日本にいながら海外気分が味わえる人気アイテムといえば…海外ビール。日本地ビール協会認定ビアテイスターが世界一周しながら見つけた本当におすすめできる海外ビール10種類!すべて通販で購入可能!
地域別!おすすめ海外ビール10種類をどーんと紹介!
3度の飯より酒が好き、世界一周中の三矢です。
今回は2年半以上に渡って世界のビールを飲みまくっている僕が、まだ海外ビール初心者の方に向けて、日本でも手に入るオススメ海外ビールをどーんと10本地域別に紹介します。
「軽くて飲みやすい」東南アジアのビール
アジアのビールは日本で主に飲まれているようなラガービールが多いです。特にタイやシンガポールなど東南アジアの暑い国で飲まれているビールは、軽くてグビグビ飲めるようなビールが多くてこれからの季節オススメです。現地では氷を入れて飲んだりもします。
1 ミャンマービール(ミャンマー)
スタイル:ペール・ラガー
アルコール度数:5.0%
僕が東南アジアのビールでトップクラスに好きなのがこのミャンマービール。ミャンマーに美味しいビールがあるなんて信じられますか?
先ほど東南アジアのビールは軽いビールが多いと書きましたが、ミャンマービールは他の東南アジアのビールと比べるとコクがあり味がしっかりしています。それでいて喉ごしよくてグビグビいける。
余談ですけど高田馬場にリトル・ヤンゴンと呼ばれるミャンマー人が多く住んでいるエリアがあってそこならミャンマー料理と一緒に楽しむことが出来ますよ!
2 ビアラオ(ラオス)
スタイル:ペール・ラガー
アルコール度数:5.0%
ラオスのビール「ビアラオ」は海外ビール初心者にとってタイの「シンハー」 「チャーン」 、シンガポールの「タイガー」 などと比べるとなじみの薄い銘柄だと思います。でも実は旅人の間での評価は抜群に高い銘柄です。僕も大好き。メコン川を眺めながらのんびり飲むのが最高なのです。
「多彩な味わい」ヨーロッパのビール
ヨーロッパのビールは多彩!ピルスナービール発祥の地のチェコや何百種類ものスタイルのビールを持つベルギーなど豊富なビールが楽しめます。
3 PUNK IPA(イギリス)
スタイル:IPA(インディアン・ペール・エール)
アルコール度数:5.6%
このビールとの出会いが僕のビール人生を変えました。ビールの世界の広さを教えてくれた今でもお気に入りのビールです。
口に含む前後でグレープフルーツやオレンジのようなフルーティーな香りがした後、ホップ由来の強烈な苦みが味わえます。日本の大手メーカーが醸造したビールしか飲んだことのない人ならビールの新たな世界に出会えます。
六本木にアジアで初めてメーカー(Brewdog)の直営バーが開かれました。東京近郊に住んでいる方はぜひ行ってみてください(僕が日本にいるときにはなかったので羨ましいです)。
参考:BrewDog Roppongi | アジア圏初のBrewDogオフィシャルバー
4 ピルスナー・ウルケル(チェコ)
スタイル:ボヘミアン・ピルスナー
アルコール度数:4.4%
今現在世界中で飲まれているピルスナースタイル発祥の地チェコのピルゼン(プルゼニュ)で作られているビール(ピルスナーの由来は地名ピルゼンです)。
チェコ産のホップをふんだんに使用し 華やかな香りと苦味が楽しめます。それでいて余韻は爽やかなピルスナーのお手本のようなビール。このビールが世界で一番好きと言うビール愛好家も少なくありません。
僕は本場でこのビールを飲むためだけにチェコを訪れ、さらにはピルゼンに行って工場見学までしてきました。その位美味しいオススメのビールです。
5 シュナイダー・アヴェンティヌス(ドイツ)
スタイル:ヴァイツェン・ボック
アルコール度数:8.2%
ドイツのミュンヘンにある醸造所シュナイダー社がビールマニアのために造ったというヴァイツェン・ボック。
強烈に複雑なアロマとフレーバー、ボディの重さ、これまで飲んできたヴァイツェンと全然違う濃厚な味わいにノックアウトされました。飲むメルセデスとも評されるそうです。
参考: Schneider-Weisse
参考: Schneider Weisse シュナイダー・ヴァイセTAP6アヴェンティヌス
6 カンティヨン・グーズ(ベルギー)
スタイル:ランビック・グーズ
アルコール度数:7.0%
