世界一周に旅立つ人がいるのなら、必ず見送る人がいます。10日後に彼が世界一周に旅立つという彼女に、心境を聞くことができました。
「死なないレベルのトラブルで帰って来ないかな」
ーー彼がはじめて世界一周に行くと言い出した時、どう思ったか?
かなり驚きました。何言ってるの?っていう感じです。正直、ぼ~っとした人だと思ってたから、そんな野心的な発想があったんだと。
正直、期間が1年というのは長い。3ヶ月ぐらいだと素直に頑張ってきてと思えますね。
2人の関係という点で一番気になるのは、1年後の帰国したときです。特に彼はいろんな世界を見てきて、何かしらの心の変化は必ずあると思うんです。結論は、行ってみないとわからないに尽きるんですけどね。
ーー何故行くことを許したのか?
きれいごとかもしれないけど、わたしの存在が理由で、夢をあきらめてほしくないです。内心では、もう少し短くてもと思うし、心のどこかで病気など死なないレベルのトラブルで帰って来ないかなと思ってます(笑)。
別れるときは日本にいても別れる!!縁があれば、問題なしと自分に言い聞かせています。
ーーそもそも、彼は何故世界一周するのか(彼女の解釈を)?
これからの人生のためです。今後、必要になると思うから。遊びで行くわけではなく、将来の後悔のない仕事を見つけに行く旅にすると言っていたので、納得しました。
彼はあまり表に出さないけど、強い気持ちのある人だと信じているので、1年間待つことにしました。
「新たな考え方を身につけて私に教えてほしい」
ーー彼があと10日で出発してしまう今の気持ちは?
一言で言うなら、寂しいです。海外にいても声は聞けるし、顔も見れるけど、触れることはできませんし。
もう出発日まで決まっているので、もう引き返せないな、しょうがないなと自分の気持ちを落ち着かせようとしています。
自分の時間ができるので、そこで何かしたいなと思っています。帰ってきたら、そんな有意義な時間の使い方してたのかって思わせたいです!
ーー彼にどんな旅をしてほしいか?
危険な国には行かないでほしいですね。だけど、メディアに出てこないような小さな村とかに行って、自分にしかできない体験をしてほしいです。そして、今まで彼の中になかった新たな考え方やアイデアを身につけて、それをわたしに教えてほしいです。
最後に彼に言いたいのは、「目標を達成するにはどうしたらいいか、慣れない土地の中にあっても、考えをしっかり行動に移して!」それだけですね。
見送る側の話が聞いてみたいというデスクの思いつきに、インタビュー掲載を快諾いただいた彼女さんに感謝します。
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