宇宙人説の絶えない「パラカスの頭蓋骨」の実物を見に行ってきた

2017.07.04 07:00 
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ペルー南部パラカスで見つかった「パラカスの頭蓋骨」。未知の生物とも噂されるその正体とは…?

 

こんにちは。不思議は発見したいけどオカルト・幽霊系は超苦手な旅人のカイです。

先日、貧乏人用のガラパゴスがあると紹介したペルー南部パラカスで宇宙人の頭部が多数見つかったとの情報を入手した筆者。

オカルト好きには有名らしいその「パラカスの頭蓋骨」を実際にこの目で見に行ってきました。

 

未知の生物?未だ謎の多き「パラカスの頭蓋骨」

パラカスの頭蓋骨とは、ペルー南部パラカスにある3000年程前の墓地遺跡から出土した300を超える頭蓋骨やミイラ化した頭部の総称。1928年に「ペルー考古学の父」と呼ばれるフリオ・テーヨによって発見されました。その独特の形から発見された当初から宇宙人説や新人類説など多くの憶測が囁かれ続けています。

 

 

発見されてからすでに90年近くが経過していますが、その真相はいまだに解明されていないとのこと。

古代遺跡が多いペルーにあるというのも含めてなんともミステリアス。

パラカスの町で片隅で実物を見ることができるとのことで、ちょっぴりビビりながらも行ってみることにしました。

 

「パラカスの頭蓋骨」はかなりひっそりと展示されてた

パラカスの頭蓋骨が見られるのはバジェスタ島へのツアーボートが発着するボート乗り場。ここを訪れる観光客の大半がバジェスタ島への観光が目的。この場所で宇宙人(かもしれないもの)を見られるなんて誰も思ってもいない様子でした。
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Museo Histórico Paracas

 

ボート乗り場の端、チケット売り場の脇にひっそりと博物館がありました。博物館といよりも展示会といった雰囲気。入場料は6ソル(約200円)。
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初めて訪れた時はその存在に全く気がつかなかったほどで、「もっと大々的に宣伝してもいいのになぁ」と思ってしまいました。

 

「パラカスの頭蓋骨」はまさにエイリアン!

さっそく中に入っていきます。内部はとてもシンプルな作りでかなりこじんまりしていました。
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入ってすぐに、パラカスの頭蓋骨とご対面です。
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正面から寄ってみたらこんなんでした。パラカスの宇宙人の中には髪の毛が残っているものが多いのも特徴に一つなのだとか。
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パラカスで出土するこれらの頭蓋骨やミイラの頭部が宇宙人や新人類と噂される一番の理由はなんと言っても不自然に縦にのびたその形
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頭蓋骨もミイラもこの通り。手前のミイラなんか、映画「エイリアン」を彷彿とさせる見た目。これぞまさしく宇宙人!
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博物館を奥に進むとさらに多くの頭蓋骨が雑然と展示されています。その数の多いこと多いこと。見た目もけっこうグロテスク。
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メキシコなどの博物館で骸骨を見慣れてきたとはいえ、これだけあるとやはり少し怯みます。保存状態も抜群にいいので写真を撮る手も心なしか震えてしまいました。
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子供のミイラもありました。小さな頭蓋骨ですが、上の部分が少し不自然に大きいように感じますね。下に置いてある是骸骨の断面もリアルで不気味。人間のものではないようです。
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「パラカスの頭蓋骨」その正体とは?

このように、まるで人間のものとは思えない頭蓋骨ですが、その正体とはいったいなんなのか。

その正体は未だに正確には解明されていないのです。

そこで、現在研究が進んでいる中で、頭蓋骨の正体として有力とされているいくつかの説をご紹介しましょう。
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パラカスの頭蓋骨の説1 頭部手術説

発見当初から一番有力視されてきたのがこの頭部手術説。パラカスの博物館でも頭蓋骨の正体として(あくまで説ですが)紹介されていました。
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なんらかの意図をもって、特殊な機械で頭をはさみ頭蓋骨を伸ばしていったというもの。多くの頭蓋骨には外科手術の痕もあり外科手術に使われたと思われる器具も多数出土しているのだとか。
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一見して整合性がとれているこの頭部手術説ですが、この説によった場合、通常の頭蓋骨と比べてパラカスで見つかった頭蓋骨は極端に体積も質量も大きいということの説明がつかず、「頭蓋骨は生まれつきこの形であった可能性が高い」との意見も。

これにより、未だに仮説の一つにとどまったままのようです。

 

パラカスの頭蓋骨の説2 新人類説

次に検討されたのが新人類説。霊長類や原人の新しい種なのではと考えられたのです。
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しかし、2014年に頭蓋骨のDNA鑑定が許可され、その分析結果をみてみると、なんとこの頭蓋骨は現代を生きる人類はもちろん、古代に生きたネアンデルタール人などの人類の祖先やほかの霊長類と遺伝情報が全くことなるものだったのです。

果たしてこれら頭蓋骨はどこから来たものなのか。逆に謎が深まる結果となってしまいました。

 

パラカスの頭蓋骨の説3 宇宙人説

DNA解析の結果をうけて未知の生物だとする説が台頭してきましたが、宇宙人説に関しては全くの珍妙な仮説というわけではありません。宇宙人の可能性を肯定する痕跡をパラカスから多数見つけることができるのです。
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パラカスは、かの有名な地上絵があるナスカまでおよそ4時間の距離。ナスカの地上絵については「宇宙人が書き残した」という推測が広く信じられていますよね。

さらにパラカスにも地上絵が残されていて、これら巨大な地上絵を描いたものは紛れもなくパラカスで出土した頭蓋骨たち、つまり宇宙人たちではないかというのです。

オカルトファンにはたまらないお話ですが、やはりこちらも推測・憶測の域をでないのが現状です。

 

パラカスの頭蓋骨の説4 ヨーロッパから渡ってきた説

さらに、2014年に提供されたDNAサンプルの解析結果の2回目が2016年に公表されると1回目とはまたことなる結果が出たとのことでさらに世界を驚かすことになりました。実はこのパラカスで見つかった頭蓋骨は、実はヨーロッパや中東に起源を持つというのです。

今から3000年前に海を渡ってヨーロッパから南米に渡ったものがいた可能性があるということには驚きですが、「なぜ」「どうやって」といった具体的な部分がやはり謎に包まれているため、この説もまた一つの仮説に今はまだとどまったままです。

 

ペルー、マチュピチュを訪れる際は是非パラカスの頭蓋骨の見学へ

いくつかの説を紹介しましたが、パラカスの宇宙人の正体は未だに謎に包まれたまま。現在も研究が進んでいます。
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ペルーに遊びに行かれた際は、マチュピチュに行く前に、ちょっと寄り道をしてパラカスの頭蓋骨を見物していくのも面白いのではないでしょうか。

以上、ペルーよりカイでした。

 

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カイリカコ

カイリカコ

1989年千葉県生まれ。B型っぽいO型よりのA型。ガジェット系雑誌・Webサイトの広告マンを2年半務めたあと退職し、かねてより計画していた世界放浪をスタート。「そよかぜのように旅をする」をモットーに、世界のどこかをそよりと放浪中。▶︎Blog(そよかぜ旅日記)▶︎Instagram(@soyotabi_rkk)

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