いまや世界中で見る事ができるキリスト教の教会や修道院。しかし、ウクライナの首都キエフの世界遺産「ペチェールシク大修道院」は神々しさが違いました。建築物、装飾、地下墓地と見所の多さも、他とはひと味違います。
こんにちは!自称マジシャンせがわーるどです。ただいま大学で勉強しているロシア語を使い旧ソ連諸国を周っています。
海外へ行ったら必ずというほど多くの人々が訪れる場所、それは修道院や教会です。日本のお寺や神社とは全く異なるそれらは私たち日本人を惹きつけてやみません。今回はウクライナの首都キエフにある世界遺産「ペチェールシク大修道院」をご紹介します。
ウクライナ(Україна)は東ヨーロッパの国。東にロシア、西にハンガリーやモルドバ、北にベラルーシ、南に黒海を挟みトルコが位置している。 ウクライナの首都「キエフ」は同国最大の都市で、特別自治都市。東ヨーロッパ有数の世界都市である。Wikipedia「ウクライナ」/「キエフ」参照。
キエフ地下鉄「アルセナリナ駅(Arsenalna)」から徒歩15分。16時以降は、しまっている可能性があるので早めに行く事をお勧めします。足が隠れる服装、かつ女性は、頭に巻くスカーフを持参してください。入場料は、40グリブナ(160円)、(学生は半額)。
キエフ・ペチェールシク大修道院は、ウクライナで最初の世界遺産群「キエフの聖ソフィア大聖堂と関連する修道院群及びキエフ・ペチェールシク大修道院」の一つ。ウクライナの首都キエフのペチェールシク地区に位置するキリスト教の大修道院。聖ソフィア大聖堂などとともに「キエフの聖ソフィア大聖堂と関連する修道院群及びキエフ・ペチェールシク大修道院」の一部として、1990年に世界遺産リストに登録された。Wikipedia「キエフ・ペチェールシク大修道院」「キエフの聖ソフィア大聖堂と関連する修道院群及びキエフ・ペチェールシク大修道院」参照。
実はロシアやウクライナが含まれる東スラヴ地域で最も長い歴史を持つ修道院でもあり、敷地内にはいくつもの修道院や、大聖堂、博物館、更には地下墓地と、いろいろなものが集結して成り立っています。
まず、最初に見えるのがこのウスペンスキー大聖堂。
ペチェールシク大修道院で最も大きい建物で、内部もすごい迫力です。
この鐘楼はキエフで最も高い建物だったそうです。(1731〜1745年)過去にこの建物より高いものを建てようとしたのですが、「宗教施設より高いものを建てるなどけしからん!」という事で、取りやめになったケースもあるのだとか。
Photo by Jorge Láscar
早速登ってみました。一人40グリブナ(160円)を支払い、階段をぐるぐる登ります。なかなかのしんどさです。
頂上から、見える景色はこの上なく素晴らしいです。あたり一面の修道院群を見渡せます。これは、お金を払ってでも登る価値ありです。
ペチェールシク大修道院のメインとなっているのが地下墓地。入り口で、ロウソクを買います。2グリブナ(8円)から買う事ができます。それに、火を灯して300メートルある地下墓地をゆっくり歩いていきます。地下にはかつて修道僧だった人のミイラがまつられていて、身体は隠されているのですが、「手」が見えます。何百年前もの人の遺体……神聖さと恐怖を同時に体感できます。
CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1399747
さらには、物音一つない暗闇の中ろうそくの光だけを頼りに周っていく様は心の底から浄化される気分でした。ここは、是非自分の足で赴き五感で感じて欲しいです。
Fair use, https://en.wikipedia.org/w/index.php?curid=8089076
海外の宗教施設に入ると感じるのが、装飾がとても綺麗で、かついまだに多くの人が静かに祈りを捧げる神聖な場所という事です。当然日本にもモスクや、キリスト教の教会などが存在しますが、やはり雰囲気をとったら本場に勝るものはありません。ウクライナのキエフの世界遺産、ペチェルスカ修道院ではの本場の宗教の神々しさを感じることができました。
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