日本から遠く離れたドイツ・ケルンの「ヒロシマ・ナガサキ公園」にあった折鶴の石碑には、あるメッセージが書いてありました。
世界新聞編集部のがぅちゃんです。
2016年にはアメリカのオバマ大統領が広島を訪問し、今や世界的にも注目を集める広島。そんな広島にゆかりの公園、その名も「ヒロシマ・ナガサキ公園」がドイツのケルンにあると聞き、一体どんな公園なのか確かめに行ってきました。
ヒロシマ・ナガサキ公園(Hiroshima Nagasaki Park)
ヒロシマ・ナガサキ公園は、2004年にドイツのケルンに開設された。ケルンの中心に位置しており、レクリエーションで人が賑わう。cityinfo-koeln.de参照。
アクセス:路面電車「Moltkestr 駅」より徒歩約10分
ヒロシマ・ナガサキ公園の入り口付近は、空から枝が降ってくるくらい緑が生い茂っていました。
入り口にあった標識には…
「Hiroshima-Nagasaki-Park」とアルファベットで書いてありました。
中はとても落ち着いた雰囲気の公園でした。
「Aachener Weiher」という人工池の周辺では通行人をよく見かけ、ケルンの日常風景が垣間見られるような場所に思えました。
ここまでは一般的なドイツの公園といったところでしょうか。
野鳥が佇む丘を進んで行くと…
折鶴のレリーフが装飾された石碑がありました。何やら文字が書いてあります。読んでみると…
ドイツ語で「核兵器廃絶」(ATOMWAFFEN ABSCHAFFEN)とありました。
なんでも、この公園は戦争による瓦礫の上に作られたことからこの名がつけられたそうです(参照)。
ドイツ・ケルンの「ヒロシマ・ナガサキ公園」は、いたって普通のドイツの公園でした。しかし普通のドイツの公園なだけに、そこにメッセージ付きの折鶴の石碑があるという光景は、ちょっと異様にも見えました。静かなのに、ちょっと目が覚めそうな場所でした。
海外に密かに存在する日本ゆかりのスポット、意外と見応えがあるのかもしれません…。
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