台湾の観光名所「九份」は、その独特な景観から『千と千尋の神隠し』の舞台と噂…。「湯婆婆の屋敷」まである九份の千と千尋の神隠しっぷりをこの目で確かめるべく行ってきました。(台北〜九份の行き方と帰り方も紹介)
千と千尋の神隠しの世界…台湾の九份にジブリが行く
こんにちは、ジブリことライターの宮﨑です。
私は宮﨑という名字なので「宮﨑といえば → 宮﨑駿監督 → スタジオジブリ」ということで、友人からは「ジブリ」というあだ名で呼ばれています。ちなみに宮﨑吾郎監督の大学の後輩でもあります(共に信州大学農学部卒)。
…さて、ジブリ映画の代表作といえば、「千と千尋の神隠し」ですよね。実は千と千尋の神隠しの世界にそっくりな「九份」という街が台湾にある、って知っていましたか?
あだ名が「ジブリ」なだけに気になったので、本当に千と千尋の神隠しの世界が九份に存在するのか実際に確かめてきました!
※あだ名が「ジブリ」なだけで、スタジオジブリとは一切関係ありません…!(念のため)
九份(きゅうふん、ジォウフェン)は、台湾北部の港町基隆市の近郊、新北市瑞芳区に位置する山あいの町である。Wikipedia「九份」参照。
台北市から九扮までのアクセス
千と千尋の神隠しの世界「九扮」までは、「台北市 → 忠孝復興駅 → 九份」というルートで向かいました。
忠孝復興站(ちゅうこうふっこうえき/Zhongxiao Fuxing Station)
「台北⇔金瓜石」のバスに乗ります。乗車賃は100元(およそ320円)くらいで、台湾版スイカ「悠遊カード」で支払うと簡単です。
忠孝復興駅からバスで九份へ
1時間半くらいで「九份老街」に着きます。観光客のほとんどがここで降ります。
九份(きゅうふん、ジォウフェン)
いよいよ九份の中へ
九份の狭い路地を進んでいきましょう。人気観光地なので観光客がたくさんいました。
九份では赤提灯が飾られていて、千と千尋の神隠しのような雰囲気ですね。まるで映画の冒頭シーンで出てくる千の両親が豚に変わってしまう屋台街みたい。
ただし、九份は観光客がとても多いので、のんびり眺める余裕はありません…
千と千尋の神隠し…?九份の「湯婆婆の屋敷」をついに発見
「湯婆婆の屋敷」と書かれた看板がありました!千と千尋の神隠…完全に名乗ってますね(笑)
「阿妹茶樓/あめおちゃ」と書かれた九份のこの茶屋、確かに湯婆婆の屋敷っぽい雰囲気…。千はどこ!?
九份の湯婆婆の屋敷付近はすごい人だかりなので、写真を撮りたい人は少し離れた場所から撮影しましょう。
九份の湯婆婆の屋敷の向かい側にある茶屋に入店して2階から撮影すると、綺麗に撮影できますよ…!
九份のこの景色…これは完全に千と千尋の神隠しの世界ですね!ジブリと呼ばれる私がここがモデルだと認めましょう!!
※ただし、スタジオジブリは「台湾の九份は千と千尋の神隠しのモデルではない」と否定しています。
宮崎駿のアニメ『千と千尋の神隠し』のモデルになったという噂もあり、日本の観光客への知名度が高まったが、ジブリ・宮崎により公式に否定されている。Wikipedia「九份」参照。
九份から台北までの帰りは坂道の上のバス停へ
まるで千と千尋の神隠しな九份を満喫したら、台北までバスで帰ります。私が帰る頃には長い行列ができていました…
「九份⇔金瓜石」というバスに乗れば、台北市まで帰れます。バスは大混雑するので早めに並びましょう。
九份は確かに千と千尋の神隠しの世界…
台湾の九份に実際に行ってみると、確かに『千と千尋の神隠し』の世界にとても似ていました。
スタジオジブリは「九份は千と千尋の神隠しのモデルではない」と否定しましたが…そんなの関係ない!!
千と千尋の神隠しが好きな人は、ぜひ台湾の九份へ行ってみてください。ジブリの世界に迷い込んだような気分になれますよ~
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