読書の秋ですね!2008年に英ガーディアン紙が発表した「世界で最も美しい10の本屋」で2位にランクインした、古い劇場をそのまま本屋にしたいうブエノスアイレスの本屋さんに行ってきました。
THE WORLDS BEST BOOK SHOP
1位 Boekhandel Selexyz Dominicanen(オランダ・マーストリヒト市)
photo by Bert Kaufmann
1290年代に建てられたゴシック様式の「聖ドミニコ教会」を利用して作られたそうです。
photo by kevingessner
photo by Marcel "MadJo" de Jong
3位 Livraria Lello (ポルトガル・ポルト)
1881年から営業しており、木を基調に天井にはステンドガラスもあるという。
photo by M1key.me
8位・恵文社一乗寺店(京都)
日本の書店で唯一のランクイン。コンセプトは「本にまつわるあれこれのセレクトショップ」だそうです。
photo by Kentaro Ohno
今回、2位に輝いたアルゼンチンはブエノスアイレスのEl Ateneoに行ってきました。El Ateneoは街の繁華街であるサンタフェ通りにあります。
本屋とは思えない重厚な造り。
El AteneoはGRAND SPLENDIDという劇場がそのまま本屋になっています。看板の裏には劇場の屋号が。
エントランス
エントランスは吹き抜けになっています。
エントランスから入口を振り返るとこんな感じ。上階にも本があるようです。
エントランスを抜けると……。
本屋とは思えない荘厳な内装ですが、息の詰まる感じはまったくありません。ゆったりとした時間が流れています。
天井には壁画が描かれています。
イタリアの画家Nazareno Orlandiによるもの。
前身のGRAND SPLENDIDはタンゴ歌手のCarlos Gardelが舞台に立ったこともある、1919年に建てられた由緒ある劇場でした。その後劇場は映画館となり、そして本屋となったそうです。ちなみに、El Ateneoは書店チェーンで、扱っている本は普通の本屋と基本的に同じだそうです。
細部にも目が吸い寄せられます。ステージ上の装飾。
レジもゴージャス
ステージ横の観覧席で読書ができます。
上階へ
エントランスの吹き抜けの上に出ました。
2階、3階にも本が並べられています。
上からの眺めも格別です。
最後にステージをそのまま利用したカフェへ。
レモンケーキとカフェラテ
歴史を壊すことなく新しい価値を同居させ、違和感のないものを作り上げる。改めて、海外の人はそういったセンスに長けていると感じます。皆さんも海外に行った際は、街の本屋さんに足を運んでみてはいかかでしょうか。
文・写真:デスク
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