自分は何者?なぜ人は踊る?…探求の末に選んだ世界一周の旅。
世界を踊りながら旅をしているダンサーのMADOKAです。本日から世界新聞にて私の連載がスタートすることになりました。第1回目となる今回は、今まで踊り続けて来た私自身のことも語りつつ、なぜダンスで世界一周なのかということを紹介させていただきます。
3歳から踊り続け、22歳で世界一周へ
Photo by Tanabe + Photography カナダ、バンクーバーにて
3歳から16歳までクラシックバレエを習い、17歳からヒップホップダンスを始め、踊り続けて約23年です。
少し遡って過去の話をすると、11歳の時に"みんなと同じでなければいけない教育"に疑問を持ち不登校になりました。16歳の時に学校で教わったことは「どうやって自分の力で生き抜いていくのか」ではなく、「どうやって人生を安定させるのか」でした。20歳は、人の無関心さが際立って見えてしまう東京を離れたいと思っていた時期でした。
21歳で世界に出ようと思い、お金を貯め22歳で世界一周へ。
カナダ、ビクトリアにて
世界で踊った2つの理由
「自分は誰なのか?」「人はなぜ踊るのか」を探求するために…。
自分は誰なのか?
ダンサーになる道には、チームでコンテストの賞を獲り、知名度を上げるといった「ダンスの王道」があります。また、オーディションやバトルに出場する一方で、講師やバックダンサーとして活動します。誰かによって作られた 「ダンサーになるための道」を進んできた私は、何かを知った気になって、形から入って満足していることに気づきました。なんだか薄っぺらくて自分が価値のない人間のように思えたのです。
人はなぜ踊るのか?
ストリートダンサーの多くは、ヒップホップの歴史が根強い「ロサンゼルスやニューヨーク」に憧れますが、私の場合はダンスの発祥地と呼ばれる、アフリカ・南米中心の旅でした。ダンスの技術を磨くためでも、ダンスバトルで勝つためでもなく、世界各国で踊ることで、人が踊り紡いできた歴史を根本から感じたかった。そして、約23年踊ってきた自分自身と向き合ってみたかったのです。
「人はなぜ踊るのか?」がテーマのこの動画では、それら2つの理由に関しても自らの言葉で語っています。2:40〜3:23が登場シーン
20カ国でダンス
…そして現在、訪れた国は約20ヶ国にもなりました。旅の様子を動画と写真で紹介します。
世界一周をまとめた動画
アフリカのモーリシャスの路上で出会ったダンサーたち(写真中央左は私)。
南アフリカ共和国のソウェトにて。
壮大なナミブ砂漠の中で踊った一枚。
世界遺産マチュピチュで踊った一枚。
天空の鏡と呼ばれるウユニ塩湖で踊った一枚。
ボリビアでは、街中でダンスパレードも行われていました。
カナダの路上で踊っていた時に、サラリーマンと女の子が一緒に踊ってくれた瞬間です。
今では、一緒に踊った人々の国籍は約50にもなりました。TEDxYouthにダンサー出演した際の写真。
カナダでの最近の活動
この映像は先日カナダで行われた日系スタータレントコンテストにて、「最も記憶に残るパフォーマンス日系賞」を受賞した作品。ダンスと一緒に読まれているものは、TEDトークなどで世界的に有名な詩人、シェーンコイザンが、私のダンスを見て捧げてくれました。
これから世界中で踊る私の旅の様子を連載していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。ブログや各SNSで日々のことをアップしてますので、チェックしてみてください。
ではまた次回!
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