「足りない荷物はないだろうか……?」旅を始める前、そんな疑問が常に頭をかすめます。旅を開始してから6か月が経過した僕のバックパックの中身を大公開です。
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こんにちは。将来の教え子に披露する「理科ネタ」探しと学校訪問をして旅している理科教師ぞーしきです。僕は今インドにいます。
旅のスタイル/期間
世界一周/1年半
ルート
アジア→中東→アフリカ→南米
荷物(大)の重量
約15kg
旅も6ケ月目に突入した僕は、荷物は「重量対効果」で選ぶことが最重要であると感じております。重くてあまり使わないものは不要です。従って、今回は主に重量対効果により荷物を評価していきます。☆が多ければ重くても鞄に入れておくべきだと思ってください。少ないものは、必要になった時に現地で購入すればいいと思います。
ガジェット類
デバイス4種:僕はPC、タブレット、SIMフリーフォン、iphoneを状況によって使い分けています。
1、PCはwindows レッツノートCF-SX1(約11万円):2年ほど前に購入。マックほど軽くないですがバッテリーが16時間持ち、充電も早いので記事を書く僕にとっては大事な友です。【☆☆☆】
2、タブレットはKindle Fire HD 7(約1万3千円):いつでも本が買えますし、説明書やガイドブックはブックオフなどで安く買占め、スキャンピーで電子化し持ち歩いています。本は重いので極力電子化することをお勧めします。また、自己責任でルート化すれば、この値段でGoogle Playも使えます。【☆☆☆】
3、解約済みのiphone4(正規価格):iOSデバイスでしか使えないアプリmoneytreeでお金の管理など、重要なことはこっちで行っています。ホテル以外ではほとんどベルトポケットに入れています。お勧めのアプリはScanner Proです。旅中に貯まる書類もこれで電子化しちゃいましょう!また、理科教師として助かっているアプリは星座表です。夜空にかざすと星座を特定してくれます。南十字星など日本で見にくい星もこれでOK!【☆☆】
4、Ascend HW-01EのAindroidフォン(無料/むしろ+2万円):囮(おとり)用ケータイです!ドコモショップで3千円でSIMフリー化してもらった為、実用性◎です。しかも、本体は無料でMNPでの購入だった為、2万円のキャッシュバックがありました。お金がなく、現在docomoでない方は、この方法でSIMフリーフォンを手に入れることをお勧めします。1年間約300円/月で契約できています。【☆☆☆】
5、Nikon D5100(約4万3千円):相棒です。2つ前の型なのでamazonの年末セール時にこの価格で購入。未だにオート+αしか使えません。最初は保護ケースに入れていましたが不必要でした。プロテクターは着用していますが、レンズケースはつけていません。最近はミラーレスやGoProや一眼並のコンデジも増えているので星は2つにしますが、僕は旅ならミラーレスではなく一眼レフだと思っています。【☆☆】
6、Eye-Fi SDカード(約5000円):一眼で撮った写真をそのままデバイスに飛ばしてSNSにアップできます。意外と使っていませんがあると便利。【☆☆☆】
7、ゴリラポッド自由雲台(約7000円):星の撮影をしたかったので購入。一眼の三脚では恐らく一番コンパクトでしょうが、使っていませんし、パーツなくなり使えません。【☆】
8、ペンタックスWG-1:5年程前に購入。水中用として使用するつもりでしたが、ほとんど使用していません。最近ムービー専用にしようと試みています。【☆】
9、LGポケットフォト(約1万円):一眼で撮った写真をEye-Fiでケータイに飛ばしてその場でプリントアウトという見事なコンビネーションが図れます。写真が珍しい地域でプレゼントできたら素敵だなと思っていますが、未だ使用せず。【☆☆】
10、Anker13000mAh モバイルバッテリー(約2000円):最近不調ですが、ケータイ5回充電できるので便利です。【☆☆】
11、BuffaloポータブルHD500GB(約5000円):映画と写真と電子書籍を入れています。写真が増えているので必須です。【☆☆☆】
