イタリアでも人気の観光地のヴェネチア。しかし、一歩路地に入るとそこには迷路のような小道が広がっていました。今回は敢えてその路地に迷い込んでみます。
水の都ヴェネチアのもうひとつの顔
こんにちわ!うちゃかです!みなさんは水の都ヴェネチア(ベニス)ってご存知ですか?両方共同じ都市を指すのですが、ベニスは英語読みなので、この記事ではイタリア語読みのヴェネチア(Venezia)でご紹介させていただきます。
イタリア共和国北東部に位置する都市で、その周辺地域を含む人口約26万人の基礎自治体(コムーネ)。ヴェネト州の州都、ヴェネツィア県の県都である。「アドリア海の女王」「水の都」「アドリア海の真珠」などの別名をもつ。英語では「Venice」と呼ばれ、これに由来して日本語でもヴェニス、ベニスと呼ばれることもある。
アクセス:ミラノから電車で3時間、もしくはマルコ・ポーロ空港から水上タクシーや水上バスを利用。
霧の街!? ヴェネチア
時期によってはヴェネチア全体が濃霧に覆われてしまって数メートル先が見えないということもあるのですが、水上タクシーや水上バスを降りると目の前にはコッレール博物館が姿を表します。ヴェネチア宿泊者は早朝にこの周辺をランニングするのが最高に気持ちが良いので、お勧めします(ホテルによっては早朝ランニングプログラムがあるところもあります)。
さらに進むとサン・マルコ広場とサン・マルコ大聖堂が姿を現します。
どこを撮っても素晴らしい美しさの建築物サン・マルコ大聖堂。いたるところに羽の生えたライオンが聖書を抱えているシンボルがあるのですが、このシンボルはヴェネチアの象徴です。ぜひヴェネチアに来たら探していましょう。
ヴェネチアの迷い方
ヴェネチアで単独行動したら、まず迷います。必ず。そんな時は焦らずに迷子になってみましょう。
ヴェネチアの街の中に一歩足を踏み入れたらそこはもうダンジョン。「こんな扉誰が使うんだ?」ってものや「あそこに窓があるってことはここは2階?」と勘違いするような設計の家、人が一人通れるか通れないかぐらいの道などが次から次に現れます。
トンネルかと思ったら、上を誰かが歩く音がしたり、霧が晴れると太陽の木漏れ日とともにさっきまで見えなかった路地が現れることもあります。魔法の世界に飛び込んだみたいです。
何を手掛かりに進めばいいの?
迷ってみたいけど、何か手掛かりが欲しいですよね。上手な迷い方のコツとしては、まず地図を手に入れましょう。観光案内所などで配られている地図はイタリアの他の地域に比べてかなり詳細に説明されています(みんなが迷うからでしょうね)。それから、数多く存在する教会(それぞれ名前が違う)の位置を覚えておくと本格的な迷子にはなりにくくなります。
その他にも水の都だからこその特徴なのですが、まっすぐ歩き続けると必ずどこかの水路にぶつかります。水路はすべて主流に向かっていますので、流れを見ながら大まかな位置を把握するのもオススメです。
迷い方上級編:道標を楽しむ
ヴェネチアには至る所に標識があります。というのも小道から大通りやちょっとした広場まで全部に名前(愛称)が付いているからなんです。住んでいる人々が待ち合わせなどしやすいように自然と名付けられて行ったそうです。日本でも「桜坂」「いろは坂」などありますよね。そんな感じです。例えば、「BAJAMONTE TIEPOLO氏(人名)の小道」、
「サン・マルコとリアルト(通りの名前)」「アッフィタッカメーレ邸」
うわあ。もうどっちに行ったらいいの?不思議の国に迷い込んだみたいです。
他にも「●●広場」「●●橋」「●●小教区」「●●裁判所」など、ちょっと歩くだけ大量の道や広場などへの道標を見ることができます。CAMPO,PONTEやPERなどだけでも覚えておくとどんどんわかるようになります。細道などには「考え込むにはぴったりの通り」なんて名称もつけられています。イタリア人の情緒豊かな表現も楽しんでみてください。
迷うこと=新しいヴェネチアを発見
迷子になると人に道を尋ねてみたり、道を真剣に覚えたり、レストランの匂いを頼りに移動したり、水路や教会の位置を確認したりします。そうこうしているうちに普通の人が経験できないような、ガイドブックに載っていないような発見をすることが多々あります。ヴェネチアに行くことがあったら、ぜひ道に迷ってみましょう。
うちゃか
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