世界遺産になる前に…!ミャンマーのバガンに今すぐ行くべき理由

2016.04.21 10:40 
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世界三大仏教遺跡の内、唯一、世界遺産ではない仏教聖地のバガン。観光地化されていないが故にあったのは素朴な、ありのままの秘境の姿でした。

 

こんにちは、アジア横断の旅を経て現在ドイツ在住のはるぼぼです。

今回は、世界三大仏教遺跡の内、唯一世界遺産ではないミャンマーのバガンをご紹介します。他の観光地とは明らかに違う、素朴な魅力がありました。

 

ミャンマーの仏教聖地、バガンって?

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バガン(Bagan)は、ミャンマー・マンダレー地方域にある遺跡群の存在する地域を指し、ミャンマー屈指の仏教聖地である。カンボジアのアンコール・ワット、インドネシアのボロブドゥールとともに、世界三大仏教遺跡の1つと称されるバガンはかつてビルマ統一王朝であるパガン朝の都であり、点在するパゴダ(仏塔)や寺院のほとんどは11〜13世紀に建てられた。Wikipedia参照。

 

アクセス:ニャウンウー空港(Nyaung U)空港より西へ車で約20分。ミャンマー各地(ヤンゴン、マンダレー、インレー湖方面)から長距離バスあり。マンダレーから鉄道で5時間。

 

…バガンはミャンマーの人々にとって、一生に一度は訪れたい憧れの仏教聖地なのですが、それにしては素朴でした…。

 

バガンの仏教遺跡が貸し切り状態!

欧米人観光客の間でバガンがブームになっている(2015年8月時点)という噂があったのですが、実際に行ってみると…

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周囲には誰もおらず、ほとんど貸し切り状態の時も…。他の東南アジア諸国の観光地に比べて観光客はずっと少ないようでした。

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中にはミャンマーの人々が訪れ賑わっている寺院もありましたが、今も生き続ける信仰の場という雰囲気で、観光地化されすぎていない素朴なバガンの日常がありました。

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これほどの規模と質の仏教遺跡でありながら素朴な秘境感を味わえたのは、嬉しいサプライズでした。

 

バガンにいた子供

バガン遺跡内のとある寺院で、男の子(右)が「写真を撮って」と話しかけてきました(左は私のパートナー)。でも私は「観光客に声をかけてお金をせびってくるのでは…」とあまり関わらないほうがいいと思っていたのですが…

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単に観光客と交流してみたかっただけみたいでした…!

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一部の国では、言われるがままに子どもの写真を撮ったら「モデル料」を請求されることがあるようですが、バガンで出会った子供たちはそのようなことはありませんでした。異質で新鮮な存在である観光客との交流が彼らの純粋な楽しみなのかもしれません。

ついつい「お金をせびられるかも」などと腰が引けていた自分を反省し、過去の旅の経験がどこでも当てはまるとは限らないことを学んだのでした…。

 

バガンの女性の見返りの無いサービス

バガンの一軒の小さなお土産物屋さんの近くを通りかかったときのことです。お店の女性に声をかけられましたが、特に欲しいものはなかったのでそう伝えました。するとその女性は「タナカ(ミャンマーの化粧品)を試してみない?」と言ってきました。

 

お言葉に甘え、私のパートナーがタナカを塗ってもらうことに。

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結局私達は何も買わなかったのですが、彼女は全く態度を変えることはなかったのです。この女性に限らず、バガンで商売をしているミャンマーの人々は、相手に喜んでもらうことを大切にしているのだと感じました。

…こういうバガンの地元の人々とやりとりをしているうちに、心が洗われたような気がしました。

 

世界遺産に登録されてないからこその魅力

バガン遺跡の夕日を眺めていると、こんなことを考えてしまいました…

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「世界遺産に登録されてしまえば、バガンのこの素朴さは見られなくなるのでは…」と、この一瞬のがかけがえのなさを痛感したのでした…。

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ミャンマー政府の、バガンをユネスコの世界遺産として登録しようとする試みは失敗に終わった。これは、国家平和発展評議会 (SPDC) が、近代的な建材を使用して修復したため
Wikipediaより引用

 

世界三大仏教遺跡の内、バガン以外の2つ(カンボジアのアンコール・ワットとインドネシアのボロブドゥール)はすでに世界遺産で、観光客が大挙して押し寄せているようです。観光地化されてない、ありのままの仏教聖地「バガン」の姿を見られるのは、今しかないのかもしれません…!

 


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はるぼぼ
和歌山出身。大学進学を機に上京。東京でのサラリーマン時代に当時19歳のドイツ人「ダーリン」と出会い、恋に落ちる。「なんとかなる」をモットーにドイツ移住を決意し、退職。5か月のアジア横断の旅を経て、現在はドイツ南西部で奮闘中。日本をこよなく愛するダーリンと、日本で美味しいものを食べまくるその日を楽しみにしている。 ▶ブログ ▶フェイスブック ▶Twitter  

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