[スウェーデン・アイスホテル]室温-5℃で寝袋のハネムーンはいかが？

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一泊2万円以上だそうです…。

 

こんにちは！旅する理科教師ぞーしきです。

スウェーデン滞在中に雪と氷で出来たアイスホテルがあるという驚きの情報を見つけました。しかも、教会があり結婚式もできるということでこれは是非、将来の式場候補としてぜひとも見ておきたいという事で行ってきました。果たして人が泊まれるような施設なのか。その実態をレポートします。

 

アイスホテルとは

wikipediaによると、「アイスホテルとは北スウェーデンのユッカスアルビ村にある、毎年建て替えられる雪と氷で出来たホテル。毎年12月～4月にオープンし、イスやベッドを含むホテル全体が近くのトルネ川から取られたアイスブロックと雪でできている。バーや教会もある。その構造は約－5℃の氷点下によって保たれている」と記載されております。毎年建て替えるなんて衝撃です。

 

場所はここ。

 

ちなみに、この辺の気温は夜間には－30℃になる事もあります。

 

暖かい？アイスホテル

これが、アイスホテルです。え、氷どこってなりますよね。


アイスホテルと言うと氷の部屋をイメージしてしまいがちですが、実は普通の部屋もあります。フロントも当然暖かいです。今回僕はアイス部分の見学のみです。宿泊はしません。一泊2万円以上するようなので…。

 

いざ、アイスホテルの中へ

こちらが氷で出来たアイスホテルになります。見るからに寒そうです。


では、中に入りましょう。扉はトナカイの毛で覆われていました。


中に入ると、いきなりそこは幻想的な世界。柱には近くのトルネ川から取ってきた氷のブロックを積み重ねた跡がしっかり見えました。


壁には氷のアートが飾られていました。


椅子があったので、


座ってみました。トナカイの毛皮のクッションのおかげでお尻に冷たさはありませんでした。


さらに進むと、天井には……


氷のシャンデリアが。


そこから振り返って撮った入り口の写真がこれです。息を飲むほどに美しい。


そんなファンタジーの世界もよく見ると川の水からつくられた証がありました。藻類です。柱の中にうまってました。川の水なのに透き通っているのは、寒すぎてバクテリアが生存できない為だと言います。詳しい？ええ、理科教師ですから。

 

100人ものアーティストが手がける部屋

さて、そんなエントランスを曲がるとすぐに部屋に通じる廊下になります。


部屋数は多く、内装は部屋によって様々でした。聞くと、毎年100人程の世界中のアーティストがこのホテルの建設に携わると言います。それだけあって、部屋を見歩くだけでもとても楽しめました。では、見ていきましょう。


部屋番号も氷でつくられています。こちらは「極夜」という部屋です。恐らく作者の名前が下に彫られているのでしょう。


部屋には動物のオブジェや


壁に刻まれたメッセージなど、部屋というよりも芸術作品そのものと言ったところでした。


そして、こちらがベッドになります。毛皮が敷かれていますが、宿泊者はその上で寝袋にくるまって寝ると言います。しかも、部屋に入るのは寒すぎるので夜間寝るときだけだとか。

 

氷のバー、氷のグラス

午後になると、氷のバーがオープンします。宿泊だけでなくレジャー施設もあるとは。

 

せっかくなので、お酒を注文…の予定が高かったのでジュースを頼みました。それでも1000円程しました。

 

では、仲良くなった韓国人と乾杯です。

 

ジュースはオリジナルのミックスジュースで美味でしたが、見学で冷え切った体がさらに冷たくなりました。

 

驚きなのが、このグラス。氷で出来ています。使い捨てです。当然、僕は…

 

かじりました。こんなことができるのもこのアイスホテルならではです。

 

寝袋のハネムーンはいかが？

このホテルが溶けない理由はもちろん気温が氷点下だからです。従って、見学も当然寒い。見学中、体が冷え切り、度々暖かいフロントに戻りました。あんな中で寝るなんて僕には自殺行為に感じましたが、寝袋もきちんと氷点下対応しているもののようで、一生に一度ならありかもしれません。また、前述したように、ここには氷の教会も併設されており、結婚式が行われることもあります。こんなところで結婚式なんて、とても素敵ですね。式の後はそのままアイスホテルに宿泊して、寝袋のハネムーン……なんてのも面白いかもしれないですね。

 

文・写真：ぞーしき
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