国の数だけ…人の数だけ…夢があります。世界の人々はどんな「夢」を抱いているのでしょう?夢を訪ねる旅、はじめます。
旅先で出会った人々に「夢」を尋ねます
はじめまして! これから連載を書かせていただく、大学生20歳のゆうすけです。バックパックを背負い、そしてスケッチブックとペンを持って旅をします。
旅先で出会った人々に「夢」を尋ねるために。
現地の人々、またその国を旅している人々に「夢」を尋ねていきたいと思います。
スケッチブックに「夢」を書いてもらい、ひとりひとりの「笑顔」とともに撮影していきます。
夏休みを使って東南アジア 6カ国へ
今回、ぼくはマレーシア・ミャンマー・カンボジア・ベトナム・ラオス・タイの東南アジア6カ国を旅します。期間は大学の夏休みを使った31日間。
「夢」を通して伝えたい3つのこと
ぼくが旅をして「夢」を尋ねたい理由。
ぼくにとっていちばんの旅のたのしさは人との出会いです。
この企画を行う前提として、「夢」を尋ねるということを通して、旅先で出会う人々との距離を縮めたいという思いがあります。
そして、人々の「夢」と「笑顔」を世界新聞から発信して、以下のことを伝えていきたいと思います。
1 さまざまな国に住む人々の「夢」
世界には多くの国があり、国によって暮らしや文化、生活環境が異なります。
人によって抱く「夢」はさまざまですが、国によっても、人々が抱く「夢」には似た傾向や共通する部分があるかもしれません。
さまざまな国に住む人々の「夢」を通して、いろいろな文化・価値観を伝えていきたいと思います。
2 いろいろな生き方がある
これは、旅をするとぼくがいつも強く感じることです。
抱く「夢」も皆さまざまだと思います。ひとりひとりの「夢」を通して、いろいろな生き方があることを伝え、この世界の広さをみなさまと共有していきたいと思います。
3 世界のポジティブな一面
戦争・紛争・医療・教育の問題など、世界にはネガティブなことはたくさんあります。そして新聞やテレビの情報からは、ある国のある一面しか知れないことも多くあります。世界の国々の中には、ネガティブなイメージばかりの国もあるのではないかと思います。
世界の情勢を知っていくことはとても大切だと思いますが、ぼくは世界の人々の「夢」や「笑顔」などポジティブなことを伝えていき、ひとつの見方だけではなく、それぞれの国についてさまざまな見方をしていたいただけたらうれしいなと思います。
「夢」と「笑顔」をチラ見せします
この記事を書いているぼくはいま旅の途中です。
これから旅先の国ごとに連載していこうと考えているのですが、これまでの旅先で出会った「夢」と「笑顔」をチラ見せしたいと思います!
お茶屋で働くマレーシア人(23歳) @クアラルンプール
Big $(to eat oysters Everyday)
たくさんのお金(毎日オイスターを食べるために)
マレーシアのクアラルンプールにあるお茶屋の店員さんはオイスターが大好物だそう。理由がおもしろい!
この後、おいしいお茶もご馳走してくれました。
インド料理のレストランで働くインド人(40歳) @クアラルンプール
" I DREAM I MAKE A BESNASMAN "
「私の夢はビジネスマンになること」※businessman
2ヶ月前にクアラルンプールに来て、いまはインド料理のレストランで働いています。夢はクアラルンプールでビジネスマンになることだと話していました。
マレーシアで夢を尋ねた半分近くの方は他の国からの出身でした。
マレーシアは一人あたりのGDPが周辺諸国に比べるとかなり高い水準であるため、出稼ぎに来ている人々が多いのかもしれません。(参考:東南アジアにおける出稼ぎ労働者の現状)
20カ国以上旅するイギリス人(28歳) @クアラルンプール
" to travel the world and write (and play video games) "
Chris from UK
「世界を旅して、本を書くこと(それからビデオゲームがしたい)」
20カ国以上旅しているバックパッカー。ゲストハウスで同じドミトリーでした。
旅の本を書くことが夢だそうです!
また、本当はビデオゲームが好きだけど、旅先ではできないため久しぶりにやりたいそうです(笑)
このようにその国を訪れている旅人にも「夢」を尋ねていきたいと思います。
お寺で「砂絵」を売るミャンマー人(43歳) @バガン
“ I hope Peace ”
「平和を願う」
この方は大学を卒業してから政府で働いていましたが、いまは砂で描かれた絵を売って生活しているそうです。
夫さんが下絵を描いて、色を塗るのがこの方の仕事。子どもが3人いると話していました。
夢を尋ねて“ I hope Peace ” この言葉はミャンマーを表す言葉だなと感じます。
ミャンマーはひとがとてもあたたかい国でした。
お寺の土産屋で働くミャンマー人(14歳) @バガン
“ I LOVE YOU ”
「大好き」
お寺のそばにあるお土産屋さんの女の子。
10歳で小学校を卒業し、いまは学校へは通っていないのだそう。ミャンマーで義務教育となっているのは小学校までだそうです。ミャンマーの中学校への就学率は約43%。
ミャンマーで夢を訪ねていると、お土産屋さんでお手伝いをしている子に出会うことが多かったです。
日中は学校に通い、学校が終わってからお手伝いをしているという子がほとんどでしたが、中には学校へ通わずに働いている子もいるようです。
この子が書いてくれた夢は “ I LOVE YOU ”
これは夢なのかな? 夢というよりぼくへのメッセージのような。
ミャンマーでは夢というより、このようなメッセージを書いてくれる人が多かったです。
心があたたまりました。
次回はマレーシアの夢
まだ夢を尋ねる旅の途中。チラ見せはここまで!
これから連載していくのでどうぞよろしくお願いします。
次回はマレーシアの「夢」と「笑顔」をお届けします!
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