GIVE AND TAKEな話

2015.09.16 11:00 
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インドで入院した僕が経験したまさにGIVE AND TAKEな話。

 

ホントの「GIVE AND TAKE」

思えばこれまでの人生、TAKEしかしてこなかったデスクです。

 

皆さん、GIVE AND TAKEしてますか?

与えて、受け取る。

人間関係においての基本であり、人生とはその連続で成り立っていると言った哲学者がいたかどうかは分かりませんが、とにかく大事なこと。日常の何気ないシーンでもその言葉を使いがちです。

 

しかし、僕らはその意味をどれだけ理解しているのでしょうか?

 

インドでマラリアで入院

世界一周中、僕はインドでマラリアに罹り入院することになりました。さらっと言いましたが、そのことは今回割愛します。

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マラリアを発症した時泊っていた部屋。旅中とはいえこんなとこに泊っていたのか…。

 

入院初日〜2日目こそ、その苦しさにベッドの上で喘ぐだけだったのですが…

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3日目にはこーんなことができるまでに回復しました。

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お見舞いに来てくれたRくん

実は、この写真を撮ってくれたのがこのお話のキーマン、Rくんなのです。僕がマラリアを発症した時、同じ宿に泊っていたRくんは、わざわざお見舞いに来てくれたのでした。

事前に(電話で)僕は、Rくんに「荷物を宿から持ってきてくれないか?」というお願いをしていまして、写真左下にあるバックパックがそれです。

着の身着のまま入院することになり、バックパックの中身がないことに不便を感じていたので大いに助かりました。

 

フレンドとの再会

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インドのナース服は赤でした。

 

2日後、病室に僕の身の回りの世話をしてくれていたインド人スタッフがやってきて、こう言いました。

「おい、フレンドが来てるぞ」

「フレンド?」

Rくんがまたお見舞いに来てくれたのかな?

訝しく思いながらスタッフに連れて来られたのは、同じ階にある病室でした。

 

そこにいたのはRくんでした。

しかし、何故かベッドに横たわるRくん。顔は火照り、なんだか苦しそう。

 

デ 「どうしたの?」

R 「あぁ…デスクさん。なんか身体の調子がおかしくて…。僕もマラリアですかね?はぁはぁ…」

 

Rくんは薄く目を開けて、朦朧とした感じで言いました。

引き続き同じ宿に泊っていたRくんはその日、何かを発症して病院に運び込まれたのでした。

 

Rくんのお願い

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旅で使っていた僕のバックパック。

 

2日後、僕はRくんの病室を訪ねました。

デング熱だったRくんは、この2日間かなり辛そうでしたが、だいぶ回復したようでした。

 

デ 「俺さ、明日、退院することになったよ」

R 「そうですか、よかったですね」

デ 「Rくんも早く出られるといいね」

R 「僕はまだ無理かな…。それで、ひとつお願いがあるんですけど…」

デ 「何?」

 

R 「宿に戻ったら、僕のバックパック、持ってきてくれませんか?」

 

僕は狐につままれたような気分になりました。

こんなことがあるのか…と。

病気になった僕のために荷物を運んでくれたRくん。そして今度は病気になったRくんのために僕が…。

 

GIVE AND TAKE

これこそまさに、GIVE AND TAKE…

 

あまりにシュールな状況に吹き出しそうになりましたが、Rくんの手前、堪えました。

 

翌日、宿に戻った僕は、いの一番にRくんの部屋に行きました。

ベッドに散らばっていた荷物をバックパックに詰め、背負います。

ふしぎとそれは、僕のと全く同じ重さなのでした。

 

 

 

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デスク
世界新聞の通称「デスク」。株式会社世界新聞代表取締役。これまでに35カ国以上を訪れる。 2011年〜1年間の世界一周旅行へ。ブログ村世界一周ランキング1位。2013年、世界新聞を立ち上げる。 著書に「世界一周できませんと思っていたらできちゃった」(幻冬舎) 海外旅行に関する講演もちらほら。

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