国内でも海外でもネットがないとソワソワしてしまう編集部のLeeです。
通信回線を選ぶ際はプロバイダ選びも重要ですが、それ以前にどんな通信回線を選ぶかも重要です。
現在、メジャーな通信回線にはWiMAXと固定回線(光)があり、どちらが良いか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
今回は、WiMAXと固定回線を徹底比較することで、そんな悩みを一気に解消したいと思います。
結論:ライトユーザーはWiMAX、ヘビーユーザーは固定(光)回線
結論から申し上げますと、ライトユーザーにはWiMAX、ヘビーユーザーは固定回線がおすすめです。
より分かりやすく説明するため、WiMAXと固定回線の違いを表にまとめてみました。
WiMAX |
固定回線 |
|
持ち運び |
可能 |
不可能 |
各種手続き |
簡単 |
面倒 |
通信速度 |
若干遅い |
速い |
速度制限 |
あり |
なし |
コスト |
安い |
高い |
WiMAXはポケットに入るような小さな本体ですので、家の中はもちろんのこと外出先にも持ち運べて、ノートPCやスマホをつないでインターネットを楽しめます。
また、WiMAXはインターネットでも契約でき、その1週間後程度で端末が自宅に届けばすぐにインターネットを利用可能です。
光回線は工事が必要なため、高額な月額料金に加えて工事料金も上乗せされますが、WiMAXは工事不要なため安価な月額料金しか負担がありません。
通信速度や速度制限については固定回線が優れていますが、最近ではWiMAXの通信速度もアップしており、速度制限後の速度も、ライトユーザーならばさほど気になりません。
以下で、WiMAXと固定回線の特徴をより詳しく比較します。
【手続き編】WiMAXはすぐに利用できる
回線の種類 |
申込~利用開始まで |
WiMAX |
即日~1週間程度 |
固定回線 |
1週間~2か月程度 |
WiMAXは、本体が自宅に届いたらすぐに利用できる点が大きなメリットです。
WiMAXの中には、店舗で販売・契約を行なっているプロバイダもあります。
店舗で契約まで済ませて本体をその場で受け取れれば、IDとパスワードの設定を完了させてすぐにインターネットが利用可能です。
店舗がないプロバイダでもインターネット契約が可能で、最短即日発送してくれます。
固定回線は工事が必要で手続きが面倒
一方の固定回線は、自宅に光ファイバーが引き込まれていない場合は、開通工事が必要です。
申込から工事開始までは1か月程度かかりますが、年度末などの繁忙期にはさらに期間が延びてしまう可能性もあります。
しかも、引っ越しをした場合、引っ越し先で新たに手続きをしなければなりません。
【速度編】WiMAXは若干不利
回線の種類 |
通信速度(実測・下り) |
WiMAX |
平均10Mbps |
スマートフォン |
平均200Mbps |
固定回線 |
平均400Mbps |
実測の下り通信速度は光回線の40分の1程度ですので、速度の面ではWiMAXが不利です。
しかし、平均10MbpsもあればメールやLINE、サイト閲覧や標準画質の動画視聴には何ら問題はありません。
僕もサイト閲覧がメインでしたので、速度に関してはさほどストレスがありませんでした。
ただし、以下のように容量オーバーによる速度制限があるのが、WiMAXの注意点です。
①直近3日間で10GBを超過→翌日夜に1Mbpsに速度制限
②月7GB超過→月末まで128Kbpsに速度制限
③au 4G LTEが月7GB超過→月末まで128Kbpsに速度制限
ただし、WiMAXでは「ギガ放題」というプランを提供しており、ギガ放題を選択すれば②の速度制限はありません。
優れた通信環境の固定回線
通信速度の実測は、固定回線がWiMAXの40倍以上を誇っており、圧倒的な通信速度です。
しかも、時間帯にかかわらずほぼ安定した通信速度を誇っていますので、利用する人が多い夜間でもストレスがありません。
さらに、固定回線には容量制限がありませんので、高画質動画やハイスペックオンラインゲームも、容量を気にする必要がありません。
【コスト編】安く抑えられるWiMAX
WiMAX | 固定回線 | |
契約手数料 | 3,000円 | 3,000円 |
端末料金 | 実質無料 | 無料 |
工事費用 | 無料 | 2,000円~3万円 |
月額料金 | 3,000円程度 | 6,000円程度 |
解約手数料 | 9,500円~3万円程度 | 8,000円~1万5,000円程度 |
表を見てみると、全般的にWiMAXのコストが安いのが目立っています。
WiMAXは回線工事の必要がないため、工事代金が無料です。
コストで最も気になる月額料金も、3,000円程度とかなり安めです。
ただし、解約する際に契約年数と残り契約月数が多いと、解約手数料を多くとられてしまいます。
コスト高の固定回線
一方の固定回線は、全般的にコストが高いです。
条件によっては3万円程度かかる工事費用は、導入における最大のネックです。
無線LANで光回線を利用したければルーターを別途購入する必要があります。
そして、月額料金がWiMAXの倍近くするのは、ボディーブローのように地味にお財布に効いてきますね。
WiMAX vs 固定回線(光)まとめ
WiMAXは導入コスト、維持コストとも安いため、とりあえず回線だけ欲しい利用者に向いています。
また、面倒な手続きもほぼないため、契約してすぐに使いたい人、引っ越しや転勤が多い人向きです。
WiMAXの通信速度は若干遅いですが、通常の動画視聴やサイト閲覧、SNSをメインで利用する方には特に問題ありません。
WiMAXは低コストでどこでもすぐに利用可能、そしてそこそこの通信速度を誇っており、ライトユーザー向きと言えます。