハバナ」は、最早ラテンアメリカの歴史そのもの…。チェゲバラとカストロがキューバ革命を計画した場所とされる、ただならぬカフェの今を紹介します。もちろん飲んできましたよ…!
お酒と音楽とおねーさん、そして歴史が大好きなナシオです。
フィデル・カストロとチェ・ゲバラがキューバ革命の計画を練ったと言われるカフェ「カフェハバナ」(Café La Habana)がメキシコシティにあると聞き、行ってきました。
キューバ革命の計画を練った場所ともなると、さぞかし怪しい雰囲気かと思いきや、普通のカフェです。看板には「カフェハバナ」(Café La Habana)の文字。
「カフェハバナ」(Café La Habana)
カフェハバナ(Café La Habana)はメキシコのメキシコシティーに存在するカフェ。1950年代創業。ラテンアメリカの歴史や文学に関する人物の出会いの場であり、このカフェでチェゲバラとフィデル・カストロがキューバ革命の計画を練ったと言われている。Wikipedia「Café La Habana」参照。
アクセス:カフェハバナまでは、メキシコシティーの日本人宿「ペンションアミーゴ」から徒歩約15分。
カフェハバナの店内に入ってみると、天井が高く開放的な空間になっています。
メキシコシティーで60年を越えた老舗カフェ…どんな歴史が詰まっているのでしょうか?
カフェハバナが有名なのは、やはりフィデル・カストロとチェゲバラがこのカフェでキューバ革命の計画を練っていたからこそでしょう…。2人についてちょっとおさらいしてみます!
チェゲバラとは…
チェゲバラ(エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ/Ernesto Rafael Guevara de la Serna)は、アルゼンチン生まれの政治家/革命家で、キューバのゲリラ指導者。南アメリカ諸国を始めとした第三世界では今も絶大な人気を誇るカリスマである。ジョン・レノン曰く「世界で一番格好良い男」。Wikipedia「チェ・ゲバラ」参照。
フィデル・カストロとは…
フィデル・カストロ(フィデル・アレハンドロ・カストロ・ルス/Fidel Alejandro Castro Ruz)は、キューバの政治家。1959年のキューバ革命で、アメリカ合衆国の傀儡政権「フルヘンシオ・バティスタ政権」を武力で倒し、キューバを社会主義国家に変えた後、キューバの最高指導者となり首相に就任した。Wikipedia「フィデル・カストロ」参照。
カフェ店内の壁には彼らの写真が飾ってありました。一番左がフィデル・カストロ、真ん中がチェゲバラです。
さらには60周年を記念した銘板も。カフェハバナに過去に訪れていた著名人の名が刻まれていました。
Octavio Paz(オクタビオ・パス・詩人)、Fidel Castro Ruz(フィデル・カストロ)、Ernest Che Guevara(エルネスト・チェ・ゲバラ)、Gabriel García Márquez(ガブリエル・ガルシア・マルケス・作家)…以下略。
…詩人や作家なども良く集まっていたそうで、様々な人々が出会う面白いカフェだったようですね。
このクラッシックなカフェのマシーンは、そんな彼らの姿を見守って来たのでしょう。
カフェハバナを見学していて気になったのが、2階へと続く階段でした。
「あの上から店内を見下ろしたら気持ちいいに違いない…」と思いウェイターさんに聞いてみと、マネージャーのような人がやって来て、親切に2階まで連れて行ってもらえる事になりました(笑)
そしてついに念願の、カフェハバナの2階からの眺めです(笑)
どうでしょうか、この開放的なカフェの店内…!飛び込みで入って来た観光客の僕に気持ちよく案内してくれたマネージャーさんに感謝です。
そういえばここはカフェ。メニューを見ると「1952年より」(desde 1952)と書いてあります。
せっかくなのでアイス・カプチーノ(約160円/30ペソ)を注文しました。
飲んでみたところ…、氷が多いのでしょうか、ずいぶんとあっさりしたアイス・カプチーノでした…。
多くの歴史上の著名人が訪れたという「カフェハバナ」(Café La Habana)ですが、それを理由にお高く鼻につく感じでは無かったので、とても気持ちの良い印象のカフェでした。
コーヒーも日本のドトールコーヒーより安いくらいの値段から飲めますし、カフェ好きの方も、歴史や文学好きの方にも嬉しいカフェなのではと思います!
以上、ナシオがお伝えしました!
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