スペイン広場やトレヴィの泉、宮殿や教会などカトリックの中枢として、観光地として人気のあるローマ。そんなローマに、4000人分の骸骨で装飾された地下空間が「骸骨寺」です。
カタコンベってご存知ですか?
こんにちは。ミステリー大好きうちゃかです。
突然ですが、皆さんはカタコンベってご存知ですか?そうそう、アパートの裏とかにあって、引火するとドッカーンのやつ!ってそれはガスボンベ!(すみません)
カタコンベ(イタリア語:catacombe)というのは、簡単に言えば地下の墓所のことで、フランスやイタリアに数多く存在しています。
世界各地のカタコンベ巡りをしてきた私が今回ご紹介したいのは、ローマにあるSanta Maria della Concezione dei Cappuccini。通称「骸骨寺」と呼ばれている場所です(オブラートに包まなすぎ)。
アクセス:地下鉄A線バルベリーニ(Barberini)駅より徒歩1分
HPはこちら
スペイン広場から10分で骸骨寺!
こちらが骸骨寺の入り口。実は映画「ローマの休日」で有名なスペイン広場から徒歩で10分くらいの場所にあります。階段を登りきると教会になっているのですが、その途中でミュージアムと書いてある入り口があるので、そちらから入場料6ユーロ(約750円)を支払って中に入ります。
骨骨骨…
ミュージアム内ではカプチン修道会などカトリックの修道会の歴史を知る上で、重要な資料を見ることができます。
「ふむふむそうなのね。カプチンってカプチーノの語源なのね」などと学び、次の部屋に入った瞬間…
どーんときます、骨が。
こちらは天井に飾ってあった骨。地下集団墓地って言っても石のお墓が並んでるわけじゃないんです。墓の中身出てます。しかも芸術的に飾られちゃってます。
びっしり積まれた頭蓋骨と、カプチーノ色のローブを身にまとった修道士の骨。
床や壁に様々な言葉が書いてあるのですが、中でも一番ぐっときたのが「我々はあなた方と同じように生きていた。あなた方も我々と同じようになるであろう」という一言。否応なしに現実を突きつけてくる感じがたまりません!
丁寧に埋葬するための工夫だった
骸骨寺には1528年から1870年までに亡くなったカプチン派修道僧4000名の骨が芸術的に安置されています。18世紀頃に狭いスペースに修道士をいかに丁寧に埋葬するか悩んだ末に出来上がったのが骸骨寺。芸術的にするところがいかにもイタリアらしいなと思いました。
他にも通路のシャンデリアやちょっとした説明書きの枠などもすべて修道士の骨で作られています。ぜひ、一度足を運んでこの特別な空間を肌で感じてみてくださいね。
※館内は撮影禁止のため、本記事の写真はお土産屋さんで購入した絵葉書や飾られていたポスターから抜粋しています。
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うちゃか
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