ヴェネツィアで「気持ちよく」ゴンドラに乗るための傾向と対策

2016.05.26 10:37 
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ヴェネツィア​と言えば水の都、民族衣装を着た男前なゴンドリエーレが陽気に愛の歌を歌いながらゴンドラを漕いでくれる……と思っていたのですが、現実はそんなに甘くはありませんでした。

 

ヴェネツィアと言えばゴンドラ行き交う水の都

こんにちわ!うちゃかです!前回の記事に引き続き水の都ヴェネツィア(ベニス)のお話をしていきたいと思います。

「アドリア海の女王」「水の都」「アドリア海の真珠」などの別名をもつ。英語では「Venice」と呼ばれ、これに由来して日本語でもヴェニス、ベニスと呼ばれる事もある。

 

 

ヴェネツィアといえばやっぱり、水の都という印象が強いかと思います。実際、街の中をちょっと歩けば水路、ちょっと曲がれば川が続いています。

そんな水の都ヴェネツィア内で古くから交通手段として活躍しているのが船。大きな川には所狭しと高速船、タクシー船、バス船、観光船など様々な船が止まっています。朝はこれから出勤する人が大勢乗っている船、ヴェネツィア内のゴミ回収船、ホテルのタオルやアメニティグッズ交換船など様々な商業船が間10cm未満で往来する姿も見る事ができます。
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そして、もう1つ皆さんご存知の「ゴンドラ」。細い水路をバランス良く移動できる細長い船です。近年は観光のものが増えてきていますが、まだまだ生活手段・商売の手段として活用されています。
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実際にゴンドラに乗ってみた

ヴェネツィアの街の中を歩くと様々な場所でゴンドリエーレ(ゴンドラを漕ぐ人)が客引きをしています。彼らは「かわいいお嬢さん、こちら」「オッパッピー」「ダメよダメダメ」など古めのギャグやチャラい日本語を巧みに操ってきます。人種の判断はできないようで、アジア系の全言語を駆使してきますが、この時点で嫌ならば「ノン」とはっきり断りましょう。
Venice-in-gondola

 

傾向1:値段がキャバクラ並みに高い

私はあえて客引きが激しいゴンドラに乗ってみました。時間は40分程度で、メインの水路を回るとの事。値段はこんな感じでした。

ゴンドラ乗船(昼間): 80ユーロ(約9887円)/40分(以降20分ごとに40ユーロずつ加算)
ゴンドラ乗船(夜間): 100ユーロ(約12357円)/40分(以降20分ごとに50ユーロずつ加算)

 

安めのキャバクラ並みです。ただ、全てのゴンドラがこの料金で営業している訳ではありません。実際はこの料金は守られておらず、人を見て、少し多めの料金を言われてしまう事も少なくありません。特に、リアルト橋やサン・マルコ小運河の近くなど、有名観光地近くの乗船場を利用する場合は気をつけて下さい。
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傾向2:体型で座席を決められる

乗船すると予想外にゴンドラが細い事に驚きます。そして、容赦なく体型から体重を判断され、座る位置を決められます。足は伸ばせません。そして揺れます。めちゃくちゃ揺れます。揺れ過ぎるから、自分でずれてバランスを取ろうとしたら、容赦なく怒られました。しょっぱなから愛想がないです。客引きの時の愛想と元気の良さはどこへ行った?

 

対策1:水は飲まない

ぱっと見、ゴージャスなゴンドラですがよく見ると結構埃を被っていたり、船の側面の色がはげていたり、錆びていたりでちょっと不安です。水を見ていると愛想なくゴンドリエーレが言いました。「時々日本人が川の水をしょっぱいのかな?とか舐めたりするんだけど、生活排水だから飲んだら死ぬよ」と。
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そうなんです。確かに臭いんです、水。濁ってるし。だから絶対に水は舐めたり飲んだりしちゃダメです。映画や絵画でそんなシーンを見た!って思ってもやっちゃダメです!

 

傾向3:歌ってくれない

橋の下で願い事や歌を歌って響かせてくれるのかと思いきや、シーンとしています。
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くぐり終わりました。愛想がないです。超絶静かな時間が過ぎていきます。
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橋の上の観光客が「何か歌ってくれ!」とゴンドリエーレに叫んでも歌ってくれないです。気分良くないと歌ってくれないのかと落ち込んでいると、一緒に乗った詩吟を習っているという日本人観光客の老夫婦が「来よや友よ♪ 船は待てり サンタルチア サンタルチア〜♪」と歌ってくれる始末。ヴェネツィアのゴンドラで日本人の詩吟調のサンタルチアを聴いたのは私だけだと思います。

 

その後橋を何本もくぐりますが、全く歌ってくれないゴンドリエーレ。静か過ぎて、橋の上の観光客もゴンドラが下を通っているのに気づかない始末。
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対策2:歌は別料金と考える

勇気を出して、「歌ってくれませんか?」とゴンドリエーレに聞いてみると40ユーロ追加というじゃありませんか!キャバクラ!ホストクラブ!ここは新宿歌舞伎町!?マンマミーア!

「お金取るだなんて聞いてないです!お金ないです!」と言った時の「じゃあダメ」的なゴンドリエーレ。悔しいから撮ってやりました。
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後で分かった事なのですが、団体ツアーによっては歌ってくれるゴンドリエーレも居るようなのですが、単独で行くと歌ってくれない(お金追加)ところもあるそうです。また、降りる時は割と強制的にチップを支払う制度なので、そこは準備しておきましょう。

 

とはいえ、やっぱりヴェネツィア。
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細い水路とゴンドラの車庫ならぬ船庫や
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自宅の裏口や劇場入り口(La Fenice)などをゴンドラで廻れるのはここでしかできない経験なので機会があれば経験してみましょう!
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