大英博物館の最奥部にまさかの日本の「アレ」が展示されていた

2016.02.20 10:24 
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世界最大の博物館の一つ大英博物館の最奥部に展示されていたのは、確かに日本のカルチャーを代表するものでしたが…。

 

かの有名な大英博物館に…

今だから言いますが、酒が飲みたかったからではなく、歴史が好きだったから会社を辞めて世界一周している三矢です。博物館とか美術館とか大好きです。

今回は世界有数の博物館大英博物館を紹介します。

 

大英博物館はフランスのルーブル博物館などと並ぶ世界有数の博物館です。
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その広さと収蔵品(約800万点)のクオリティ、そして何より入場無料ということで僕は大英博物館を約15時間彷徨い続けました。

そして僕は大英博物館の最奥部にとんでもないものが展示されているのを見つけてしまったのです。

 

入口から一番遠いところに日本の展示

大英博物館の一番奥にあるのが日本の展示。ちょっと分かり辛いですが写真の一番上のオレンジ色の部分です。Level5(イメージで言うと6階)に該当するのは日本の展示コーナーのみ。しかも正面入口の反対側にあるので日本のコーナーは大英博物館の最奥部に存在します。
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歴史好きならここにたどり着くまでに数日かかります。いやマジで。
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可愛い埴輪がお出迎え。
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階段を登り詰めたその先が大英博物館の最奥部日本のコーナーです。
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本格茶室がお出迎え

「古代から現在まで」というサブタイトルがついています。
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説明にはこうあります。

日本は、伝統文化の多くを大切に守りながら高度な科学技術に代表される社会を発展させてきました。このギャラリーでは、日本がどのように伝統を保ちながら、時代の変化にも立王しつつ、現在に至るまでの文化を形成してきたのかを辿ります。そしてその過程において、外の世界とどのように関わってきたのかを紹介しています。

 

日本の展示コーナーに入ると真っ正面に茶室がお出迎え。
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解説を読むと京都から職人を呼び寄せて作ったもので、ご察しのとおり和英庵と言う名前は日本(和)とイギリス(英)からきています。
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茶室の隣には国宝「百済観音立像」のレプリカ。
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日本の地理や歴史に関する解説があります。
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日本の展示は縄文・弥生時代などから始まり、江戸時代を経て、現代(下図一番右)へと至る構成です。
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そう!この現代の展示がしてあるコーナーこそが大英博物館の最奥部なのです。

 

古代から中世

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本題に移る前に、すこし日本の展示を見ていきましょう。まずは古代から中世にかけて。

 

真っ正面にまたまた埴輪がお出迎えです。
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中学生の頃歴史の授業で習ったような気がしないでもない銅鐸
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不動明王像。ザ・日本な感じがしますね。

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江戸時代

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江戸時代の展示に続きます。

 

真っ正面に登場するのは鎧兜!これぞ外国人が抱く日本のイメージなのではないでしょうか。SAMURAI!!
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鞍と鐙の展示もあります。装飾の美しさは生粋の日本人である僕が見てもため息が出ます。
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日本文化ということで能面と和楽器の展示があり、
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着物も展示されています。
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個人的に面白かった展示の一つがアイヌの民族衣装。ルウンベと言うものだそうですが恥ずかしながら初めて見ました。
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海外でも非常に評価が高い浮世絵も何点か展示されています。

相撲レスラーの浮世絵も。
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いよいよ近現代へ

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徳川幕府が滅びてから現代までの展示です。ここが大英博物館の最奥部。ここはこれまでの二部屋と少し毛色が違いました。

 

まず真っ正面に展示されているのは伝統工芸品を現代の職人が作ったもの。美しい…。
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続きまして文明開化の香りを感じる明治、大正期の展示。

大正天皇と三国元首』、うろ覚えですが確か大正天皇と、イギリス、フランス、ロシアの元首。
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東日本大震災後に篠山紀信さんが撮った北陸の写真集『ATOKATA』も。
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大英博物館の最奥部に展示されているものはコレだ!

お待たせしました。そんな近現代の展示の後半ににとんでもないものを見つけてしまいました!

それが…

……

………

 

これです!!
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おわかりいただけただろうか。

 

なんとマンガ聖☆おにいさんが、かの有名な大英博物館に展示されているではあーりませんか。
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聖☆おにいさん
ブッダとイエスが、下界のバカンスを満喫しようと、日本の東京都立川の安アパート(風呂なし・ペット禁止)の一室で「聖」(せい)という名字で暮らすという設定で描かれる日常コメディ。
Wikipediaより引用

 

当たり前ですが解説まで付いてます。
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『聖☆おにいさん』が大英博物館に展示されている理由

なんだこれ!?とTwitterに投稿したところあれよあれよと100リツイート目前まで拡散していきました。やっぱりみんなぶったまげるんですね。

 

 

その中でなぜ「聖☆おにいさん」がここに展示されているのか答えが分かりました。

 

以前、「聖☆おにいさん」の件をトラベルジャーナリストの寺田直子さんが大英博物館に問い合わせていたのです。

以下、寺田さんのブログに掲載された大英博物館の回答。

 

マンガは江戸時代、明治時代の浮世絵や版画などの印刷文化を継承しながら、そこに世界中のあらゆる新しい話題を融合させてきたということで、近代日本文化の中の重要な一面であると我々は位置づけています。大英博物館の常設展示のために歴史的な作品や、マンガやアニメに関連したモダンアートワークなども常時、収集しています。さらに、博物館の日本関連の参考図書として興味深いテーマを有した作品も集めています。「聖☆おにいさん」はその中のひとつです。

中村光による「聖☆おにいさん」は日本展示室の焼物のゲスト学芸員二コール・ルーマニエールのお気に入りのマンガです。彼女の推薦もあり、博物館の参考図書としてこのマンガの数巻を追加しました。宗教を扱っていながら、ウィットに富み、陽気に寛容さを奨励する内容には私も感心しました。
ハッピー・トラベルデイズより引用・抜粋

 

寺田さんのブログによると『聖☆おにいさん』の展示期間は2011年2月13日までの期間限定だったようですが、常設展示入りを果たしたようです。

世界的に有名な大英博物館に日本のMANGAが展示されているのを見るとCOOL JAPANここに極まれり!というような感慨を感じました。

 

今回は日本の展示にフォーカスしましたが、大英博物館は世界でも有数の博物館なだけあって、世界中の貴重で素晴らしいものが溢れています。歴史好きならため息か鼻血が出ること請け合いです。もしロンドンに行く機会がありましたら滞在時間を長めに持たれることをオススメします。なにせ何時間、何日居たところでタダなんですから。

 

大英博物館

入場無料

 

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三矢英人
1986年神奈川県生まれ。住所不定無職。日本地ビール協会認定ビアテイスター、米国公認会計士(Inactive)。行きたいところに行き、見たいものを見て、食べたいものを食べ、飲みたい酒を飲む、がモットー。三度の飯より酒が好き。 HP: my pace, my life Twitter: hideto328

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