はじめまして!世界新聞インターンの光一郎です。今回はカンボジアで偶然出会った「絶景」について書きたいと思います。
「カンボジアといえばアンコールワットでしょ?」。そう思ってる方も多いと思います。もちろん、僕もそうでしたあそこに行くまでは…。
カンボジアで僕が滞在していたのはシェムリアップというアンコールワットの拠点となる街。
一人旅が初めてだったのもあり、日本人宿を選びました。おかげで言語の壁もなくスムーズに会話に参加できました。
旅先で出会うと、それだけで共通の話題を持っているため、仲良くなるのに時間は必要ありません。
みんなで話していると、「プレアヴィヒア」という遺跡に行くことになりました。僕はその世界遺産(らしい)を全く知らなかったのですが、行った人が口を揃えて「最高」だと言うのです。アンコールワットさえまだ行っていなかった僕でしたが……。
シェムリアップにはいくつかの日本人宿があります。なので一緒に行く人を探し計9人で行くことに。車をチャーターしたので、割り勘する人数が多ければ多いほど安いですよね?
車に乗ること4時間…
これが、プレアヴィヒア寺院です。海抜625mにあります。
プレアヴィヒア寺院とは?
プレアヴィヒアとはクメール語で「神聖な寺院」という意味を持ち、アンコールワットからは北東120km、タイとの国境付近に位置している世界遺産です。
2008年の世界遺産登録以降、その帰属を巡ってタイと軍事抗争が勃発した経緯があります。
Wikipedia参照
"Preah Vihear Temple" by Matthewedwards – Image:LocationCambodia.svg by User:Vardion, and both Image:Cb-map.png and Image:Thailand map CIA.png from the United States Central Intelligence Agency's World Factbook. (Additional fixing by en:User:David Gothberg). Licensed under パブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.
隣の山には…タイの国旗が見えました。プレアヴィヒアには武器を持ったカンボジア兵がたくさんおり、タイ側を見張っています。この世界遺産は軍事的役割も果たしているのです。
遺跡内部はこんな感じ。
どことなく漂うラピュタのような世界観…。
ただ、4時間かけてきた僕としては「ただの寺」という感想が否めません。みんながあんなにすすめてきたのは何だったのか?
何とも煮え切らない気持ちで進むと…
「ナンダ?コノ景色ハ?」。遺跡を抜けるとそこは、天空でした。
視界に広がる一面の地平線。そして、地平線の「視点」が違います。ここは海抜625m。しかも…断崖絶壁!!!足を滑らせたら…終わりです(笑)。
柵もないし、警備員もいません。落ちてもいいですよと言っているかのように…。日本じゃありえないですね(笑)。
プレアヴィヒアはアンコールワットとは比べ物にならないくらい知名度は低いですが、この景色はもしかしたらアンコールワットよりも…。
僕は旅に「地球の歩き方」を持っていきますが、あまり熟読しないので行った国にどんな観光地があるのか知らずに帰国することもあります。カンボジアにも持って行きましたが、プレアヴィヒアのページなんて読んでません。それなりに特集されていましたが…(笑)。
しかし、ぶらりと一人でカンボジアに行き、偶然泊まった宿で、偶然出会った旅人に教えてもらい、絶景に行くことができました。これぞ旅の醍醐味。あの体験は一生忘れられません。
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