年間約500万人が来場する欧州最大の科学館、パリのシテ科学産業博物館。五感で科学を体感できたりと、1日いても飽きなかった館内の様子を紹介します!
こんにちは。なんとかなる。の2号です。
パリにある欧州最大級の科学館、「シテ科学産業博物館」に行ってきました。
子どもにも分かりやすい、体験型の展示物がたくさん!そんな科学館をレポートします。
シテ科学産業博物館(Cité des Sciences et de l'Industrie)
シテ科学産業博物館(Cité des Sciences et de l'Industrie)は欧州最大の科学博物館。フランスのパリのラ・ヴィレット公園に位置する。ガラスと鉄の構造物はピーター・ライス(Peter Rice)によって設計され、1986年に開館した。年間来場者数は約500万人。館内には、世界最大級のピンホール式プラネタリウムと潜水艦(アルゴノート)、深海調査船ノティールの実物大模型、IMAXシアター(ラ・ジェオード)などがある。Wikipedia「シテ科学産業博物館」「Cité des Sciences et de l'Industrie」参照。
シテ科学産業博物館は、科学館、プラネタリウム、3Dシアター、潜水艦などから構成されています。私は今回、科学館のみ行ってきました。中には楽しく科学を体験できる展示物がいっぱい、そして小さな子どもたちから高校生くらいの生徒もたくさん見学に来ていました!
シテ科学産業博物館はパリ市内の北東にあります。
シテ科学産業博物館(Cité des Sciences et de l'Industrie)
アクセス:最寄り駅は地下鉄7番線のPorte de Villette駅。地下鉄の駅を出てすぐ。バスは139番/150番/152番 Porte de Villette下車後すぐ。
営業時間:火~日 10:00~20:00(月曜休み)
※料金は科学館への入場料とは別に3Dシアター、プラネタリウム等は別途料金がかかります。
科学館入場料:9ユーロ(約1030円)/人
Geode(3Dシアター):12ユーロ(約1370円)/人
プラネタリウム、潜水艦:3ユーロ(約340円)/人
科学館に到着。なかなか大きいです。
入口から右に進むとチケット売り場があります。そして建物の2階と3階が科学館となっています。
2階に上がると、大きな飛行機がドンと飾られていました。
この飛行機は、太陽光のみを動力とした有人飛行機「ソーラーインパルス」です。世界一周を目標としているらしいですが、まだ達成はされていません。
ソーラー・インパルス(Solar Impulse)は、スイス連邦工科大学ローザンヌ校で進行中の有人ソーラープレーンプロジェクト。世界初の気球による無着陸地球一周を成功させたベルトラン・ピカールがプロジェクトを主催している。このプロジェクトでも太陽エネルギーを動力源とする有人固定翼機で世界一周することを最終目標としている。Wikipedia「ソーラー・インパルス」参照。
水で飛び上がるロケットがありました。ボタンを押すと、水が充填されてロケットが真上に飛び出します!
ボタンを押すと見事に飛び上がったのですが、壁が思ったより低く、床がビシャビシャになりました…誰もいなくて良かった…足早に次へ向かいます。笑
この写真は何か分かりますか…?
中学で習う「三平方の定理」を視覚的に表した展示物です。最初に、一番大きな四角形(c2)に液体が入っています。これが回転すると、他の2つの四角形(a2,b2)に液体が移るのですが、溢れることなくぴったり全て入ります!
上から玉を落とすパチンコのような装置です。
すると不思議なことに、何もしていないのにほぼ毎回同じような分布になるのです。意外にも、このガウス分布の展示が一番感動した展示物でした!やはり真ん中に落ちる確率が圧倒的に高いのですね。
容器の中に「ベル」「手袋」「磁石」が入っています。
ボタンを押すと中の空気が抜けていき真空状態に。その時それぞれどうなるでしょう…?
壁が音のエネルギーを吸収するため、反響がほとんど無く、音の広がりがなくなり、いつもとは全く違う感覚に陥ります…!一度は体験してほしい展示物の1つです!
今度は逆に音を集める装置「パラボラ」
これに向かって話すと、小さな声でも音が一点に集められて大きな音になります!ただし、小さな輪っかの直線上にいる人にしか聞こえません。ヒソヒソ話に最適!?
夜空に浮かぶ北斗七星。地球から見ると、あの形に見えます…ケンシロウのアレ。
でも角度を変えると…
地球からの距離も星の大きさもバラバラ!なんだか不思議…
太陽系の惑星の動きを模した装置です。
内側の惑星(水星、金星)のスピード感が…ヤバい!
野菜が展示されていました!?正真正銘のブロッコリー。笑
なぜ科学館にブロッコリーが飾られているのか?気になる方は「フラクタル」で検索、検索!
こんなのもありました!微生物の万華鏡
キレイなんだか…気持ち悪いんだか…
たくさん丸い球体のついた正方形の物体…
それぞれの球体が光って、視覚的に分子の構造を学べます!
欧州最大の科学館のシテ科学産業博物館、改装中で3分の1ほどはクローズしていましたが、それでも1日十分に楽しめました!次はIMAXシアターとかも行ってみたいなーと思う2号でした。
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