日本は今「ゲストハウス新時代」…個性的な宿が続々とオープンしています!
この企画は180 か国30,000 件のホステルを予約できる、Hostelworld.com(ホステルワールド)とのコラボで、旅するライターのとっておきのホステルを、毎週木曜日にお届けします。
わざわざ日本のゲストハウスに泊る理由
こんにちは。海外旅行好きですが、長期の休みが取れないので日本のゲストハウスを巡っているあきらです。
ところで、日本人の僕がなぜ日本のゲストハウスに泊るのか?
それは、「都会での日常を忘れて気分転換できる」からです。ゲストハウスで知らない人と交流したり、地方で普段できない体験をするetc…。
そこで今回は「都会で忙しく働いている人」に泊ってほしい日本のゲストハウスを紹介します。
1.ゲストハウス新時代の先駆け
東京ゲストハウス・トコ @東京・上野
一泊:2800~3200円(ドミトリー)
ゲストハウス新時代は「トコ」から始まりました。「あらゆる境界線を越えて、人々が集える場所を」というコンセプトを重視し空間をデザインしたのは「トコ」が初めてでした。「トコ」に共感し、「私も」と各地でデザインを重視したゲストハウスがオープンしたのです。
新時代を感じられるのが「トコ」のBarです。ここはまさにあらゆる境界線を越えて人々が集い、「ワクワク感」で溢れているのです。
Barで出会った仲間達。(左から日本人、香港人、私、シンガポール人)
集まる人の魅力でしょうか?「トコ」では何かが始まる予感がします…。
私も香港人、シンガポール人と仲良くなり、彼らに会いに海外へ行くまでになりました。
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2.東京の「秘境」にある幻のゲストハウス
東京ひのはら村ゲストハウスへんぼり堂 @東京・檜原村
一泊:3000円
へんぼり堂は東京都とは思えない山深い場所にあります。「ゲストハウスは本当にあるのか?」そう疑ってしまう程の田舎です。
「へんぼり堂」のある檜原村は東京都本土で唯一の「村」です。
ゲストハウスは普通、観光地や都市にありますが、へんぼり堂はセオリーを無視して「何もない場所」にあります。
「へんぼり堂」は何もない場所から価値を創造して人を集めるゲストハウスです。企画力に優れていて魅力的なイベントが多く行われています。「林業体験」や「草木染」の他に「ソムリエによるお泊りワイン会」等もあります。
地域の野菜をつかったイタリアンを食べて、多種類のワインが飲めて、その場で寝れるという極楽のようなイベントでした。
「ソムリエによるお泊りワイン会」の様子
秘境にある「へんぼり堂」ですが、新宿から電車1時間+バス40~50分くらいでアクセスできます。意外と近くてお手軽な秘境だったりします。
近くに登山道や温泉があるためイベントがなくても十分楽しめます
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3.味噌蔵にあふれる温かい光
カンデラゲストハウス @長野・松本
一泊:2750円~(ドミトリー)
カンデラゲストハウスは味噌蔵を改装した珍しいゲストハウスです。「ランプのように旅人の行く先を照らせる宿でありたい」そんな温かい思いが宿にあります。
リビングルームにある円卓(味噌樽の蓋を再利用)に座ると不思議と会話が弾みます。お互いの顔がよく見えるからでしょうか?
毎週金曜日の夜は、地元人や旅人が食べ物や飲み物を持ち寄る「糀(はな)の金曜日」というパーティーが開催されます。独り旅でもこの円卓を囲んで食事すれば知らない人と仲良くなれるでしょう。
ゲストハウスの近くには松本城があります。打ち解けた人達と夜の街を散歩したら、忘れられない夜になるでしょう。
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4.空間が歪んだかのような不思議宿
ゲストハウス パンとサーカス @京都・五条
一泊:3000円(ドミトリー)
「パンとサーカス」は元質屋の町屋を改装したゲストハウスです。町屋を改装したゲストハウスは京都に数多くありますが、この宿は一味違います。
ゲストハウスに入ると、この尋常じゃない数の西洋アンティーク家具とアート感あふれる内装に圧倒されます。
古い町屋と西洋アンティークが入り混じって不思議な空間を作っています。京都の不思議な魔力によって空間が歪んでしまったのでしょうか?至る所に夜中に目が動きそうな絵が飾ってあります。
パンとサーカスは夜8時から12時までBarになります。Barには地域の人もやってきます。地域の人と交流すれば京都の穴場観光スポットを教えてくれそうですね。
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5.こだわりのコーヒーを淹れてくれる港街の宿
ユメノマド @神戸・新開地
一泊:2600円~(ドミトリー)
「ユメノマド」はゲストハウスでもあり、同時に優れたカフェでもあります。ここでは、焙煎に強いこだわりを持つ「BEYOND COFFEE ROASTERS」さんの豆を使った最高品質のスペシャリティーコーヒーがいただけます。
2階にはギャラリースペースもあります。DVDの上映もたまにされます。
「ユメノマド」は世界中からたくさんの旅人が訪れます。
神戸港は今でも上海行きの国際定期航路がある為、陸路で世界旅行する人が集まります。「船を待つ」という昔と変わらぬ行為が、港街らしい雰囲気を残しています。
「ユメノマド」でコーヒーを飲んでいたら…タフな世界旅行者に会えるかもしれません。
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まだまだある!オススメのゲストハウス+5つ
6 Glocal Nagoya Backpackers Hostel @名古屋
一泊:3200円~(ドミトリー)
今年6月に名古屋にできた新しいゲストハウス。名古屋駅から近く素敵なダイニングカフェを併設しています。
7 日光ゲストハウス巣み家 @栃木・日光
一泊:2800円~(ドミトリー)
日光の駅前にあるゲストハウス。とても便利な場所でいつも外国人でにぎわっています。
8 HAKONE TENT @箱根・強羅
一泊:3500円~(ドミトリー)
温泉地にあるゲストハウスは他にもありますが、温泉を併設しているゲストハウスはとても珍しい。
9 姫路ガハハゲストハウス @兵庫・姫路
一泊:3500円~(ドミトリー)
豪快な女将が切り盛りする、名前のごとく笑いが絶えないゲストハウス。世界遺産の姫路城と姫路駅にも近くて好立地。
10 Hagi Guesthouse Ruco @山口・萩
一泊:2800円~(ドミトリー)
前述の「トコ」に感銘を受けたオーナーが萩でオープンした宿。人と地域をつなぐ事を意識したデザインが魅力。
以上、自分の経験からいくつかゲストハウスを挙げてみました。今回紹介した以外にも日本は面白いゲストハウスで溢れています。みなさんもHostelworld.com(ホステルワールド)でお気に入りのゲストハウスを探してみてください!
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