スペイン・アンダルシア地方のひまわり畑にて、合計4日間にわたる写真撮影を敢行した僕たち夫婦。調査にスケジューリング、現地についてから…と、実はとても大変な場所だったのです。
こんにちは!新婚旅行で世界一周中のタビワライフ、大地と涼です。今回は、スペインのアンダルシア地方に咲くひまわり畑に行った時の話です。
妻の涼は、この旅の中でココが一番行きたい場所だと前々から思っていました。
世界で一番行きたい場所に来れた妻と、元々はそうでもなかった僕との間にあったギャップ。
今年の夏はアンダルシア地方に咲く一面のひまわりと妻の本気に驚かされました。
スペイン・アンダルシア
スペインのアンダルシア地方に咲くひまわりは毎年6月中旬から下旬にかけて見頃になると言われています。
写真などで一度は見たことがある方も多いかもしれませんが、見渡す限りのひまわり畑が広がっています。
でも、実際に行ってみてわかったのですが、一面のひまわり畑は確かにあるのですが良い写真を撮ることは決して簡単ではありませんでした。
1、時期が読めない
妻はブログなどを読んで見頃の時期を確認していました。どうも毎年6月中旬から下旬にかけて見頃になることが多いということを知りました。
しかし今年は、6月初旬にはすでに見頃を迎えていて、中旬には枯れ始めてしまうということを知りました。
急遽、スイスからスペインに飛行機で移動しました。
ひまわりは植物なので、見頃の時期もその年の天候に左右されるのはもちろんですが、あとから知った情報ではひまわり畑のオーナーが種を蒔く時期が毎年適当ということも大きな要因だそうです。
というのも、スペインではひまわりは鑑賞目的で育てられていません。ひまわりから作るサンフラワーオイル、ひまわりの種をおつまみのようにして食べるために栽培されています。
そのため、ひまわりがキレイに咲き揃っても、その状態をキープしようと手が施されることはありません。
長くても1週間ほどでその区画の見頃は終わってしまいます。
2、交通手段がない
まず、わざわざひまわり畑を見に来るようなスペイン人はいません。そのためひまわり畑に行くためのバスや電車もありません。
タクシーの運転者さんにオススメのひまわり畑を聞いてみても「そんなのそこらじゅうにあるよ!」という感じで、観賞用と思っている人がいません。
スペイン人の方に聞いたら「確かにひまわりはキレイだと思うけど、どうしてあなたたちがわざわざ日本からこれを観に来ているのかは理解できない」とはっきりと言われました。
実際に僕たちがひまわり畑を訪れる数日前には「毎年この時期になると日本人がひまわり畑を観るためにわざわざスペインに来る!」ということがスペイン国内のニュースになっていました。
というくらいなので、ひまわり畑はこちらです!みたいな看板はありませんし、駐車場ももちろんありません。
3、とにかく暑い
そしてなにより暑いです。
ひまわりがこれだけよく育つのですから暑くないわけがありません。そして、当たり前ですが日陰は一切ありません。数分ひまわりを見ているだけでも汗が出てきます。
もし、今後アンダルシア地方のひまわり畑に行く方は水を多めに持っていくことをオススメします。喉が渇いたなと言っても、ジュースやお水が売っているお店は近くにはありません。あと、日焼け止めも忘れずに。
僕たちが行った時は35℃以上で、特に暑いお昼過ぎには40℃を超えた日もありました。
イメージしていた以上に過酷で難しいひまわり畑。
僕は数枚アンダルシアのひまわり畑に来ました!という感じの写真が撮れればいいかなと当初思っていました。
しかし、妻は違いました。
スペインのアンダルシアに咲くひまわり畑で僕は妻の本気を見ました。
1、Instagramでリアルタイムな情報をGet
アンダルシアのひまわりの見頃が毎年少しずつ違うことを知った妻はタイムラグのあるブログではなくよりリアルタイムに近いであろうInstagramでひまわりの開花状況をチェックしていました。
毎日数回、Instagramで「#アンダルシア」と調べて最近行った方の写真を見て状況を確認していました。コメントにひまわりの状況などを書いている人がいれば個別にメッセージを送り、どんな感じだったかさらに詳しく聞いていました。
2、レンタカーを手配
ひまわり畑のいいポイントで撮影するためには自由が利き、かつ荷物が運べるレンタカーが良いという情報も妻はリサーチ済みでした。
海外での車の運転はオーストラリアでワーホリをしていた時にしていましたが、オーストラリアも日本と同じ右ハンドル、左車線で日本と全く同じだったので問題ありませんでした。
しかし、スペインは左ハンドル、右車線、そしてマニュアル車が主流の国です。
僕は「本当に大丈夫?」と不安気味でしたが、妻の「大丈夫!なんとかなるでしょ!」といういつにない強気な発言に押されてレンタカーを予約することに同意してしまいました。
車を運転するのは僕ですが、なぜか妻は自信有り気です。
いざ運転してみると本当に慣れるまでの数時間は大変でした。
クラクションはたくさん鳴らされましたが、事故を起こさなかった自分を褒めてあげたいと思います。
3、ツアーにも参加
自力でひまわり畑のスポットを探すレンタカーだけでは不安だった妻はツアーにも参加すると言い出しました。
これまで旅をしてきた中でこういったツアーに参加することはほとんどありませんでした。
でも、やはりその道のプロのスゴさを感じました。ただひまわり畑を周るだけでなく、ひまわりに関するたくさんの情報も教えてもらいました。
この一面のひまわり畑に出会えたのはツアーに参加させてもらったおかげです。
お時間のあまりない方、車の運転に自信がない方はツアーに参加されることをオススメします!
4、スペイン在住の方にもメッセージ
妻はひまわり畑の写真をただ撮るだけでなく虫かごを持ったり、スイカを食べながら写真が撮りたいなどひまわり畑で撮りたい写真リストも作っていました。
ただ、僕たちは旅の途中でスイカはもしかしたらスーパーで買えるかもしれませんが、虫かごは諦めるしかないかなと思っていました。
でも妻は諦めませんでした。
ブログなどを調べて、スペイン在住の日本人の方にコンタクトを取り、スペインで虫かごを売っている場所を知らないかメールで聞いていったのです。
メールをもらった方もそんなことを聞かれたこと初めてだったと言っていましたがわざわざお店まで見に行ってスペインの虫かごが売っているお店を教えてもらいました。
あまり必要な方はいないかもしれませんが、スペインのひまわり畑で虫かごを持った写真などを撮りたい方も日本からわざわざ持っていかなくてもスペインで調達できます。
それではスペインのアンダルシア地方に咲くひまわり畑で撮影した写真をご覧ください!
誰もいない貸切状態のひまわり畑で1日3〜4時間×2日間、全てセルフタイマーで写真を撮り続けました。
たくさんケンカをしながら、汗びっしょりになりながらも妻の本気にいつも間にか自分も本気になっていることを感じました。
撮影時間も満足したからと言うよりは、これ以上、この炎天下にいたら危険だと体力の限界を感じるまで妻は粘り続けました。
アンダルシア地方に咲くひまわり畑は、今回事前リサーチ、ツアーを含めて合計4日間ひまわり畑に通った僕たちが自信を持ってオススメさせていただきます。
もしアンダルシア地方のひまわり畑のことで聞きたいことがありましたら妻が詳しくお話しさせていただきます!笑
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