12、コネクターや充電器類:たこ足や変換プラグのカシムラ、サスケは旅人のマストアイテムですかね。
ちなみに、これらをセットするとちょっとしたロボットが完成します。(笑)
13、SIMカード達:2週間ぐらい滞在する国は買うようにしています。ネットも使えますし、現地の人といつでも連絡が取れて便利です。特にショートメッセージ。
14、インターナショナルSIMカード(約3千円だったかと):通信料はそれほど安くないので普段は使用しませんが、180か国以上で使えるので万が一でも連絡が取れるようにお守りとして持っています。池袋のSIM専門店で購入。
15、予備のコネクター類:ミニーちゃんのケースに入れて、男一人旅にかわいさを演出しています。
衣類
一番の荷物です。これを少なくやりくりする人が旅の達人だと思います。僕は洗濯が面倒臭いので、比較的多めです。
17、シャツ7枚(Tシャツ5枚・ポロシャツ・ロンT):僕の場合、学校訪問など正装をする必要がたまにあるのでポロシャツがあると便利です。また、最近は蚊対策でTシャツよりもロンTが重宝することに気づきました。【☆☆☆】
18、ズボン4枚(スラックス・伸縮性のあるカーゴパンツ・水着兼短パン・室内用短パン):臨機応変に使い分けています。バックパックを担いでいるときはチケットなどを気軽に出し入れできるように、ポケットが多いと便利です。【☆☆☆】
19、スウェット:エベレストトレッキング用に購入しました。【☆】
20、防寒着2枚(薄いダウン・マウンテンパーカー):東南アジアなど、バスがエアコンで寒いので、1枚はあった方がいいです。山登りでは必須。マンパーはレインコートにもなります。【☆☆】
21、靴下4足:裾が長いものの方が蚊に刺されなくて◎。短いと、座った時など足首が露出するとやられます。【☆☆☆】
22、タオル4枚(汗拭きタオル2枚・スポーツタオル・速乾バスタオル):速乾バスタオルはあった方がいいです。【☆☆☆】
23、帽子:相棒2です。紫外線対策にあった方がいいと思います。【☆☆☆】
24、アディダスの水陸両用サンダル(約3千円):このアディダスのサンダルはかかと部分がゴムになっていて靴にもなるので機能性抜群です。海外のクラブはサンダル不可の場合がありますがこれだったらOK!【☆☆☆】
25、モンベルのトレッキングシューズ(約1万円):もう4年ぐらい愛用しているので獣臭を発します。東南アジアは道路に水たまりが多いので、防水性を加味するべきでしょう。ヒマラヤトレッキングではレンタルも行っていましたので、重い分☆は2つにしますが、僕はお勧めです。【☆☆】
26、ひざ掛け用ブランケット:エアコンの効いたバスや、ドミトリーのカーテン代わりにも使用しています。【☆☆】
27、水中メガネ:未使用です。海外美女と海に行く機会を設けるためのお守りです……【☆】
薬類
28、日焼け止め:面倒臭くてあまり使用していません。【☆☆】
29、内服薬[下痢止め(正露丸)・酔い止め(アネロン)・熱さまし(バファリン)]:服用していません。病気になった場合は現地の病院で薬をもらうようにしています。【☆☆☆】
30、消毒薬・絆創膏:数回使いました。【☆☆】
31、綿棒:海外では耳かきが手に入りにくいので、その代用として使っています。渡航前に耳かき買いましょう。【☆】
32、のどぬーるスプレー:僕はのどがよく腫れます。自分のことをよく理解して薬を持っていきましょう。【☆☆】
33、虫よけスプレー:熱帯地域に行くなら必須です。蚊を恐れましょう。【☆☆☆】
34、押すだけベープ:寝るときはこれですね。コンパクトで強力です。たまに驚いてゴキブリが出てくるのが玉にきず。【☆☆☆】
洗面用具
35、固形石鹸:全身これでOKです。ケースなどは海外で見つけにくいので日本で買うのがいいでしょう。【☆☆☆】
36、歯ブラシ・歯磨き粉:海外のものはブラシの部分が大きいので、日本で買うのがベストです。【☆☆☆】
37、髭剃り:いつも刃の変え時が分らなくて血が出ます。【☆☆☆】
38、洗顔フォーム:必要ないです。【☆】
大事なモノ
39、ベルトバッグ(約千円):マラソン用のものを使用しています。【☆☆☆】
