みなさん、おはようございます!水島です。連載みんなのあさごはん!第二弾はモロッコからお届けします。
モロッコと言えば何を思い出しますか?サハラ砂漠、映画の名前で知られているカサブランカ、アルガンオイルなど魅力的なものがたくさんあります。料理ではクスクス、ブームになったタジン鍋やミントティーが有名ですね。
そんなモロッコ、あさごはんにどんなものを食べているのでしょうか?
モロッコってどんな国?
その前にモロッコについて、少しだけ紹介します。
モロッコの街にはメディナと呼ばれる旧市街があり、古い街並みが残っています。
ここに入ってしまうと、方向感覚を失ってしまうし、グーグルマップも知らない道がたくさんあります。地図を見ずにフラフラッと歩くのが正解です!
迷路のようなメディナを歩いていると、スークという市場に出ることもあります。
モロッコ、実は砂漠ばかりの国ではありません。緑も多く、オリーブが特産のようです。写真奥の山畑に広がるのはオリーブの木です。
モロッコのあさごはん
基本的に、パンとミントティーを朝食としているようでした。
ホテルのシンプルな朝食はだいたいこんな感じ。ミントティー、パン、ジャムとバターです。
よく食べられているパンはこの平たいパンと小さいバゲットのようです。平たいパンには表面に粗く挽いた穀物がまぶされています。
外側はぱりっとしていて中はモチモチ。どちらのパンも卵や牛乳を入れていないので、噛めば噛むほど小麦の味がじんわりします。シンプルなので、どんな食事にも合うし、どこで買っても新鮮なパンを買うことができました。
これがちょっとかじった小さいバゲット。
パン焼き工場の前で撮影。パッと見、パンを焼いている風には見えないのですが、いい匂いですぐに分かります!
メディナはお昼ごろまで静かなことが多いのですが、朝から人だかりができているお店がありました。
もしかしたら、あさごはんがあるのかも・・・
ビサーラという空豆やひよこ豆のスープを売っていました。
このスープ、パンに付けながら食べるのですが、すごくトロトロで、とろみはペーストとスープの間くらい。スープにパンを浸すと、パンによく絡んでくれます。
味付けはスープの上にオリーブオイルをたっぷりかけて、クミンとパプリカをかけていただきます。このスープ自体には豆以外の材料は入っていないようで、スープのトロトロ具合と新鮮なオリーブオイルが絶妙、さらにクミンのスパイスがクセになります!
こちらはムサンメンと言うモロッコのパンケーキです。クレープのような薄い生地が何層も重なっているパンケーキでした。
焼きたてはしっとりしていて美味しいのですが、作り置きしている店は・・・なんだか紙を食べている気分でした。焼きたてじゃないとダメみたいです!
1枚100〜200円
モロッコの売店にはイスを置いてあるところがあり、そこで買ったパンを買い食いできるし、お茶なども置いてあるので、朝食をとるにはいい環境でした。
そしてこちらが、あさごはんと一緒に飲むミントティー。
緑茶とミントで作られており、激甘です。はじめはびっくりしましたが、慣れるとそれがクセになります。
冬はミントを使わず、シバというハーブ、日本名ではニガヨモギを入れることもあるんだそう。写真はシバのお茶です。
ミントを使うと爽やかなお茶になるんですが、シバを使うとほのかな苦みとフローラルな香りが広がります。
そして、よく飲んでいたのがアボカド牛乳。アボカドと牛乳をミキサーにかけたものを売店などで立ち飲みします。紙パックのものもありますが、シェイクしてもらう方が断然フレッシュで美味しいです。
1杯にアボカド2個を使うという、日本では考えられない贅沢です。ストローで出てくるところもありますが。口の周りを白くしながら、ぐびぐび飲むのがベター。
1杯100円くらい
いかがでしたか?
モロッコは食事の美味しい国でした。朝食からこんなに充実しているとは思わなかったので、大満足なあさごはん旅となりました。
それではみなさん、よい一日を!
文・写真:水島早苗
ブログ:Da bin ich! -わたしはここにいます-
facebookページ:みんなのあさごはん!
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