難航を極めたウユニでのケーキ大作戦。それでもなんとかケーキを調達し、ついに二人はミワコさんの部屋をノックしたのでした。果たしてケーキは彼女の心を癒すことがきたのか?感動の後編です。
前編はこちら
地図の場所に行ってみると……
渡された地図を見て困惑する2人。ただ、これを見る限りではそう遠くはなさそうだ。何といっても、僕らにはもう、これしか手がかりが無い。行くしかない。
お兄さんから渡された地図
そして、着いたのがここ。
二人で「え、ここ?」と顔を見合わせてしまいました。というのも、そこは何十回と通った広場の一角だったのです。ジュースやらが並べてあるのは知っていたのですが、とても「お菓子屋さん」には見えなかった。なので二人とも完全にスルーしていたのでした。
しかし、店の中に客はおらず、お店の家族が席で団らんしているようでした。ここも休み……。またもや無視されるきづきくん。
完全に、振り出しに戻ってしまいました。気がつけば捜索開始からすでに3時間以上が経過していました。
ケーキ以外で勝負だ
僕らは発想の転換を図ることにしました。それは……ケーキがないのなら、ケーキそのものではなく演出で勝負しようということです。ケーキは最悪、路上ケーキがある。それを「ちゃんとしたケーキっぽく」見せることができるアイテムがあるじゃないか!
そう、ローソクです。僕らが探しているのは誕生日ケーキ。ローソクを立てれば、路上ケーキもそれっぽくなるのではないか?というより、ローソクの火に気を取られたミワコさんは、ケーキ自体には注意を払わないのではないか?そういう結論に至りました。
ただ、ローソクをスペイン語で何と言うのか分かりません。なのでお絵描き大作戦です(画:きづきくん)。ご覧の通りきづきくんは絵心がないことが判明したので、
デスクが書いたローソクを持って捜索を開始。すると、ローソクはスペイン語で「ベラ」と言うことがわかりました。
「ティエネ(ある?)ベラ(ローソク)?」
すると、割と簡単に見つかりました。
でも、悲しいかなこのローソクが太かったんですよね。たぶん、お祈りの時に使うやつで、間違ってもムーディではないんです。でも、これ以上細いのはないというので、これで手を打つことにします。
路上ケーキを手に入れ、ミワコさんが待つ(正確に言うと待ってはいない)宿へ。
ハッピーエンド!
宿に着きました。いやー長かった。トータル4時間くらい歩き周りましたから。でも、これからサプライズを仕掛ける側としては、ちょっとどきどきうきうきで疲れ知らずな二人です。
改めてローソクの太さに苦笑しながらも、
着火!
ハッピーバスデーを歌いながら、彼女の部屋に突入です。てっきりシングルだと思っていたら、残念ながらドミトリー(相部屋)でした。
ミワコさん、ずっと「えーなにー」とか「いいのにー」とか「ありがとー」とか言っていました。というか、お分かりのように、真っ昼間からガチで寝てたのにびっくりです。それくらい落ち込んでいたんですね。
でも翌日、「8万円分楽しんでくる!」といってウユニ塩湖ツアーに出かけていったミワコさんを見て、ちょっと嬉しくなったきづきくんとデスクなのでした。
文・写真:デスク
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