40、パスポート:一度水に濡らしてしまって、インドビザが滲んでいます。【☆☆☆】
41、証明写真:タイのプリクラ機で作りました。意外と使います。【☆☆☆】
財布類
42、財布(囮用):ポケットに入れています。現地のお金、クレジットカード(キャッシュ用)、国際学生証、ユースホステル会員証を入れています。ユースホステル会員にはならなくてもいいでしょう…。【☆☆☆】
43、財布(本命):ベルトバッグの住人です。1万円(日本円)、100ドル、国際キャッシュカード、クレジットカード(保険用)などを入れています。【☆☆☆】
44、カード入れ:その他ネットバンキング用カードなど重要なカードを入れています。【☆☆】
その他
45、使い捨てフォーク(100円):一度だけ使いました【☆】
46、トイレットペーパー:必需品です。どこでも買えます。【☆☆】
48、画用紙:ヒッチハイク用です。マレーシアで行ったきりですが、そのうちこれで記事書きます。【☆】
50、クリアファイル:パンフレット、国際免許証、パスポートのコピー、クレカ・ケータイ紛失時の対処法を入れています。【☆☆☆】
51、クリアファイル(領収書):治療費など保険を立て替えた時の領収書入れです。【☆☆☆】
52、文庫本:ベタに深夜特急です。【☆☆】
53、ヘッドライト:ドミトリ-で夜作業するときに使えます。【☆☆】
54、洗濯用ロープ:1kg100円程度ならクリーニングに出していますが、それ以上高いと手洗いなので必要です。【☆☆☆】
57、各地の鉱物:将来授業で使うための資料と見せかけた、僕の趣味です。【☆】
58、鍵2つ:鞄用とドミトリーでのロッカー用です(たまに鍵がないことがある)。特にダイアルロックは日本で買っておいた方がいいと思います。 【☆☆☆】
59、食糧:自炊用に持っていますが、東南アジアではいらないです。何気に重い……【☆】
61、手帳:取材に使ったり、コミュニケーションで使ったりと常にポケットに忍ばせています【☆☆☆】
カバン
62、EMERALD 30L(約7千円):防水のデイバックです。上の部分をぐるぐるすればコンパクトにもなりますが、口が一つしかないので取り出しが不便です。【☆☆】
63、ノースフェイス ダッフルバッグ 42L:もう6年ぐらい使用しています。腰の部分にベルトがほしいです。【☆☆】
64、MONT BLANC(モンブラン)高級ダウン寝袋(8千円):持ち物の中で最も重量対効果が悪いです。2.4kgありますが、使用回数は4回です。また、使用最低温度が-30℃ですが僕はほぼ赤道近辺の国しかいません。ありがとうございました。【☆】
65、ザックカバー(約2千円):雨から守るだけでなく、汚れや盗難防止にもなるので必要だと思います。【☆☆☆】
バックパックが重いと宿代が高くなる
出発前はどうしてもお金を消費しないように、安いものを選びがちですが、高くても軽いものにすべきだと思います。バックパックはいやでも背負うものであり、自分が思うほど体は丈夫ではありません。良いホテルがなかなか見つからない時にバックパックが重いと、「高くてもいいや」と適当に決めてしまい、かえって損をしてしまうことにもなります。また、自分のルートを早くから決めて、不必要なモノ(僕の場合、寝袋や食料)を見抜くのも効果的です。
ポイントを甘く見ない
もう一つアドバイスしたいことは、ポイントの有効活用です。クレジットカードの中にはネットショッピングで買い物をするとポイントが付くものがあります。特定サイトの経由や時期によってポイントが数倍にも膨れ上がることがあります。旅の準備には高額な費用を費やします。それをうまくポイントに変えられれば、例えば一眼レフをポイントで買うなんてことも夢ではありません。
僕も以上のいくつかはポイントで購入しています。さらに、最近知ったものでハピタスがあります。これはクレジットカード(年会費無料のものでも)を作る際にも3~4千円分のポイントが付きます。このようなシステムも利用して、お金をかけずに重量対効果の高い荷物づくりを目指してください。健闘を祈ります。
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