6千円とギターと寝袋を持って世界一周した男、金丸文武をご存知ですか。2年4ヶ月60ヶ国に渡る旅中、世界一周ブログランキングで1位に君臨、帰国後「世界の路上で生まれた奇跡」を出版した男の、マジメな連載がスタート。
※上写真:青空道路真ん中ヒッチハイク@ノルウェー
初めまして、金丸文武といいます。
今この文章は大阪の梅田の近くで書いています。梅田の西側、福島という駅の近くです。
日本にいる僕が、リアルタイムで世界を旅している旅人さんが多くいる世界新聞に文章を書くのはなんだか変な感じではありますが、僕なりの旅の話を書いていければと思います。
14歳。多くの学生がそうするようにギターを弾き始めました。理由はもちろん女の子にキャーキャー言われるため。
16歳で初めて路上で歌を歌いました。夜のネオン街で歌うとお小遣いが稼げる上に、綺麗な女の人と仲良くなれたからです。
そう、不純のパワーも突き詰めれば純粋です。
ベジータもそれでスーパーサイヤ人になれましたからね。
なんの話ですか?
そして20歳。遠くへ行ってみたいという想いで日本一周の旅に出ました。
地元である宮崎県を出発し、沖縄から北海道まで、全都道府県を海沿いから山の中までくまなく周り、4年半かけて日本一周を達成。
まぁこの世界新聞を読んでいるような旅好きの人からしたら日本一周なんてチョチョイのチョイでしょくらいの感じですよね。でも日本一周ってすごくいいですよ。
かつて藩政で区切られていた日本ですから地域ごとの独特の文化がとても色濃く、掘り下げていこうと思えば日本一周は4年半でもとても足りないです。
あと47都道府県のすべての女の子を制覇するとかアリガチなことをほざいていましたが、まぁ無理ですよね。
何県クリアーしたかは内緒です。とりあえず性病にはかかりました。若気の至り。
あ、あれ?こんな感じでよかったのか……?
世界新聞って何書くんだっけ?
あれだよな?世界のリアルな実情、政治とか国交とか紛争とか、そういう真面目な内容のアレでしたっけ?アルカイダがどうとか。
本当、大変ですよねクラミジアは。あれ……全然似てない。
どうして僕に世界新聞のオファーが来たんだろう。
モニュメントバレーとギター
日本一周を終えてからはさらにギターを持って歌いながら国内を旅し、30歳を機に世界一周の旅に出発しました。
お金を貯める時間がもったいなかったので、6000円とギターと寝袋を持ってほぼなんの準備もせずにロシアに渡りました。
そこからは怒涛の日々。
毎日毎日、雨が降ろうが雪が降ろうが路上で歌って金を稼いで進む旅。
お金を節約しないといけなかったので基本は野宿とヒッチハイク。
強盗に襲われ、警察に銃を突きつけられ、体調を壊して痩せこけてもそれでも歌い続けて、ゆっくりだけど確実に前に進み、ギターと歌の稼ぎだけで世界一周を達成しました。
2年4ヶ月、60ヶ国の旅でした。
今思えば、はっきり言って楽勝です。
路上でパフォーマンスをしてお金を稼ぐ行為をバスキングというのですが、日本では路上ミュージシャンといえば夢を追いかける若者です!という捉え方しかされないけど、海外では普通に路上ミュージシャンだけで生きているアーティストがたくさんいます。
それで普通のサラリーマンよりもはるかに稼ぐ人なんてザラです。
世界中にそうした路上パフォーマーは存在しており、日常の一部として受け入れられているものです。
だから日本の駅前で歌っている若者を見て見ぬ振りする人たちの感覚とは全然違い、外国の人たちはとてもアートに寛容で、町に表現が溢れていました。
日本を閉塞的に感じる、という海外経験者は多いですが、そう言う理由もあるかと思います。
期間も気にせず、稼げる国だけをノンビリ回っていればバスキングでの世界一周なんて本当に簡単です。
でも、それでは面白くない。
未知の国だからこそ体当たりして飛び込み、現地の人と出会い、その国のことを少しずつ知っていく。
情報の少ない中でどうにか突破口を見つけなければいけないという自分のこれまで培ってきた人間力がすべて試される状況。
それこそが旅の醍醐味です。
アフリカはマジで稼げんかったけど………。
世界一周を終えて、旅の本を出版しました。
世界の路上で生まれた奇跡、というタイトルで、這いつくばりながら路上で歌っていく中で起きた数々のエピソードを書いています。
現在は、かつての仲間や旅中に応援してくれた人たちにお礼を言いながら日本を歌いながら旅しています。やはり、日本の旅の風景はいいです。心を映し出してくれる。
今回の投稿は簡単な自己紹介となりましたが、次回からはもっと詳しく色んなことを書いていきたいと思います。女の子のタイプとか。性癖とか。いらない?またまたー。
ちなみに僕は麻美ゆまちゃんです。
あ、普段の文章はもう少しテンション高いです。
ゆまちゃんフォオオオオオオオオ!!!!とか書いてますけど、今回は最初ですからね。行儀よく書かないと即出入り禁止になりかねん。
次回からはもっと飛ばしましょう。
世界新聞のデスクがこの記事に対してどういう反応をするのか楽しみです。ちゃ、ちゃんと旅っぽい話も書きますから(´Д` )
こんな感じで次回もまた読んでやってください。
今からたこ焼き食べます。
冷えたたこ焼きをチンして食べても美味しくなるのか試します。
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