これが悪魔の使い道…。チリ最大のワインメーカー「コンチャイトロ」で悪魔のワインの由来を求めて

2016.07.25 07:00 
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チリ最大のワインメーカー、コンチャイトロの「カッシェロ・デル・ディアブロ」は、「悪魔に守られたワイン」とも言われ、ボトルには意味深な悪魔のマーク…。でもなぜ悪魔なのか?その秘密を解き明かしに、コンチャイトロのワイナリまで行ってきました。ワイン貯蔵庫では悪魔の叫び声も聞けました…

 

悪魔マークのワインの謎を解き明かしに、チリのコンチャイトロへ

こんにちは、ワイン大好き宮崎大輔(@JIBURl)です。

さて、コンチャイトロといえば「悪魔のマークがラベルに描かれているワイン」として有名ですが、なぜワインに悪魔なのでしょうか?その理由が気になったので、産地チリのワイナリ「コンチャイトロ」で調べてきました。

 

悪魔のマーク
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Photo by Tnarik Innael

 

コンチャ・イ・トロ(Concha y Toro)は、チリ最大のワインメーカー。1883年のスペインの名門貴族一族のメルチョル・コンチャ・イ・トロ(Melchor Concha y Toro)によって創業された。Wikipedia参照。

 

チリのワイナリーツアーで向かったコンチャイトロのブドウ園

チリの首都サンチアゴでワイナリーツアーに申し込み、コンチャイトロのブドウ園へ向かいました。
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ワイナリー「コンチャイトロ」(Viña Concha y Toro)

 

ワイナリツアーの概要:私が利用したのはEnotourというツアー会社で、半日ツアーの料金は5,000円ほど。ホテルからワイナリーまでの送迎、英語とスペイン語のガイド、白ワインと赤ワインの試飲、お土産にワイングラスが付いているので、お値打ち価格です。

アクセス:首都のサンティアゴより車で約30分。

 

ブドウを見ても、身が大きくて立派ですが、悪魔っぽさはあまり感じません…。
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コンチャイトロで高級白ワインを試飲

1本4,000円ほどの白ワインを試飲できましたが、期待以上の美味しさ。実はこのワインを飲んだことがきっかけで、私はワインにハマりました。
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それもそのはず、チリはワイン用ブドウの栽培に最適な気候と土壌なので(農業コンサルタントの私がいうんだから間違いない)、ワインの品質は世界トップレベル。しかもチリは人件費が安いので、フランス産ワインよりも低価格でコストパフォーマンスが最強です。

なにより驚いたのは、このワインの後味が、ほんのり塩味だったこと。

ガイドさんに理由を尋ねてみると「このワインに使ったブドウは、海岸近くのミネラル分が豊富な土壌で育ったからミネラル分を感じるんだよ」と教えてくれました。

…ワインって、すごい!

 

しかし、悪魔マークの理由はいまだ分からず……。
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悪魔を探しに、ワイン樽の地下貯蔵庫へ

次は地下へ降りてみましょう。
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ワインの樽を貯蔵する地下室に着きました。
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地下貯蔵庫に響き渡る悪魔の不気味な声

ガイドさんからワイン造りの説明を聞いていると、急にワイン蔵が真っ暗になり、「ヒッヒヒヒィーー」と甲高い叫び声が聞こえてきました…。ついに悪魔の登場か!?
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…と思いきや、ワイン蔵の壁にアニメ映像の上映が始まりました。内容はワイナリーができた当時の昔話。
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コンチャ・イ・トロの悪魔のマークの秘密

このアニメ映像で悪魔のマークの秘密が判明しました!

 

その昔、チリの名門ワイナリー コンチャ・イ・トロには最高のワインを貯蔵しておく特別な蔵があった。しかし、そのワインのあまりの美味しさに密かに盗み飲みをする者が後を絶たなかった。そこで、創立者のドン・メルチョーは「この蔵には悪魔が棲んでいる」という噂を流した。噂は炎のように広がり、人々を恐れさせその美酒を守ったという。その蔵はのちに”悪魔の蔵”と呼ばれ今もなお大切なワインが静かに貯蔵されている。

引用元:"悪魔の蔵"の伝説|KIRIN

 

ワインが盗まれるのを防止するために「ワイン蔵には悪魔が棲んでいる」と嘘の噂を流したことが、悪魔のワインの名前の由来だったんですね。

 

参考:南米チリでワイナリーツアーに参加したら「ワインの悪魔」に憑りつかれたので、ソムリエを目指すことにした|JIBURi.com

 

コンチャ・イ・トロの悪魔のワインは日本でも飲める

そんなチリワイン、コンチャイトロの悪魔のワインは、実は日本のコンビニでも買えるので、悪魔のワインの味を味わってみてはいかがでしょうか。

チリに行った気分になれますよ~!

 


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宮﨑大輔
アジア・中南米・アフリカで働く海外農業コンサルタント、カメラマン、ライター、ブロガー。青年海外協力隊として中米パナマ共和国の無電化村で2年間野菜ビジネス支援をした後、フリーランサーとして世界中を旅しながら国際協力をしています。 Blog:jiburi.com

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