夫婦で世界一周する僕らがカオサン通りで感じたまんねり…。でも、自分から楽しもうとすれば、旅はいくらでも楽しくなるのです…!
こんにちは!新婚旅行で世界一周中のNO TRAVEL NO Life、大地と涼です!連載第2回は、タイのカオサン通りからお届けします!
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世界一周には欠かせない予防接種を安く受けるために訪れ、約1ヶ月滞在したタイ。でも最初は刺激的だったカオサン通りの観光も飽きてきて、これはいかんと2人で楽しさを見つける会議をすることに…。会議の結果、路上パフォーマンスを実行してみると、ただ旅をしているだけでは見られない世界がそこにはありました。
カオサン通りは、タイのバンコク、プラナコーン区のバンランプーにある道路の名称。カオサンロードとも呼ばれ、外国人バックパッカーの溜まり場として知られる。300メートルほどの通りにはバックパッカー向けのホテルやゲストハウスが軒を連ね、旅行者に必要な店がずらりと並ぶ。
Wikipediaより
僕たちが訪れたのは6月末〜7月。気温はもちろんですが湿度も高く、少し歩くだけで汗が吹き出てきます。大学生の時にタイに来たことがある僕は、得意気に涼を案内するつもりで向かったのですが…
意外にも静かな様子…。この時はまだ午前中でカオサンロードは前日の熱気がようやくおさまったところだったみたいです。夜に近づくにつれて…
どこからともなく人やお店が現れ、熱気が高まっていきます!
始めは、色んなお店を見たり、安くておいしい屋台探しをしたりと観光を満喫していました。「タイの蒸し暑さの中、外で飲むビールは最高においしい」と涼も言っていました。
でも…僕たちココに1ヶ月滞在します。
徐々に新鮮さはなくなり、ご飯も同じ屋台をローテーションし、毎晩繰り広げられるクラブパーティーのような人混みもススっとかき分けてゲストハウスに籠る日々…。
バックパッカーの聖地という名に期待値が上がりすぎていたのか、どこかカオサン通りに飽きを感じていました。
このままではいけないと思った僕たちは「何かおもしろいことができないか?」と会議を始めました。
そこで出た結論が「カオサン通りに座ってみよう!」でした!笑
小学生の時に習字を習っていた僕は筆ペンを持ってきていました。
「カオサンロード周辺はタトゥーのお店も多いし、腕に好きな漢字を書いてあげたら喜んでもらえるかも!」「折り紙に漢字を書いてプレゼントするものいいかもね!」
…という感じで会議は盛り上がり、早速近くのお店の人に「ココに座ってもいいか?」と聞くと、不思議そうな表情をされながらもOKをもらうことができたのです。
場所を譲ってくれたおばちゃんが店を出すまでのたった2時間程度の間でしたが、僕たちは今までは見られなかったカオサン通りの景色を見ることができたのです。そんな風に思わせてくれた8つの出会いを紹介します!
1、物売りのおばちゃん
いつもは物を売ってくるおばちゃんが優しい笑顔で話しかけてくれます…カオサンロードで生きる仲間になれたのかな?
2、パッタイ屋さんのおばちゃん
屋台の準備に向かうおばちゃんもこんな感じです。
3、韓国人の兄妹。
彼らはいろんな漢字を知っていました。
4、フランス人の旅人
僕たちが日本人だと知り、けん玉を披露してくれたフランス人の旅人…かなり上手でした。まさかタイでフランス人にけん玉を教えてもらえるとは!
5、タイの大学生達
「インタビューがしたい」と話しかけてくれました。観光してるだけでは声をかけられなかったかもしれません。こういう時、もっと英語が喋れたら…!
6、僕たちのことが気になる女の子
賑わってる僕たちをあやしそうに見てました…。
7、タイのおじさん
話しかけたわけではないけど、優しい笑顔でずっと僕たちを見ててくれました。
8、トゥクトゥクのドライバー
仕事中でもにこやかです。
僕たちがカオサンロードを歩いていた時は、自分達が欲しいものにだけ目がいってました。でもそこに座り、見られる側になっただけで、人の表情やものの見え方が変わりました。いつもと変わらないカオサンロードでの時間が、ゆっくりと感じられたのです。
以前は「有名観光地に行けば楽しいはず!満足できるはず!」と考えていました。受け身の旅ではなく自分たちから楽しみを作っていけば旅の楽しさは何倍にもなるということを、路上での体験が教えてくれました。
自分たちがちょっと変わることで、カオサンロードが違った世界に見え、今ではもっとこの場所が好きになりました。
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