バリ・ヒンドゥーに基づく独特な生活が営まれるバリ島。川で水浴びをする程度の沐浴を想像していたら、予想外にハードな展開!それでもなんとか沐浴を完遂しました!
こんにちは!冒険女子アオノトモカです。
バリ人が信仰する「バリ・ヒンドゥー」とは?
インドネシアは世界最大のイスラム教国家ですが、バリ島では大半がバリ・ヒンドゥー教を信仰しています。
バリ・ヒンドゥーとは、バリ土着の信仰とインド仏教やヒンドゥー教が習合した信仰体系であり、バリの人びとの90%以上がこれにしたがった生活を送っている。(Wikipedia参照)
バリの人々はとても信心深く、彼らの生活はバリ・ヒンドゥーの宗教とともにあります。
各家庭にはガネーシャ像や小さな祠があり、毎日お祈りを欠かしません。
バリ人に欠かせない沐浴を体験!
またバリの人々は独自のカレンダーを持ち、そのカレンダーに従って宗教行事を執り行います。そして、沐浴も大切なイベントのひとつ。
満月の日にはたくさんの人が身を清めるために沐浴に訪れます。私もバリ人に連れられて、沐浴に行ってきました!
沐浴ができる聖なる水場があるというお寺を目指して、竹が生い茂る道を下ります。
最初に見えてきたのは、小さな祠と岩の間から湧き出る水です。辺りはとても静かで、水が流れる音しかしません。
まずはここでお祈りをした後、さらに下ります。岩にこんな見事な彫刻が施されていてびっくり!
中段にある祠で再びお祈りをします。
葉っぱと花びらで作られたお供え物を供えて、線香を焚き、祈りを捧げます。
お供え物の数々が祠の前に並んでいます。バリ人の信仰深さが伺えます。
さらに小さな滝。そしてよくよく見るとまた岩肌に顔が彫られています。見つけられますか?
自然の中に神が宿ると考える日本人の神道的宗教観と、どこか似たものを感じます。
そして一番下まで下ると、川と小さな滝があり、そこに向かって再びお祈りをします。
バリの沐浴がハードでびっくり
さて、全てのお祈りが済んだところで、いよいよ沐浴です!
この浅い川で沐浴するの……?と思ったら、奥を見てびっくり。
沐浴…っていうか、滝行です。イメージとだいぶ違ったのでびっくりしました。
滝に向かい合って数十秒間、背を向けて数十秒間、お祈りをします。
暖かいバリ島といえども、やっぱり山の湧き水は冷たく、水の圧力も強いのです。息が止まるかと思いました。
沐浴が済んだら、再びお祈りをします。
そして最後に、額とこめかみに生米をつけて終わり!
沐浴が終わった後は、なんだか清々しい気分になりました。バリ・ヒンドゥーの神様から不思議なパワーをもらったかのような神聖な気分です。貴重な体験をさせてくれたバリ人に感謝です!
みなさんも、バリを訪れた際には、バリ・ヒンドゥーの神秘に触れてみてください。
バリで有名な沐浴スポット情報
ティルタエンプル寺院(クタエリアから車でおよそ2時間/ ウブドエリアから車でおよそ0.5時間)
スバトゥの沐浴場(ウブドから車で約40分)
プラ ティルタ スダマラ(体験記はこちら)
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