「旅を仕事に活かす」5つの極意 byプロギャンブラーのぶき

2016.04.15 09:22 
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「旅をキャリアに。Career Traveler’s Labo」キックオフイベントでの、プロギャンブラーのぶきさんのトークをまるっと書き起こし!「旅をキャリアに」=「旅を仕事に活かす」ための5つの極意とは…!?

 

プロギャンブラーのぶきによる「旅をキャリアに」論

4月3日、秋葉原旅食ダイニング 「Journey×Journey」にて開催された、世界新聞のオンラインサロン「Career Traveler’s Labo」のキックオフイベント第1回は、ゲストメンバーのプロギャンブラーのぶきさんに「旅をキャリアに」についてトークしていただきました!のぶきさんが使用したスライドとともに、トークを記事化してみました。

 

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プロギャンブラーのぶき
1971年東京生まれ。15年に渡り海外のカジノを渡り歩き、稼いだお金で旅するプロギャンブラー。その勝率は ケタ外れの「年間9割」。現在、講演や書籍執筆の依頼が殺到中。著書に勝率9割の選択(総合法令出版) 、ギャンブルだけで世界6周 (幻冬舎文庫)

 

イベントの会場となったサロンの共同運営者山本ジャーニーさんが経営する「Journey×Journey」。

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プロギャンブラーのぶきさんによる「旅をキャリアに」をテーマにした赤裸々なトークの始まり…

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「旅を仕事に活かす」5つの極意​

「旅をキャリアに」=「旅を仕事に活かす」ための5つのポイントを、プロギャンブラーのぶきさんのトークを元に解説していきます!

 

「旅を仕事に活かす」5つの極意
1 メンタル
2 ゴール設定
3 予習
4 旅先
5 復習

 

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プロギャンブラーのぶきさんの主戦場であるラスベガス

 

1 メンタル

まず、旅に「プロ意識を持つ」とは…

 

「あの人だったらどうするか?という視点で旅を感じにいく」
僕や世界新聞編集長に乗り移ってでもいいし、「あの人だったら、このシチュエーションでどう動く/考える/切り取っていくか?」という視点で、本氣で旅を感じにいく。それがプロ意識ですね。旅行って誰でも出来ることなので、皆と同じレベルで旅していたらキャリアに繋がりません。

 

そんな「プロ意識」をさらに3つのレベルに分類して解説。

 

1 再度オーダーが来るレベル
いただいたオーダーにただ乗っかるだけじゃなく、「僕はこう思います」と提案する。「この人面白いな」と思ったら、再度オーダーが来る。レストランなら2度目来てもらうくらいの気持ち。そこをきっちり作りにいく。

 

2 お客様から見てwinを感じるレベル
(オーダーを)頼む視点で、「あの人使いたいな!」と思われるところまで自分をもっていく。

 

3 アウットプットの質と量
得意なアウトプットって皆バラバラで、色んなアウトプットがあるんです。あとはその量をどんどん出していく。質×量でモノになっていきます。
(得意なアウトプットに応じて)面白いことを文字に起こしたり、写真を撮っておく。食事が好きならそれをアップする。そういう人をメディアの人は探すので、キャラを自分で創っていく。「自分の中の記憶」で終わってしまうと、その後お金に繋がらないです。

 

2 ゴール設定

「ゴール設定はすごく大事」と断言するプロギャンブラーのぶきさんによると、旅を仕事にしている先人からゴール例を学ぶのが有効であり、学んだゴールの例から本氣になれるものを1つだけ選ぶそうです。

 

「本氣​になれるものだったら続けられる」
大事なのは、自分から湧き出て来るもの。(旅ビジネスの)ブランディングは難しいし、確立まで時間かかることもあるから、(お金基準だと)しょげちゃう。でも本氣になれるものだったら続けられる。あと、あれもこれもではなく、1つに集中しないとお金にはならない。

 

さらに、「ゴール設定」と同様に重要なのは「目的意識」だそうで、「大事なポイント!」として解説して下さいました。

 

「ゴールを目指すための目的意識」
目的意識は何でもいい。でも目的意識が無ければゴールできない。今から旅する人に絶対持ってほしい意識ですね。そして他人軸ではなく 自分が「ここ見たい/感じたい!」という自分軸の旅にして下さい。半端なことやったら半端な結果にしか結びつかないです。

 

ちなみに、プロギャンブラーのぶきさんは「(自分の考えを)まとめるくらいのスタンスならやめろ、本に出すくらいのスタンスで行け」と祖母から言われたそうです。

 

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3 予習

「本氣​で予習して下さい」と、プロギャンブラーのぶきさんは語ります。

キャリアにするための旅では「ゴールへの全情報を獲りにいく」そうです。

 

