ドラァグクイーンショーをはじめ、夜のエンターテインメントの最高傑作がそこにはありました。
ベルリンからこんにちは!世界新聞編集部のがぅちゃんが今回はガッツリ夜遊びしてきました!
クラブシーンが何かとゲキアツなベルリン。これはどっか行っとかないともったいない!
…調査した結果たどり着いたのは、有名なゲイクラブ・SchwuZでした。
クラブの聖地ベルリンでトップクラスの人気を誇るゲイクラブ…それは言うなれば、もはや、世界最高峰のゲイクラブ!!絶対面白いやつや…!そんな確信を抱いて行ってまいりました。
建物内にはスペースを持て余す広さのロビーが…広い!奥に見えるのがエントランスです。
エントランス直前でもうちょっと待ちます。ワクワク♪遊園地の室内アトラクションに入るような気分でした。
チケットのかわりに、腕にスタンプを押されていざ入場。 入場料10ユーロ(1360円)
以外と普通の店内。人がちらほらという感じで、女性もいます。パーティー感はほぼ皆無でした……ここまでは。
シュヴッツのダンスフロアは大部屋と小部屋の2つがあり、各部屋にいるDJのライブ演奏が聞けます。音楽は日によってテーマがあるようで、この日は洋楽のポップスがガンガンにかかってました。
まずは小部屋へ。
小学校の教室くらいの部屋で男達がダンスをしています。蒸し暑い!男女比率は男:女で9:1くらいの割合でした。レディ・ガガやマイケル・ジャクソンといった、誰もが聴いたことのあるような曲がかかっていました。
扇風機に吹かれて働くDJのおっちゃん。仕事感あふれる彼は、客の盛り上がりに神経を配りながら真剣に選曲していました。
周りとは一線を画すダンスの猛者がいました。日本人の僕には到底マネできないキレッキレの動きを見せつけてきます…動きが速すぎてアイフォンカメラでは捉えきれない!フェミニンな感じの独特な動きは今でも脳裏に焼き付いています…。彼の動きをあえて説明するとこんな感じ。
いよいよ、ドラァグクイーン・ショーが見られる大部屋へ。
ドラァグクイーンとは女装したパフォーマーのことを指します。あえていうなら、舞台の上で踊るマツコ・デラックスといった感じでしょうか。
人まみれの中、ぶつかりながら踊ります。男女比率は男:女で7:3くらい。奥には舞台もあります(写真左下)。爆音なのに心地いい!
そうこうしているうちに、この日の目玉でもあるドラァグクイーンのショーが始まりました。奥の舞台で、司会のドラァグクイーンが何やら言っています…
するとダンスフロアの観客エリアに別のドラァグクイーンが登場!舞台の司会と打ち合わせしているような雰囲気で、何かが始まりそうな予感…というか男子とは思えないほど美人でした。
なにやらポーズをキメだし、明らかに変わった彼女の表情。シブい!まさにプロ!!完全に場の空気を支配した彼女は、この威圧感を放ったまま20メートル程先のステージへ一直線。
彼女が通った後、まるでモーセに割られた海のようになってしまった観客達。
どんどん増えていくドラァグクイーンの皆さんのパフォーマンスに、観客達はちょっと置いていかれる感じ。それくらい迫力がありました。
男子率が高く、ダンスの猛者にも会えて、ゲイクラブ感が楽しめたのですが、やはり何よりもドラァグクイーンのパフォーマンスがダントツに見応えがありました。
客の多くが、そういったシュヴッツのエンターテイメントを楽しみに来ているという感じ。意外にもクラブでのステレオタイプのような夜の出会いの場的な要素はこの場にはほとんどありませんでした。むしろ夜のディズニーランドみたいな感じで、そんなことしてたら逆に浮きそうな気配すらありました。
「ゲイクラブというより、ゲイも来るクールなクラブ」言うなればそんな感じでしょうか…。
ただし、ここが異空間であることは間違いなく、酒を飲まずに酔っているかのような、あの妙な高揚感はクセになりそうです。
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