小便小僧のラベルが有名なベルギーの首都ブリュッセルの醸造所。ランビックとはゼナ川周辺の野生酵母を使って自然発酵させたビールのことを言い、ブリュッセルの一部の醸造所でしか作ることが出来ません。その中でもグーズとは熟成期間が異なる複数のランビックを混ぜて瓶詰したものを言います。
何も知らないで飲むとビールと言うよりシャンパンを想像する人が多いかもしれないくらい酸味が強いビールで、「ビールの中のシャンパン」とも称されます。ランビックにさくらんぼやフランボワーズを漬け込んだフルーツ・ランビックというスタイルもあり、ビールの苦さが苦手な方にもオススメです。
なお、ブリュッセルのカンティヨン醸造所は工場見学もできます。
参考: Brasserie Cantillon Brouwerij – Official site
7 アビィセントベルナドゥスアブト12(ベルギー)
スタイル:アビィ
アルコール度数:10.5%
先日こちらの記事で紹介したこのビールもやっぱり外せません。かつて伝説のトラピストビール「ウェストフレテレン」のシント・シクスタス修道院から委託醸造を行っていた醸造所で、ウェストフレテレンのレシピを受け継いで作られているビールです。濃厚です。とにかく濃厚です。
「クラフトビールの火付け役」アメリカのビール
近年日本でもアツいクラフトビールの火付け役アメリカ。ビアジャーナリスト・ビール評論家の藤原ヒロユキさんも
私は、「クラフトビールとは、1960年代中頃にアメリカの西海岸で始まり全米に広がっていった小規模醸造の流れをくんだブルワリーが造るビールとそれらのビールに影響を受けた醸造所が造るビール」だと考えている。
クラフトビールとは? クラフトビールの定義とは? | 日本ビアジャーナリスト協会
と述べています。伝統的なヨーロッパのビールをさらに進化させた様々なビールに定評があります。
8 ブルックリンラガー
スタイル:アメリカン・アンバーラガー
アルコール度数:5.2%
これぞアメリカのクラフトビールというようなビールです。グレープフルーツのような強い苦みが際立つドライな仕上がりのビールです。
「I♡NY」のロゴを作ったミルトン・グラサー氏がラベルを手掛け、ニューヨークの水道水を使って仕込んでいるとのこと。ニューヨークの水って意外にも美味しいんですね。
参考: Brooklyn Lager : Brooklyn Brewery
9 ブルームーン
スタイル:ベルジャン・スタイル・ウィート・エール
アルコール度数:5.5%
ビアコンペでも数々の賞を受賞しているブルームーンブリュワリーの看板商品。
苦味が弱くフルーティーな香りとほのかな甘みが楽しめます。苦みが弱いのでビールが苦手な人にもオススメなビールです。
参考: 全米No1クラフトビール|BLUE MOON(ブルームーン)
「クラフトビールが豊富な」オーストラリアのビール
行くまで全然イメージがわかなかったオーストラリアのビール。いざ行ってみるとアジアではなかなか飲めないエールを初めクラフトビールが豊富に揃っていました。
10 カールトン・クラウン・ラガー
スタイル:ペール・ラガー
アルコール度数:4.9%
オーストラリアのプレミアム・ビールの中でもっとも有名で値段も高めなビールがこのクラウン・ラガー。
高級感の漂う瓶、きめの細かい泡、苦いけど苦すぎずドライな余韻でプレミアムビールの名に恥じない美味しさです。高めなのであまり飲めませんでしたが、また飲みたいビールです。
海外のビールで世界一周気分を味わおう
こうやって地域別にビールを見ると、その国や地域の環境や文化によってそれぞれ特徴があることに気づきます。
たとえ海外に行けなくても海外のビールを飲めばその国のことが何となく分かるような気がしてきませんか?
最新記事 by 三矢英人 (全て見る)
- 酒のつまみが酒…。ブルガリアの飲み会で僕が記憶をなくすまで - 2017/08/26
- 中央市場ならでは! モルドバの現地人スタイルでのんだくれ - 2017/07/02
- 物価安のウクライナで千円出せばこれだけ食べられる - 2017/05/07
- 3度の飯より酒が好きな僕も、やや無理して飲んだギニアビサウの地酒3つ - 2017/03/04
- 雪の精も登場!1月に祝うウクライナのクリスマスを体験してきた - 2017/02/17