「旅は情報戦」
冒険家を否定するわけではないですが、旅は冒険じゃないよということです。旅は「情報戦」だと考えています。目的意識やゴール設定のために必要な情報を、僕は獲りにいってます。

 

プロギャンブラーのぶきさんには情報戦を勝ち抜くための「予習」に関するポリシーがあるそうで…

 

「勝ちにこだわるな、勝つ準備にこだわれ」
僕の格言です。勝ち負けは、勝負する前はわからないです。色んな国に行けば、いい時もあれば悪い時もあります。勝ち負けにこだわるのではなく、勝率を上げていけばいいだけです。

 

旅の勝率を上げる予習とはつまり…

 

「何が起こっても対応できる状況にする」
3ヶ月旅するなら、3ヶ月前から準備します。準備とは、何が起こっても対応できる状況。(旅先で)情報が1つしかなければ、(例えば)電車が無い/インターネットが使えないとなると、そこで旅が終わる。努力しないと、自分の思い描く素敵な旅には到達できない。

 

ちなみに、『地球の歩き方』やネット検索を駆使した旅の勝率を上げる予習によって、ヨーロッパのヌーディストビーチや混浴サウナの情報を手に入れたそうです(笑)

 

4 旅先

旅先では「本氣​でその国を感じにいく」と話すプロギャンブラーのぶきさんに、旅先ですべき3つのことを解説していただきました!

 

1 写真を撮りまくる
シーンを忘れちゃうので、琴線に触れた物をどんどん撮ってく

 

2 メモ魔になる
メモは絶対とってほしい。ぼくは(現地に)入った瞬間からブアッとメモっていきます。「この国の何が日本より上で、何が日本より下か」と。

 

3 全てを感じにいく
「日本で夜出歩くなら、他の国でも出歩こう」
というのが僕の考えですね。オススメはしないですが、感じに行くのは大切かなと。本で「治安が悪い」と書いてあっても、治安が本当にどれだけ悪いのかは出なきゃわからない。

 

そして意外にも「旅先ですべきではないこと」は、SNSの発信を避けること。その真相とは…

 

時間がもったいない
SNSを発信しすぎなくてもいいかなって思っています。否定しないですが、僕にとっては時間がもったいない。というのは、(現地の)全部を感じてほしいんですよ。

 

5 復習

旅をビジネスに繋げるためには、「復習」=「アウトプット」が重要プロギャンブラーのぶきさんの場合、復習に旅と同じ期間を費やすそうです。なぜなら…

 

「求められた時に一気に伝えられる」
3ヶ月旅したら、その後3ヶ月は考えてます。そうすると、「あの話伝えて下さい」と言われた時に、一気に伝えられるようになる。また、アウトプットされるのは、ちょっと後になるので。旅中にわからなかったことが、旅した後に出てくることがある。「スペインであの時学んだ判断」だとか「タイで隣の人に教わったことだ」とか。

 

そんなアウトプットのコツとは…

 

得意なツールでアウトプットする
動画が得意ならyoutube、書くのが得意ならブログ、トークをyoutubeにあげてもいい。ブログに載せつつ同時にアップすると拡散され、メディアの人からピックアップされやすくなる。旅メディアの人は、必ず旅サイトを見てます。あと、フェイスブックオンリーは推奨してないです。気になっても検索できないから。

 

さいごに:レベル3の視点

そして、旅をキャリアにするための決定的な要素に「レベル3の視点」を挙げます。「レベル3の視点」とは…

 

「この人に頼みたい!」と思わせる
自分の軸
を作って世界を周る、検索したらトップ10に入る、コンテンツもガッツリ。そうすればいきなり依頼がきます。そこまでやりこまないと、絶対、話はこない。旅を仕事に活かすとは、お金を出してくれるレベルまで昇華させていくこと

 

またトーク終了間際、旅人同士の繋がりについてこう断言されていました…

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「旅人の横の繋がりは大事」
(のぶきさんのFacebook友達)4千人中、千人は旅人。2〜3百人は世界一周。その人達が何を見てきたとかってのは、すごい勉強になります。あと、(当日イベント後の食事会)2500円で旅仲間と繋がれるのは安い(笑)

 

「旅を旅で終わらせたくない旅人」​へ

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Career Traveler’s Laboは、旅をキャリアにして活躍するゲストと、旅をキャリアにしたいメンバーが集う空間。現在50名ほどでワイワイやっております。

参加方法はこちらのページから入会するボタン→「秘密のfacebookグループ」へ招待という流れになります。初月無料なので、お気軽に!

 


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がぅちゃん
イスラエル・テルアビブ在住のネイティブ京都人。京都市立芸術大学卒業後、米国人の同性パートナーとベルリンに移住し、ライターとして活動を開始。世界新聞2代目編集長。日本、イギリス、カナダ、ドイツでの生活経験がある。▶︎ブログ ▶︎youtube ▶︎twitter

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