フィリピン国内を走るド派手な乗り合いバス、ジープニー。試しに乗ってみたら、危険なイメージとは裏腹に、アットホームな光景が…。
庶民の足ジープニー
こんにちは!フィリピンのセブ島に滞在中のSaYangです。
フィリピンに来たら必ず目にするド派手な乗り物がジープニーです。1回20円弱でかなりの長距離移動ができるため、庶民には欠かせない乗り物となっています。しかし慣れないうちはルートを見極めるのが難しいのと、車内でスリや犯罪なども起こることがあるので、外国人の短期滞在者は乗らない方が良いと言われています。
そんなジープニーにちょっとびくびくしながらも乗車してみたら、日本では考えられない方法で乗車代金の支払いが行われていました。今回はそんなほっこりジープニー車内の様子をご紹介したいと思います。
フィリピンを35万台走るジープニー
自家用車も走っていますが、とにかく道を走っているのはジープニー、ジープニー、ジープニー!!一度その数を数えたら、セブ市内でも7~10台に1台はジープニー。その数フィリピン国内で、約35万台と言われていて、国民の生活からは切っても切り離せない存在です。
橋の上から見下ろす風景。目に映るのは、ほぼジープニー
ジープニーの乗り方は?
乗り方自体は簡単です。
走っているジープニーの車体に記された行き先が、自分の行き先に合っていれば乗り込むだけ。どこで乗っても、どこで降りても自由です。この自由さが深刻な渋滞を招いているとも言われていますが、この辺りがさすがフィリピン!
上の写真で言うと、ApasとLahugから、JonesとCapitolを経由して、Carbonへ。もしくはその逆の経路。土地勘が無いと、乗りこなすのは至難の業です。
ジープニーの内部。トラックに横長の座席を置いているイメージですね。窓はありませんので、排気ガスに注意。
「器用」なお金の払い方
日本のバスの様に支払い用のハイテクな機械などありません。基本的にはお金の回収は運転手さんが行います!
驚きの「お金のバトンリレー」
運転手さんに直接お金を渡せる場合は問題ないのですが、運転手さんに手渡しができない場合はどうするかと言うと、
なんと、別の乗客が代わりに運転手さんまで届けてくれます。満員の時は、お金がトントントン!と何人かを介して運転手さんまで届けられます。そして乗客までおつりが戻ってきます。
ちなみに、降りるときはコインで鉄製の手すりをコンコン!と鳴らして降ります。もしくは停車中や、速度が遅くなった際に、しれっと降ります。自由!
意外とアットホームなジープニー
フィリピンと言えば、アジアの中でもあまり治安が良くないというイメージもありますし(住んだら意外と問題無いですが)、特に混雑したジープニーの中では、知らない間に高価なものや財布がスラれていたり、お金を出せと脅されたり・・・とあまり良くない噂も聞きます。そんな要注意が必要と言われるジープニーの中で、乗客が途中で盗んだりすることなく、平和にお金が運ばれているではないですか!
とてもアナログな、そしてアットホームな車内の様子に、思わずほっこりしたジープニー体験でした。
※乗車する際は、夜間や一人での乗降は避け、身の回り品に気をつけるようにしましょう。
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