「旅を渇望する」会社・ワンダーラストに行ってきた

ある日、世界新聞に届いた一通のメールから全ては始まった。「日本一旅を愛する会社」の社長だと名乗るその男からのメールがデスクを煽り、威勢よく乗り込んだものの、物語は予想だにしない結末を迎えることになった……。

 

日本一旅を愛する会社だと！？

デスクです。今日はおシャンティな街・渋谷に来ています。ああ、自撮りですよ。誰かカメラマンやってくれる人いないかな。。

 

渋谷から歩くこと10分……ここのようですね。ほう……

 

アジアとは、大きく出ましたね。

 

中に入ると、なんだか昭和にタイムスリップしたような感覚に陥ります。

 

202号室……ここですね。「日本一旅を愛する会社」があるというのは。

 

届いた挑戦状

数日前、世界新聞にある一通のメールが送られてきました。

 

株式会社ワンダーラスト 堀江と申します。

弊社はCompathy（コンパシー）という旅のWEBサービスを運営しておりまして、日本一旅を愛する会社だと自負しております。つきましては、是非、デスクさんに取材に来ていただけないかと思っております。

 

日本一旅を愛する会社？笑止！「それは貴社ではない、ウチだ（会社じゃないけど）」。そのあたりはっきりさせるためにやってきたという訳です。

 

必殺の名刺交換

ドアを開けると、１人の青年が立っていました。

 

はじめまして！ワンダーラストの堀江と申します！

 

（おう、なかなかの好青年じゃねーか）よろしく。

 

ハイ！わざわざありがとうございます！

 

（何事も最初が肝心……食らえ！）

 

 

 

マネーベルトかーらの、名刺交換！！！

 

説明しよう。マネーベルトかーらーの名刺交換とは、名刺をマネーベルト（貴重品を入れておく旅行者必携のトラベルグッズ）からすかさず取り出し、無類の旅好きをアピールするデスクの必殺技である。

 

はう！

 

にやり

 

なってない。全くなってない

では早速……事務所を見せていただくよ（どこがどう日本一なのか高みの見物と行きますか）。

 

ここは、コワーキングスペースでワンダーラストは一部を事務所として使っているとのこと。むむっ……

 

早速弁当食ってますね。

 

焼き肉弁当だそうです。

 

ほう……。

 

ベンチャーがよくやるタスク管理ですか。旅感ゼロですね。
 

 

ん？焼き肉弁当の彼の机に……

 

ガイドブックじゃないですか。まぁ日本一ならこれくらいはやってもらわないと。

 

社長である堀江くんのデスクも、全く駄目です。

 

おまけに、喉がいがいがしている始末……。

 

がさごそ

 

しゅたっ

 

なってない。全くなってないですよ。旅の欠片もありゃしない。

 

デスクさん、お言葉ですが、

 

僕らの旅への愛情は、目に見えるところにはありませんよ。

 

なっ、目だけ……笑っていない……。

 

会社名の由来とは？

ならば、聞かせてもらおうじゃありませんか。

 

どーん

 

それにしても、さっきから何なんだ？彼の余裕は？

 

ちらっ

 

ワンダーラスト……
 

 

じゃー、会社名の由来でも聞きましょうかね？

 

ワンダーラストというのは……「旅への渇望」という意味なんです。

 

 

旅を変える「Compathy」

 
旅……への……渇望……

 

はい。もともとドイツ語らしいんですけど、僕ら旅を愛してるんで。 

 

（だからって、社名に「旅への渇望」ってつけるかふつう？）で、堀江くん、旅の経験は？

 

誇れるほど旅の経験はないんですけど、カウチサーフィン（ホームステイマッチングサービス）でこれまで200人ぐらい外国人をホスト（家に泊める）してきました。

 

に、200人？なんでまた？

 

僕自身、ジャカルタではじめてカウチサーフィンを使って泊まった時に、衝撃を受けたんですね。

 

衝撃とな？

 

カウチサーフィンで泊まると、ホストの友達と一緒に遊んだりすることがよくあるじゃないですか。それがもう、めちゃめちゃ楽しくて……。現地のリア充の一員になれる感覚って言うんですか？こんな旅の形があるんだって！

 

わかるよ。あれは普通の旅では味わえないよね。

 

それをきっかけに僕も日本でホストするようになって、気づいたら200人ホストしていました。

 

なるほど。

 

でも旅慣れていない人がカウチサーフィンを利用するのはハードルが高い。

 

カウチは英語だしね。

 

旅行者がある国を訪れた時、もっと現地の人と交流ができる仕組みが作れたら、旅が変わるんじゃないかって。その想いでやっているのが、Compathy（コンパシー）というサービスなんです。

 

旅のコレクション共有サービス　Compathy

Compathyは、アップロードされた写真の撮影日時・場所の情報を利用することで、Web上の写真アルバムやブログでは記録することができなかった旅のルートや時間軸といった旅の「全て」を1つのストーリー「ログブック」に自動的にまとめ、SNS上の友人やその他ユーザと共有・交流できるサービスです。

 

ロゴブック

ログブックでは、旅のルートを地図上にマッピングすることができ、印をクリックするとその場所で撮った写真に移動できる機能などがあります。

 

マイページ

ユーザが「ログブック」を作成した場所は「旅のコレクション」としてマイページの地図上に表示され、これまでの旅を簡単に整理することが可能です。

 

グローバルな旅のSNSを作りたい

でも、これは日本人向けのサービスだよね？

 

旅行者が作ったログブックを土台にして、今後、旅のSNSに進化させていこうと思っています。ゆくゆくは外国語版をリリースする予定です。

 

旅のSNSってのが、さっき言ってた、もっと現地の人と交流ができる仕組みなんだ。

 

はい！旅のfacebookのようなイメージで、旅行する時、友達や友達の友達の旅行記を読んで参考にしたり、友達の外国人の友達にその国をアテンドしてもらったり。そういう世界が実現できたらと思っています。

僕らはインターネットの力で「国境を越えたつながり」を作りたいんです！

 

はっ……気がついたらめっちゃ宣伝してしまっているではないか！

 

Compathyか……。覚えておくぜ。あばよ。

 

世界新聞では、デスクに訪問してほしい企業・お店・団体様等を募集しています。デスクがお伺いして、カジュアルにPRさせていただきます。価格を含めたお問い合わせはこちらから。なるべく柔軟に対応しますので、まずはお問い合わせを！

 

文・写真：デスク